頭のツムジが8つあった幼稚園生
幼稚園時代は、いつも、母が髪を切ってくれていましたが、まもなく小学生になるので、初めて床屋さんに連れて行ってくれました。
近くの床屋さんは、50代のおばさんが一人で経営していて、体が弱いご主人を一人で支えていると聞いていました。
髪を切る椅子に座ってまもなく、私の髪を触っていた床屋のおばさんが声を荒げました。
床屋のおばさん:「お母さん、知ってる?
この子、ツムジがたくさんあるよ!
えっと・・・ひとつ、ふたつ、みっつ・・・
あら横にも・・・四つ目、あらこれもツムジだわ、五つ目、
これも???六つ目・・・これも七つ目かな・・・
ねえ、お母さん、この子を扱うのは大変でしょ!
母:はい、大変です。とても大変で悩んでいます。
床屋のおばさん:あのね、今まで私も長年、床屋をやっているけど、過去に一人だけ三つのツムジの子がいてね。
暴れるわ、言うこと聞かないわ、暴力を振るうわと大変だったけど、大丈夫?この子。
母:はい、暴力は振るいませんが、何せ頭が良いのか、勘が良いのか、私たち大人が言うことを全て言い返すので、私たち夫婦も、周りの大人たちも対応に困っているんです。何か方法はありますか?
床屋のおばさん:そうなの、それは大変ね。じゃあ、私の経験で色々やってみるから、しばらく私に任せて見守っててね!
隣の部屋で二人で話している内容は、私に筒抜けなのを知らない二人は、内緒だと思って好き勝手に話をしていました。
私は生まれた時から意識を向けただけで、心の中も見えるし、遠くで何を話しているかも「丸聞こえ」なのです。
でも、面倒なので、誰にもそのことを言ったことはありませんでした。
床屋のおばさんが戻ってきて、こう言いました。
床屋のおばさん::ねえ、学ちゃん。あなた何か嫌なことあるの?あるならおばさんに話してみて?
この人、霊能者でも無いのに、なんでそんなことを言うのか、心の中を読んでみました。
あ!この人にも息子さんがいるんだ!
二人の息子さんは、もう家を出ているけど、弟さんが少し頭が弱くて大変だったようで、養護施設に入ったことで、やっと安心して働けたのが、つい、最近だと分かりました。
私:あのう、おばさん。僕は何も問題は無いのですが、おばさんの息子の弟さんは、今、施設で寂しそうにしていますので、なるべく顔を見せてあげて下さい。
どうやら同じ施設にいる男の子にいじめられているみたいなので、できれば他の施設に移してあげるといいと思いますよ。
床屋のおばさん:・・・そうなの?本当に?
あの施設のトップの女性が、とても丁寧で優しい対応だったから問題ないと思って預けたのにダメかい?
私:あの施設のトップの女性は、口ではうまく言いますが、実は、影で子供たちをいじめているんです。
そのいじめ方がひどくて、一人のボスの男の子とボスを支える女の子に、新しい子供が入ると、あることないことを吹き込んでイジメなさいと言うんです。
ボスも、ボスを支える女の子も、本当はいじめたくないけど、ボスを任命されると、他の問題を全て抑え込んで、親たちに言えないようにするのが、あの施設長のやり方なので、今までたくさんの子どもたちが自分で死のうとしたり、刃物を振り回して人を傷つける問題が起きていますよ。
周りの大人たちや、従業員の人に聞けば、すぐにわかることですが、あそこの従業員も「口封じ」されているので、上手に言わないと話さないと思います。
床屋のおばさん:本当に???本当のことなの?
私:はい、疑うなら、今、その施設に電話してみて下さい。
あの施設は、親が自分の子供に会いたいと言っても、すぐには会わせないでしょ。
しばらく待たせてから、さっき、ちょっと壁にぶつかって怪我をしたけど、大丈夫だと言うはずです。
それは、子供同士を喧嘩させて、他の問題が出ないようにしているので、本当にひどい施設ですから1日も早く出してあげて下さい。
床屋のおばさん:本当に、そうなの?私、人を見る目はあると思っていたけど、ダメなの?
私:いいえ、おばさんは素敵な人ですし、優しいですが、施設長の女性の方が何枚も上手なので、かないませんよ。
あの施設長のおばさんに勝てるのは・・・、今、働いている30代後半の女性で、まもなくやめようと思っている女性がいます。
その女性の子供も実は、施設にいるので自分も働いて世話をしたいと言ったのに、とても嫌がられたので、無料でボランティアでやるという条件で働いています。
だから、お金をもらう立場にないので、きっと、本音を話してくれると思いますよ。
ちなみに、その30代の奥さんは、沖縄出身なので、コロッと太っていて背が低めで、笑顔が可愛い女性ですので、すぐに分かります。
もう一人、小太りの大きな女性もいますが、その女性は施設長とグルなので、決して話はしないで下さい。嘘ばっかり、言いますので。
さあ、おばさん、今、電話して下さい!
今ね、あなたの子供が子供たちにいじめられいるんです。
大声で泣いているので、きっと、電話口にも子供の鳴き声が聞こえるはずです。
さあ、すぐに電話して!
床屋のおばさん:本当に?本当のことなの?信じられないけど、子供が心配だから電話してみるね・・・・。
電話になかなか出ないけど、忙しそうだから後にしようかね。
私:おばさん!電話を切らないで下さい!
その電話が鳴り続けている時間を測って下さい。
今ね、あなたの子供が殴られて血を出しているので、施設の従業員たちが大慌てで血を止めようとしているので、電話に出れないだけです。
でも、その血は額の左側を少し切っただけなので問題ないですが、その場所は鮮血が出やすいので、慌てています。
多分、今、車で行けば、そのバタバタ劇の真っ最中なので、すぐに行って下さい。
「電話を何度もかけたのに、出ないので心配で来た」と言ってから、息子にすぐに合わせてと言って下さい。
きっと、どこかに隠して子供に合わせないようにすると思いますが、息子さんは口を抑えられて泣くこともできない状態です。
だからおばさん、僕の髪はいつでも切れるので、すぐに車で行って、あなたの息子を連れて帰って下さい。
もし、うまく連れて帰れたら、僕のところに真っ直ぐ連れてきて下さい。
なぜ、あなたの子供がうまく世の中に対応できないか読み取りますし、どうしたらうまく世の中に対応できるかも教えますので、必ず、連れてきて下さいね。
そうじゃないと、おばさんもまた次の施設を探そうとするでしょ。
もう、息子さんは施設はこりごりなんです。
だから、僕が話すので、すぐに連れてきて下さい。
さあ、急いで息子さんを連れてきて!
床屋のおばさんは、私と母を置いて、猛スピードで隣町の養護施設に車で行きました。
あとで母に私から事情を話したので、半分だけ髪を切ったまま、二人で家に帰りました。
しばらくすると、床屋のおばさんが息子を連れて家に来たので、私は息子さんと二人で対話しました。
その息子さんは、中学2年生で、言うことを聞かないうえにすぐ手をあげると言われましたが、私は大丈夫と言って、親たちを遠ざけました。
ここからは、幼稚園生と中学2年生の対決です。
お前、幾つだ!
もうすぐ小学1年生になります。
なんで、俺と二人にしろと言ったんだ!
あなたは自分でわかっているのに、暴力を振るうので、親も、周りの人も困っているからです。
そんなこと、お前に関係ないだろ!
あります!
私はこの町に生まれた時から、いろんな問題を抱えた人たちをお願いと、生まれる前に神様から言われていますが、あなたもその問題児の一人だからです。
俺がか?俺が問題児か?
なんで、幼稚園生に問題児と呼ばれなきゃいけないのか、わからん!
俺はお前を殴るぞ!頭にきた!
良いですよ、殴っても。
でも、これだけは聞いて下さい。
いくら相手を殴っても、あなたの心が苦しいことも、親が辛いことも、親戚のおばさんたちがうるさく言うことも解決しませんよ。
問題は、あなたなのです!
自分がなぜ、思ったことがちゃんと相手に伝わらないかを自分でわかっていないので、それをわかれば、腹も立たないし、暴力も必要なくなります。
僕は、それをお兄さんに教えてあげたくて、ここにいます。
ダメですか?幼稚園児に、指導されるのは?気に入りませんか?
・・・・・・・
幼稚園児というより、お前のその態度が気に入らん!
やっぱり、殴るわ!
どうぞ、どうぞ。
私は母に毎日、ビンタされてるし、兄とも本気で喧嘩しているので、叩かれ慣れているので痛さには耐えられます。
問題は、あなたの心の痛さのほうが、僕は辛いんです。
もし、本当に僕を殴って気が済むなら、どうぞ、殴って下さい。
そして、そのあと、私の言葉を最後まで聞いて下さい。
必ず、今のあなたが苦しんでいることがなくなって、ご両親も、親戚のおばさんたちも静かになりますので、どうぞ、殴って下さい。
パチーーーーン!
大きな平手の音が鳴り響きましたが、私は平然と中学生を見つめています。
殴って心が落ち着いたのか、中学生の男の子は、僕の話をちゃんと聞いてくれました。
僕が話したことは、まず、あなたは他の人たちと違う周波数の音が聞こえるということ。(本人も自覚あり)
その周波数が鳴ると、耳が「キーーーン」と音がするので、しばらく周りの音も声も聴こえず、ボーとしてしまいます。
その「キーーーン音」は、実は、宇宙のある星からのアクセスで、宇宙にいた頃の仲間たちが、あなたをサポートしていることを話してあげました。
目的は、あなたを心配して情報を伝えているのですが、この地球に繋いで話すと「キーン音」になってしまうので、自分ではただ、耳が痛いだけなんです。
だから、今、あなたにその「キーン音」が聞こえた時のために「言語変換器」を頭に入れますので、ちょっと、頭を出して下さい。
一瞬で終わりますので・・・。
私は自分の魂のつながりのラインを使って、この中学生の男の子の昔の星へアクセスして、星の仲間たちに伝えました。
この頭の細胞の中に入れた「言語変換器」を通すので、ちょっと、反応は遅くなるけど、必ず、この子は返答するので、ゆっくり話して下さいと伝えておきました。
中学生の男の子には、「今、言語変換器を入れたので、もう大丈夫ですよ。あなたの昔の星の人たちにも伝えておいたので、これからゆっくり、日本語で話してくれるはずです。
ただ、通信する時は、こちらの状況がわからないので、あなたが忙しい時は、あとで連絡すると心の中で思って下さい。
それだけで、向こうは通信を待ってくれます。
そして、約束がひとつだけあります。
このことは、一生、誰にも言ってはいけません。
このことを多くの人が使えるようになると、この「地球が存在している意味」に気づいて自殺する人が増えるので、言っては行けない約束なんです。
お前は、その意味を知っているのか?
それでも死のうとしないのか?
はい、きっと、僕は自分で死ぬことはできないと思います。
ちょっと前に、お寺の太い木に縄を巻きつけて、全体重をかけて首吊り自殺をしようとしたのに、全く苦しくないし、息もできたので死ぬことは諦めました。
今までにも、いろんな方法を何度か試したけど、何をしても、体を硬直させられるので、きっと、神様たちが自分で死ぬことはできないようにされていると思います。
肉体は、まだ、僕は幼稚園生ですが、心と知識は100歳の大人以上に多くの経験と知識を持ったまま生まれていますので、「子供」をやるのは大変なんです。
だから、お兄さん、これから私は嘘泣きをしますので、あなたはもう一発、僕をひっぱ叩いて、ここから出ていってお母さんと一緒に家に帰って下さい。
きっと、お母さんはこの街を出ると思いますので、一緒に付いて行って下さい。
もう二度と、私と会うこともないと思いますが、あなたの昔の星の人たちがあなたを一生、守るので安心して下さい。
それと最後に、もう、二度と誰も殴らないで下さいね。
僕をひっぱたいたら、それを最後に一生、誰にも手をあげないと約束して下さい。
それが、僕とお兄さんの約束です。
中学生のお兄さんは、大きな涙粒をボロボロ流しながら、僕を軽くひっぱたたき、隣の部屋のお母さんと家を出て行きました。
母が様子を聞きたがっていましたが、大丈夫!目的は達成したよ!と伝えて、私の残り半分の頭を切って下さいとお願いしました。
キョトンとした母から、あとで、床屋のおばさん家族が来月、街を離れることを聞いたので、とてもうれしかったです。
新しい街で、新しい生き方をするほうが、新しい自分を受け止めてくれる人に出会うので、私はそのアドバイスをしただけでした。
幼稚園児 対 中学2年生の対決でした。
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