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母の教え:「知っています」と「わかっています」の違い

今日は、「知っています」と「わかっています」の違いから大切なことを学んで下さい。 親子喧嘩でも、上司との喧嘩でも、異性との喧嘩でもよくあるのが、このやりとりですので、言葉の本質を正しく理解することを指導することで問題は解決できます。

まず、「知っているよ」と言い返す人には、「じゃあ、できるのか?」と聞いて下さい。 「知識」として知っているだけでは、人間関係を円滑にすることはできないからです。 学校で習った、ネットで知った、本に書いてあったことを主張する人間は、最も愚かな人間だと教えてあげて下さい。 そして、知識には、段階があることを教えましょう。

  1、無知な人間は、「ただ知っている」だけで、人生は何とかなると勘違いして生きています。 自分だけの思いの世界なら良いですが、誰かと接点を持ち、お互いの違いを認め合うことで人は成長しますので「知っているだけではダメ」なのです。  

2、「知っていて、自分でできる」 料理、洗濯、お掃除、人に頼まれたお仕事を「自分なり」にやって許されるのは、家族の中だけです。 他人から頼まれた仕事を自分なりではなく、相手に喜んでもらえるような結果を出せない人間には、次の段階まで教えなければいけません。

  3、「知っていて、自分でできて、他人に教えられる」 他人との関係性で最も大事なことは「信頼」ですので、「自分なり」にしかできない人は、必ず、ある程度のところで、つまづきます。 自分ができない癖に「知ってるよ!」と口にする人がいたら、私も恥をかいて覚えてきたから教えてあげるので、聞いておきなさいと言って教えて下さい。  

社会人になる前に、母が私に教えてくれた言葉を教えますので、参考にして下さい。

いいかい、世の中に出た人間は、他人様に喜ばれて、やっと、お金を頂けるものなんだ。 だから、「自分なり」では、社会は許してくれないんだよ。 お前は、いつも自分の思いばかり口にするけど、それじゃあ、誰もお前の言うことを信用してもらえなくなるよ。

いいかい、これからは、自分が知ってることじゃあなくて、自分で実際にやってみて、たくさん失敗して、うまくいった経験を他人に話してあげなさい。   そうすると、他人も同じように失敗するけど、お前の体験談を聞いた人は、必ず、うまくいくコツを掴むから、あとで、感謝される人間になれるんだよ。

口先だけ上手いことを言う人はたくさんいるけど、本当に優れた人は、自分の体験談しか口にしないもんなんだ。 若いうちは色々、興味をそそられることが多いと思うけど、お金も時間も若さも限りがああるでしょ。 だから、ちゃんと自分の人生をどう生きるかを計画して生きなさい。 自分が体験したことを他人に教えてあげられるような人間になりなさい。 

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