母の教え:あんたの家は包丁1本しかないのかい?
今日の教えは、女性たちは必ず、知っておかなければいけない「常識」ですので、もし、知らなければ今日、覚えて下さい。
昔は、葬式や結婚式を自宅で行ったので、近所のお母さんたちが会場となる家の台所に食べ物を持ち寄ってお客様の料理をみんなで作りました。
そんな中にお手伝いで居た母は、最年長のお年寄りが若い嫁に怒って言った言葉を私に教えてくれました。
「あんたの家は包丁1本しかないのかい?」
この言葉の意味は、どの材料をどの包丁で切るかもわからずに料理をしている若い嫁に料理の基本を教えた言葉ですが、材料によって包丁を変えることさえ知らない人は恥ずかしい人なのです。
私の母も実は、ちゃんと知らなかったそうですが、親から「聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥」と教わっているので、すぐに優しい先輩に教わったことを私にも教えてくれました。
(包丁の基本)
1、どんな家にもある「三徳包丁」は肉・魚・野菜を切る三つの包丁の利点を集めて作った包丁ですが、なぜ、野菜専門の「菜切包丁」があるのかというと、包丁を握った時の重心が前にあるので、柔らかい野菜を切る時に、力で切るのではなく、刃物の切れ味で楽に切れるうえに、切り口の鋭さは、味に大きな変化を表すからです。
さらに、「菜切包丁」は「押し切り」ですので、歯を当てた部分から前に押し出すように切ると、断面を潰さず綺麗な切り口になり、味に大きな変化がでます。
皮が柔らかいトマトやナスを切る時に「三徳包丁」の切れ味と味の違いを比べて下さい。
※「押し斬り」と「引き切り」の違いは、お母さんに聞いて下さい。
全ての包丁に共通することは、「よく切れる刃物ほど、よくナマル」という諺があるほど、歯をきちんと研ぐことが重要です。
※ナマルとは、切れなくなる意味
「ステンレス包丁専用包丁研ぎ器」をオススメします。
人間も同じで、よく仕事ができる人ほど、怠け者になる時が多いと覚えて下さい。
あなたの娘さんは、包丁の違いをわかって使える賢い女性ですか?
これは、母親の責任ですので、すぐに教えてあげて下さいね。