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【伊良部島】 黒浜御嶽・長浜御嶽・佐和田御嶽

今日一日で体験した大きな役目の連続で、身体が結構ヘロヘロになってきている私は、次に案内された「長浜ウタキ」に車が着いたときに、車から降りずに、正面から鳥居を見て、全体の気が安定していることと、人の手で大切にしている気が感じられたことを理由に、車をおりる元気がないこと隠して、そっと車の中から手をあわせてその場を離れました。

次に案内されたウタキは、海岸線端にある「黒浜ウタキ」です。

ここは、祈りを奉げると、3ヶ月以内に、子供が必ず授かるという大切な「子宝のウタキ」です。

車を降りて海岸線を歩き、ウタキの正面に近づくと、鳥居のすぐ前がコンクリートで固められているので、ちょっと不思議な形をした場所だと感じました。

ユタが、ウタキの説明を終えると祈りを奉げにいったので、私もそっと、祈りを奉げに鳥居の前に進みました。

すると、心の中に言葉が聞こえてきます。「何もできない。何もしてあげられないよ。」と、何度も繰り返し聞こえてくるのです。

その声が少し悲しげだったことと、その理由を考えていると、ユタが、「この場所に立ってみてください」といいます。

理由も分からずその場所に立って、まわりを見渡しても、自分に言われた理由がはっきりしてきません。

すると、右上に見えるコンクリートの防波堤が気になるので、そこまで歩いていって、まわりを見てみると、この岬の数百メートル先に見えるところに、同じようなこんもりしたウタキのような森が見えます。

ユタの女性に、「あの見える森は、なんですか?」と訪ねると、実は、このウタキと夫婦のウタキで、今は、この2つの間の防波堤工事のために、夫婦のつながりが切れてしまっていると言うのです。

それは、本当に悲しいことだと思います。

ウタキのほとんどは、日本の神道の神社のように、人間を祭っているところがたくさんあります。でも、その祭った神様のことを大切にしているといいながら、やってはいけないことをしているのも、人間です。

神の災いとよく言われますが、この防波堤を担当している業者の社長は、体調を崩しているそうです。神を大切にすればするほど、人間と同じように、相手も、思いを出してくれます。

でも、その扱いを急に変えたりすると、それは、人間でも、神でも、怒るのは、当然です。

このウタキのお母さん神様が、「何もできない、何もしてあがられないよ。」というのも、よくわかります。

それでも人間は、子供が欲しいときには、お願いしにくるそうですが、お礼参りを欠かす人もたたくさんいるということを聞いて、とても残念に思えます。

私は、神社にいくときも、どこかに、手を合わせるときにも、基本的には、「お願い」はしません。

それは、勝手な人間の都合だからです。でもお願いしたいときも、みなさんは、あるでしょうから、そのための祈り方のコツをそっと教えておきますね。

× ・・・「私に、○○をさせて下さい。お願いします。」・・・お願いはダメです。
○ ・・・「私は、○○をします。お力をお貸し下さいますことを、心から感謝いたします。ありがとうございます。」

これでOKです。大切なのは、自分がするということで、他力ではなく、自力ですることに加えて、いつも天が守護してくださることに、感謝することです。

もしそれでも、結果が、思うようなものでないのなら、まだ自分に、それが達成させてもらえるだけの準備ができていなかったというだけのことで、失敗という経験から学ことを教えてくださっているだけのことです。

天は神、神は、人。では、人は、何者か?その答えが、分かっている方は、絶対に、お願いは、しないはずです。最後に、連れていってくれたウタキは、「佐和田のウタキ」です。

そのウタキの前に立つと、見るからに全体が美しく、輝かしい壮言な空気が流れています。

強く、やさしい「気」が、奥のほうから溢れてきますと、二人に話すと、ホテルオーナーが、めずらしく口を開きました。

「このウタキだけは、どの女性も、お供え物を、きちっと門の前に並べておいて、祈っていかれますよね。他のところでは、頭に載せたままで、祈ったりしているのにね~。」と教えてくれました。

女性たちが、エリを正して向かい合う神様とは、どんな神様なのだろうと思っていると、ユタがまず挨拶の祈りをささげました。

次に私も、今日一日で体験させていただいた全てのことの感謝を告げると、しばらくして、なんともいえない暖かい女性のような言葉遣いで、大切な言葉をいただきました。

「ありがとうございます。みんな、見ていましたよ。これから、あなたがなさることのすべてに、私たちは力をお貸ししますので、どうぞ、安心していてくださいね。」と。

ここの神様の言葉には、涙が溢れるくらいに、心が癒されました。自分が今日体験したことは、辛い霊を上げることや、命をかけて龍門開くこと、また、あちこちにいた霊をあげることに全力を出しきった疲れさえも、この言葉のおかげで、でスーと抜けて、気持ちが楽になっていきました。

ユタに、こう言われたというと、「ここの神様は、女性なんです。そして、あなたがそこに座ったとたんに出てきて、あなたに、その優しいことばを話していましたよ。本当に、とても美しい女性の神様でしたよ。」と。

このときばかりは、僕もそのきれいな女性をちょっとばかり、見て見たいと思ってしましました。(笑)
さあ、それでは、元気をもらったので、私の最後の仕事、「世の中に光を放つための大切な場所」にいくことにしましょう。

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