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【沖縄】神人(カミンチュウ)の本当の役目

昨日は、「神人への道」についてご説明いたしましたが、今日は、皆さんに質問です!神人が、何のために存在しているか、本当の役目をご存知でしょうか?

霊を降ろしたり上げたりするため?土地を守るため?神祈りの行事のため?ウタキを守るため?
沖縄のそれぞれの島出身の方でも、何となくわかっているようで、本当の意味を理解していない方が多いので、ここできちんと覚えてくださいね。

まず神人は、三年間の修行が終わった知らせとして、必ず、”身体のどこかの骨が折れます”
これはとても痛い経験ですが、このおかげで霊力が宿り、さらに、自分が担当する神様が決まります。(私の場合は、左足の親指の骨が折れました)

そして神人の生まれ持った役目として、大きく分けて、担当する神様の種類も、二種類あります。ひとつめは、ほとんどの神人が担当している神として、まず、土地の神さまです。そして、その土地に生まれたすべての家族と、そのご先祖様の魂を担当しています。

※誰かが亡くなった場合、49日に親族全員が神人の所へ集まって、亡くなった方からの最後のメッセージを聞くのも、今では減ってきたと現地の人から伺っています。

さらに、自然神のなかでも、火の神さまは、全員が担当になっています。
※沖縄以南の島々では、女性しか神人になれません。その理由はいくつかありますが、女性本来の役目が”命を生み出し守る役目”だからだと私は、考えています。その命を守るために、”火”はとても大切なので、女性が守っているのです。

”火の神さま”は、どの家庭でも女性が担当して、一番、大切にしている神さまです。だから、この火の神さまの扱い方を指導するのも神人の役目と言えます。もうひとつ、数は少ないですが、さらに大きな神さまを担いでいる神人がいます。

それは、今まで説明した能力のほかに、大いなる神のどれかを担当していますが、そういう神人は、その土地の代表ともいえるくらいの強い霊力を持たされています。私が出逢った伊良部島の神人は、”龍神さま”を担いでいました。

彼女が担いでいる”龍神様”は、”天地創造の神”と呼ばれるとうり、天から地までのなかで、三次元に直接影響を及ぼす力を持っています。※つまり、水の神や風の神を動かす力があるので、地震や雨風を引き起こす力を持っています。

また、宮古島で出会ったもう一人の神人は、さらに大きな宇宙につながる神さまからサポートを受けていて、私が彼女に伝えなければいけない伝言は、”宮古諸島全体を担当するように!”と言われたことでした。※その責任はとても重く、彼女も、即答できないくらいに大きな責任と役目が生じます。

神人は、肉体は人間でありながら、神の意図を伝える役目と、人間の願いを神へ伝える役目をしています。
つまり、目に見える世界と目に見えない世界との橋渡し役をしているのです。しかし、現在では、西洋文化の影響か、この神さまや、目に見えないことをないがしろにする安易な方たちが増えたおかげで、神さまたちが守る霊力が衰えているのも事実です。

生まれた土地の神さまを支えているのが神人たちだとすると、その神人や先祖が大切にしてきたウタキや、大切な場所を守るのは、地元の住民の役目です。しかし、近年は自分の自己都合ばかりを神さまにお願いするわりに、この先祖が大切にしてきたことをないがしろにしている人も増えてきているようです。

ウタキを守る「司(つかさ)」おばー」がいないウタキは、誰がその役目をすれば」いいのでしょう?

今、ものずごく多くのウタキが閉ざされていたり、守れていないのも事実なのです。昔々の神人は、人が亡くなったときの、お坊さんの役目もしていました。つまり、”御霊上げ”をしていたのです。でもこれは、神人の霊力にもよりますので、全員ができるわけではありません。

地元の方の先祖の霊を降ろすことや、地元の亡くなった方の御霊を上げることまではできても、誰も知らない人の御霊を上げることなどは、まず手をつけたがりません。それは、この霊の世界の怖さをよく知っているからです。だから神人も、自分の担当以外のウタキには、勝手に入ろうとはしません。

霊は、人間に近い存在ですが、神さまは、全く違う高い次元の力を持った存在です。宇宙も、地球も、この日本も、そして、今あなたが住んでいる土地も、誰かが守ってくれているから、災いを少しでも減らしてくれているのです。

私が今回、この神人の霊力のお話をした理由は、神人の力が弱まると、神さまの守る力も弱まるということを知っておいてほしいからです。

神さまは、人間の都合だけで、この地球を守っているわけではありません。地球に存在するすべての存在は、宇宙から与えられた自然界のひとつとして調和していますので、自分勝手な人間都合だけではなく、自分たちのご先祖に感謝するように、大切なものを守り続けていかないと、エネルギーバランスが壊れてとんでもない事態が起きてからでは遅いのです。

沖縄諸島で一番最初に神さまが降りた場所と言われる久米島では、この強い霊力の神人が数名で、大切なエネルギーを守り続けています。

このバランスが壊れると、あらゆることが、災いとして起きてしまうからです。霊力の強さは、守る力と、壊す力を兼ね備えているのです。

だから大きな意味でいえば神人は、地球を宇宙の一部の存在として、自分たちのいる場所を守っている役目の人たちなのです。

どうぞ、そのことを心のどこかで理解して、あなたのご先祖や生まれた場所、そして、そこを守る神人たちとの付き合い方を、後世の人たちに伝えていってあげてください。

そして、最後になりますが、神人も人間ですから、完全な人はいません。神人であっても、精進を怠ると、簡単に身を滅ぼすことがあります。

だから、それを知っている神人は、皆さんがときおり手を合わすより、もっともっと多くの時間を祈りに費やしているのです。

その祈りは、自分のための祈りではありません。皆さんが平和で、安心して生活ができるようにと、日々、祈ってくれているのです。

そのことを知っておいてください。私の役目も、神人と同じです。だから、この地球を守るために生まれてきた一人として、皆さんに大切なことをお伝えしているのです。

どうぞ、みなさんの力や思いを合わせて、私たちの大切な地球を守り続けていただきたいと思います。

人間として、大切なことを思い出せる場所が、ここ宮古島や伊良部島には、残されています。どうぞ、あなたの魂のメッセージを感じに来てみてください。ありがとうございます。

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