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2007年へ向けて

今日から2007年のエネルギーが流れています。皆さんの魂の目覚めへ向けて、もう一度、大切なことをお伝えしたいと思います。

地球創生という大きな活動は、私個人だけに与えられた特別な役目ではなく、皆さんの魂の記憶のなかに眠る”今世 生まれた意味”の奥底に眠る魂の本質からのメッセージなのです。地球を新しく創造するということは、「人間一人一人(自分自身)が変わる」ということです。

このメッセージは、日本全国でも、世界のスピリチュアルな世界においても、たくさんの方たちが天や宇宙のメッセージとして受けとり、20世紀からも活動されています。

 

ではなぜ皆さんが望む魂の本質からの想いが、この地球上で何度、挑戦しても実現しなかったのかというと、それは、私も含めて、男女の性を持つ人間という完全ではない心と肉体を持って生まれてきたことの”罪意識”が理由です。

今世、この世に生まれて経験してきた辛い経験や苦しい経験は、自虐的感情や劣等感や被害者意識を生み出し、その結果、自己犠牲に陥るか、反対に、誰かを否定する行動として現れます。

今世の自分が誰かと経験した感情と記憶は、過去世で出会った人(魂)の記憶と重なり合い、今世でもまた、関わるすべて人(魂)同士のカルマ(苦しみ)が、お互いに同調しあっているからです。

ときには、それが強い感情となって現れて、大切なものを守りたいという想いから、結果的に、誰かを非難したり、社会批判や個人攻撃をすることで自分を守る、「戦う」という方法を使うことで、自分自身から”争い”を起こし続けてきたことが原因です。

これを繰り返さずに、真実の愛(許し)に生きることを学び実践するために、私達は、この地球にまた、生まれてきたはずです。

人間が生まれて死に、また、生まれ変わるという輪廻転生の最大の理由と目的は、自分自身を許す・他人を許すことであり、それがまだできない魂の持ち主たちが多いことが原因で、今でも社会のなかで戦いを起し続けていますし、今まであった素晴しい文明さえも、崩壊の道へ導いてきた理由なのです。

全ての魂の根源が、”ひとつ”であるように、人間の男女の魂でさえも、もともとは、”ひとつ”から発生(分離)したものでした。この分離感は、”不安”を引き起します。

その”不安”を互いに埋めあう為に、男女という役割の二分の役割や、親からの分離(自立)、会社からの分離(自立)があるのです。全ての愛は、”分離して愛を学ぶ”ようになっているのです。

なぜ、この男女・オスメスという分離をする必要があったかというと、宇宙の根源は、もともと愛そのものであるからこそ、それ以上にも、それ以下にもならないからです。

分離の意味を会社にたとえると、ある人が、一人の意思で起業した事業は、自分がそれを辞めない限り、完全に自分自身(ひとつ・完全)の証し(存在そのもの)です。
でも一人でいくら頑張っても、時間と、できることに限りがあるために、人を雇ったり、別会社を起したりして、自分のできることを広げていきます。まだ自立できない人を雇い入れることで、新しい和を生み出し、学びあい、そして、最後には、それぞれの自立の道へ進むためなのです。

このことを学んだ人たちは、相互幇助(そうごほうじょ)・相互扶助(そうごふじょ)の精神を持って、生きて存在させてもらっている大きなものへの大儀を守ろうとします。この別会社や誰かを雇い入れて、助けてもらうことが、自分一人ではできないという”個人の分離(わかち愛)”の始まりです。

男女の性の存在も同じで、そのお互いの役目を知り、互いの性の存在理由以上に、もともと”ひとつ”であったことを想いだし、お互いの愛と調和を大きくするために、誰かを愛し続けて、そしてその行動の全てを許し続けることが必要なのです。

輪廻転生の記憶に、男と女の記憶があるのも、その両面を学ぶために、何度も生まれて互いの感情を体験してきたはずです。しかし、今でも世の中の争いごとの裏側で、多くの女性たちの悲しみの想念が渦まいています。

いつの時代も女性は、男性の苦しみを受け入れる受け口として、影の役目をし続けてきたことが、ひとつの原因です。だからと言って、男性を一方的に攻めないで下さい。男性は、そのことを知っているからこそ、大義名分のために命を差し出せるのです。

もし男性が女性のように、悲しみの感情で戦いに挑めば、お互いの人間同士の苦しみの原因をなすり付け合う戦いになりますから、カルマ戦争そのものになり、この世に、愛の地球が訪れることはありません。

”自由のために戦う”ことや、”女性を守るために戦う”という西洋のブラックな魔法に掛かってから、人間は、もともと大切にしてきた大義名分(存在の意味と役割)を、自分で持たなくても生きられるのだと勘違いさせられてしまいました。

その結果は、宇宙の存在意味や役割も、神の存在理由も役割も、男女が存在している理由も役割も、人間として生きることの存在理由や役割さえも、親が子へ伝えられなくなってしまいました。
今まで地球上で人間がしてきたことやあなたの家族が経験してきた苦しいことが、すべて、誰かの犠牲の上に成り立ていると考える人には、真実の愛は、ありません。犠牲という言葉を生み出したのも、人間だからです。

この大宇宙でも、この地球上でも、今、この瞬間に、誰かの命が消滅して、どこかで、新しい命が命が生まれています。

女性が、子宮を持ち、命を生み出し、子供や地球や自然界を育む役目と目的を持っているからこそ、自分が大切にしてきた命を守ることに必死になります。
ほとんどの母親は、子供の命に関して、いつでも、命を差し出す準備が自然にできているはずです。妊娠期間は、その新しい守るべき命との付き合いを学ぶための期間なのです。でも昔から、この女性の大切なものを守るという強い意識が、反対に苦しみに動くときがあります。

自分の子供の命を失った悲しみや、自分の子供を死なせてしまった悲しみを持つ女性は、この命の責任を自分で取れないことを苦しみ、いつの時代でも”負の想念意識”としてうごめいています。
この女性達の苦しみや悲しみの部分を、あるダークな男性たちの意図にのせられて、すべての原因が、一方的に男性にあると思わせることで、大きな社会運動や政治批判、また個人攻撃による目的破壊を影であやつっている存在が、昔からいます。

いつの時代にも、この女性の悲しみの負の力を利用して、戦争や政治を影で動かしている人たちがいることを知っておいてください。賢い人間は、一方的に誰かを責めることはしません。ものごとには、何ごとにおいても、そうほう言い分がありますし、全ての行為は、関わる相互責任で行われていることを知っているからです。

ましてや、直接、自分自身のことではない人のことを、人助けのように、旗をふる人たちの行動には、気をつけなくてはいけません。そこに関わる責任も、あなたにはあるからです。体制批判も、社会批判も、個人批判も、勝利のあとには、必ず、負けがやってきます。

男性を批判すると、女性の存在意味を非難することにもなりますので、結果、女性の存在意味も否定せざるを得なくなります。
女性の存在理由と、人間としての存在理由を、履き違えて混同してしまうと、何のために男女が存在していて、何のために分離したのかを学ぶことはできません。

人の意識を動かす闇の権力者たちは、いつも自分達の意図を動かす為に、誰かを犠牲者にして、争いの火種を燃やし続けてきたのです。でもこの闇こそが、自分自身のなかにあるものだと、気付いてください。親でさえ、子供がしたことの責任を負える時間は、20才までです。
そのあとは、一人の人間として、責任を負わせなければ、永遠に誰かに助けてもらう生き方をしますし、永遠に、誰かのせいにするという犠牲者を生み出してしまいます。

私個人も人間としても、男としても不十分な点があることを知っていますので、常々、現実に問題が起きたり、物事がうまくいかないときに、今の自分が自己反省するべき点を素直に学び、心を改めることを繰り返し続けています。

私は生まれてすぐから、霊的現象が続いていましたのでほとんどが苦しみの日々でしたが、14歳のとき、ふと、人間の真理を、星を見ていて悟ることができました。それは、「人間が生きる目的は、死である」という学びでした。
この死は、生きることの裏返しです。生きることを知るために死があり、死ぬ為に生きることがあるのだと知ったのです。そしてその目的が、自らの経験したカルマの解消であることもわかりました。でも、苦しい自分の過去世をまた、この世で体験して実践するのが、嫌で、死を選択しました。でも、その行為さえ、神さまに、止められました。

”生きて、すべてのカルマを経験して、苦しみの地獄の底から上がってこい!”と言われた気がしました。だからまだ人間の部分の私は、苦しんでいます。でも、その苦しみを心の闇に隠すことを許さないように、学ぶべき、許すべきテーマを与えてくださいます。

いつも、私は、自分に問います。
私は人間として生きてきた経験のなかで、どれくらいの人を傷つけてきたのだろう?
そして、自分自身も、どれくらい傷つけてきたのだろうかと・・・?
苦しい経験をした人は、その分、相手を受け入れてあげる器があります。でもその苦しみの器が小さくて、あふれ出たときには、今度は、誰かにその部分をぶつけて戦いたくなってしまいます。

私は、自分が経験した苦しみの器を大きくすることが”愛”だと思っています。
でもまだ十分な人間ではないからこそ、毎日、自分の反省を繰り返しながら今日も生かされています。
こんな不十分な私が、朝、目が覚めて、まだ生かされていることに気付くと、神はまだ私に生きて、するべきことをしろと言われているのを感じます。

20世紀を人間として生き抜いてきた人たちは、自分一人でどうにもならない権力やルール、また強い力に弾圧されたり、押しつぶされそうになって、自分が苦しみもがいた結果、その場から逃げたり、反対に、誰かを攻撃して傷つける事は、間違いだと気付いたはずです。

21世紀になった現在、この地球上での戦争や、人が人を責める戦いが無くならない理由は、自分の守りたいものを傷つけられたという”被害者意識”と、もう一方で、人を苦しめたことのある自分の心のなかの”加害者意識”の両面から、過去世のカルマを繰り返し続けているからです。

もうこの地球上に”争いや勝ち負け”がなくなり、愛が溢れるためにも、苦しいあなたの心の中での戦いをやめてください。私もまだ、自分を許さなければいけない悲しみが残っています。今日、一緒に、自分を許しましょう。

 

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