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絶対と相対

この三次元社会は、すべてが相対から学ぶ世界ですが、もともとは”ひとつ”と呼ばれる絶対の世界に全てのものがあったことを皆さんの魂も記憶しています。

絶対の世界とは、”すべてが一緒=同じ”という意味と、”自分だけ”という二つの意味を持っています。人間は、この自分だけの絶対の世界が強くなると、”自我”が生まれます。
”自我”が強くなると、”いこじ”になり、その不のエネルギーを自虐的に自分に向けるか、誰かを対象にして攻撃的になるかのどちらかになります。
この自我の世界は、どれだけ正しい事を言ったとしても、すべてが相対の社会ですから、必ず、他の誰かがあなたの自我に対する反対の意見をもっています。

こういう時の大切な学びは、すべての存在が、互いに自我を持ちながら、相対の相手(自分が受け入れたくない人)から学ぶように、この世は創られているということを受け入れることです。
だから、あなたがいくら正しいことを言っても現実がそうならないのは、あなたが自分からの一面しか見て判断していないことで、相手のことを本当に理解してあげていないから起きる争いなのです。
嫌いな相手のことをすべて認めてあげられるように自分が成長すると、この世の中は一気に変わりますし、それが人間として存在する最高の目的でもあるのです。

あなた自身が無意識に自分が正しいと思って発している攻撃的な言葉や感情エネルギーが、この地球上のすべての子供達を崩壊の道へ導いていることを自覚してください。

まだ幼い子供たちには、大人がなぜ争いをしているのか意味は理解できませんが、正しいことを一生懸命に訴えている親の心の中の乱れは、誰よりも強く感じています。

「今、ママは、苦しんでいるみたい・・。なぜだろう?誰か悪い人がいるのかなあ?その人は悪人なの・・? えー、その人がパパなの?なぜ、ママは、パパを責めるの?愛しているんじゃないの???」

「ママが、また、誰かのことを悪口言ってる・・・。ママ、悲しいんだね・・・。でも、どうして、その人を責めるの?その人だって、ママと同じ大人なんでしょ。どうして分かり合えないの?ママが、いつも言ってるのに・・・。ちゃんとお話すれば、わかるからねって・・・。」

あなたの心のなかの葛藤は、どんなにすばらしい言葉を発しても、子供たちにはすぐに伝わってしまいます。お子さんを持っている親はいつも、自分の子供に、そうやって心の教育をしています。
子供を産んでいない人も、実は、たくさんの子供達からいつも心の中を見られています。子供たちは、生まれたときから、霊視・透視といわれる宇宙のつながりの力を備えて生まれていますので、どんな人も見た瞬間に感じ取ることができます。

周りの大人の心が苦しんでいると、子供たちは、どんどん自分の心が苦しくなってきます。自分でコントロールできないその大人の心のなかから伝わってくる感情や苦しみは、ほとんどの場合、自分の心を閉ざすか、大人たちと同じように、自分を守り、人間として生きる損得だけを考え始めます。
その責任は、子供が思春期になったときに”成長のお返し”として、子供たちの感情を受け入れる大きな学びをさせられます。(反抗期)今、この時期を受け入れられなくて逃げ出す親たちが多いのがとても残念なことです。
こういう社会になった原因を、一個人の”親の幼さ”では許されないように、最近の事件の悲惨さは、子供達の魂の集合意識のメッセージと感じます。

もうひとつ、相対の世界の最高の学びは、男女という性の世界から学ぶことです。これは命の誕生から始まり、男女の本来の役目や意味を学び、肉体を与えられたことをどう喜びにするかをお互いに学ばなければいけないと感じます。

自然界に終わりがないように、男女の世界も、命の循環があるとおり、終わりはありません。たとえ、人間の命の循環が終わっても、他の生命の循環は続いています。
だから今、人間が持つ神性(神の役目)を男女という肉体の意味を深く理解し、おのおのの務めを果たすことから創造主の意図を理解して欲しいと思います。

「陰陽合一」という地球に与えられたテーマは、「男女和合」といい換えてもいいほど、すべての物事の問題の見方・考え方が性について含まれています。だから、あなたも「相対(受け入れたくないこと)から学ぶ」ことを始めてください。

地球を愛することや平和を愛するという本当の行為は、あなたが受け入れたくない人を受け入れることから始まるのです。

 

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