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見える世界の虚像

私たち人間がこの地球の重要な時期に肉体を持ち、この星に生まれた本当の意味に気づきたいのであれば、まず、あなたが”現実世界”だと思っている「目に見える世界の虚像」に気づき、大切なことを勘違いしている”思い癖”に気づく事から始めなければならないでしょう。

あなたの目に見えている”現実世界”が、今、うまくいっていると仮定して、今後も確実に安心だと思っているあなたの心の中にさえ、決して他人が消すことはできない「不安」が常に存在しています。

 

経済社会においては、その「不安」を消すことが大きなビジネスになりますので、常に、たくさんの情報や物が世の中に産み出されています。そのたくさんの情報の波に流されて、真実や大切なことが見えなくなっているのも、自分(の神性)を信じるという魂の本質との対話ができていない方が多いからなのでしょう。

私は現実世界で起きる全ての物事を認めて感謝していますが、今回は、あえて、その視点を変えてお伝えします。

1、紙幣・株・証券・保険などの紙に書いてある内容を信じて動いている世界の経済自体を不思議だと感じたことはありませんか?

 

誰が最初、それを信じたのでしょうか?最近では、インターネットの普及で、パソコンの中に書かれている内容が、すべて事実だと思いこんでいる人がほとんどでしょう。でもその精査や事実可否についての判断の責任は、実は、皆さん自身に問われているのです。

2、肉体はいずれ消滅するものだと知りながら、永遠なる命や健康を求める目的は何なのでしょう?人間は何のために生きているのでしょうか?

3、人生の成功や喜びを、あなた自身は、何を基準にしていますか?それは50年前と50年後、変わらないものでしょうか?もしそれが変わってもいいものであるならば、変わらないでほしいものは何ですか?

4、人生で意味のある事と意味のないこと、それは誰の価値観で判断するものなのでしょうか?お金が儲かるかどうかが一番大切なことですか?

人に喜ばれているかどうかでしょうか?自分自身が幸せと感じているかどうかでしょうか?あなたはその答えを持っていますか?

5、自分の幸せと他人の幸せの価値観は違うと知りながら、自分の幸せの価値観を人に押し付けることを知らない間にしていたとしたら、その相手はどうやって自分の幸せの価値観を見つけたらいいのでしょうか?

それが親子や学校や社会の中で、もし、今行われているとしたら、それをどうすれば変えることができると思いますか?

人間は一人では不安だからこそ、その確証を求めてたくさんの情報や仲間を集めたがります。周りの人がいいと言ってくれれば、それを信じ、自分の思いは正しいものだと思いこむ動物の癖を利用したビジネスも、今はたくさん出ていますが、人間にもあるその動物的な気質も、あらゆる文化を受け入れてたくさんの経験を積んできたからこそ、高い知恵と高い精神性を産み出します。

その高い精神性とは、種族が生き残る本能の知恵を要(かなめ)としながら、互いの本能が共有しあう道をいつも知恵者が探っていました。その対話こそが、自らの神との対話の始まりです。

日本人に「保険」というものが入ってたとき、今ほどなじめませんでした。しかし現在、保険にこれだけ大きくお金を出している理由は、皆さんが「不安」だからです。

昔、保険が無い時代は、お互いを信用することで、その部分を補っていました。

用・信頼が希薄になると、そこがビジネスになるのです。物々交換以外のあるゆるすべての商売には、その信用を第一に掲げながら、実は、不安を売り物にしているものがたくさんあります。

不安は、人間が「無」から創りだす創造です。その反対の「安心」や「信頼」も同じです。

同じ「無」から産み出すエネルギーの意識なのに、この差は、どうして起きるのでしょうか?そこには、誰かの「意図」があるからです。

その意図を見抜く力は、人生を長く経験しなくても、本来、私たち人間は持っていました。

しかし、現実優先社会・物質優先社会の方向性に誰かが導いたおかげで、現在のように、自分を信じられず、人を信じられない人たちがたくさん生まれてしまったのです。

でも本来持っている人間の神性に気づけば、必ず、その方向の違いを見つけることができると私は信じています。

だって地球上の全員が望んでいることは、大昔から同じです。

ただそのことを大切にして生きていさえすれば、誰かが都合よく作り上げたルールや掟よりも、さらに進化したものを私たちは産み出せるはずです。

見える世界をただうのみにして信じるのではなく、その裏側にある見えない世界を見る力も思い出して下さい。大切なこと、真実、守るべきもの、残すべきもの。

それは、1000年たっても、不変なはずです。私は、あなたの目覚めを待っています。

 

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