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【宮古諸島】伊良部島ユークイ2007とニライカナイ

沖縄以南全体に信仰されている「ニライカナイ」という思想は、神の住む聖地として、海の底、地の底にイメージされており、そこから神がやってくると信じられています。そこには、自分たちの先祖たちもいて、7代さかのぼるとその先祖も神になるという思想もあります。

年に一度、ニライカナイから神が降りてくる時に、五穀豊穣と健康祈願を感謝をするお祭りが、豊年祭=ユークイ(世乞い)ですが、

今年初めて、伊良部島の長浜ウタキの神が降りる場所に、その瞬間、立つことができました。

3名の司(つかさんま)たちが神が降りる場所に祈りを奉げていると、ある瞬間、「つながった!」とわかる瞬間がありました。その瞬間から、ものすごいエネルギー量が身体に載ってきて、立っているのがやっとなくらい全身が重くなります。そのあと、メッセージが聞こえてきました。
『今年は、龍のそばにいるものをそちらへ送る』
この「今年は・・・」を聞いた時に、「来年は違うのですか?」と聞いてみると、「来年は、違う」と答えて下さいました。
”龍の使い”とは何だろうと楽しみに待っていると、すぐ頭にポツポツ、雨粒が落ちてきます。「あー、水の神を使いに出したんだ!」とわかりました。「ユンテル、ユンテル」の掛け声とともに神降ろしの最高潮の瞬間には、ザ~と雨が、伊良部島全体に降り注ぎました。
5つの各部落でも同じ時間に神降ろしをしていますので、全部の部落に”龍の使い”が降りたことになります。これは今年1年間だけ、伊良部島のウタキに龍が守りに入ったことを意味しています。この意味を理解できる人に、メッセージを伝えましたが、地元の島の方たちが今後、どう行動するかを見守りたいと思います。
今年のユークイの特徴は、どの部落のウタキも、とても静寂な空気のなか、本来の神と向き合う空気を感じました。3年目ということもあり、ウタキの中で島の人と話す会話は、神そのものと話すことと同じ意味があります。90歳のオバーは、初めて私たちが参加したときから顔を覚えてくれていて、私たちを最高の上座に招いてくれました。
ユークイの座は、それぞれ役目によって、座る場所が決まっていますので、勝手に、人の場所へはいけませんが、区長たちの最高の場所のすぐ隣の座は、このオバーだけが座ることが許されている座のようです。このオバーは、島でも有名なオバーのようで、島の女性たちから「なぜ、あなたたちはあのオバーを知っているのか?」と問われたほどです。頭も、言葉もハッキリしっかりしているオバーと話していると、いかに、この島の人たちの心のつながりが、暖かく大きいかを感じさせてくれます。オバー、ありがとうございます。来年も顔を見にいきますからね~!どうぞ、お元気で~!

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