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映画 EARTH (地球)

地球環境を伝える映画は、昨年公開された「不都合な真実」が話題になりましたが10年以上も前に自主上映された龍村仁監督による地球交響曲ガイアシンフォニーでも大切なメッセージが伝えられています。

今回公開された「EARTH(地球)」は自然界における大きな生命循環のなかで生きる動物たちの姿がとても印象的でした。

映画のなかの動物たちを見ながら感じたことは人間も、この大自然の循環のなかでしか生きられない動物であることを強く感じます。

人間がどれだけ多くの発明や発展を遂げたとしてもこの自然の循環摂理のなかで生かされている事を学ぶ機会を得ることはとても重要です。

そのことを知っていてか小学生の子供を連れて見に来ていたお母さんの姿がとても印象的でした。この映画で伝える事実とは・・

 

・北極付近の樹林帯の木々は実に地球上の樹木の3分の1の面積を所有する

・アマゾンの原生林は地球上の3分の1の酸素を産み出す

・サバンナに流れる川の水は遠く離れた山々から溶け出す氷の水

・その水は地球の3分の2を占める海水が太陽熱で暖められた水蒸気

・地球の砂漠化の象徴ともいえるカラハリ砂漠

そして世界中にすばらしい寒暖の四季がある理由は大昔、地球に衝突した大きな隕石によるもので、そのとき太陽に向かって23.5℃ 地軸が傾いたことが原因だと伝えています。

宇宙に存在する無限とも思える星の営みのおかげでこの地球は水に溢れ、動物・植物が溢れるすばらしい星だと思っていましたが、急激な人口増と消費拡大が進んでいることで、地球に残されいる自然の循環が急速に破壊されています。

2008年現在感じている地球の問題点は、

1、海の汚染による水の汚染(安全な飲み水の減少)
2、森林伐採による酸素不足
3、山や地形の形状変更による風の流れの変化(温度の上昇)

そしてこの破壊スピードは確実に加速しています。

 

原因は中国やインドのめざましい経済発展も大きな原因です。

中国の16億人は今、日本の30年前と同じように消費の拡大と豊かになることを全員が望んでいます。

日本の16倍のスピードで社会問題や環境問題、海の汚染・水質汚染を引き起こしています。

そしてその原因のひとつに文明が進化した人間の三大欲求である「過食」によるものが大きいと感じています。

お正月のTVで私が一番苦手な番組は「大食いコンテスト」です。

豊かさの象徴なのかもしれませんが、飢餓や貧困にあえぎ苦しむ国の人たちには絶対に見せられない番組ですし、日本人としてその説明が私はできません。

過食による太り過ぎや健康破壊も増えていますが、その対策さえも健康という言葉で皆さんの欲求を誘うようビジネスとして拡大化しています。

過食が原因と知りながら「減食」へ向かおうとしない理由は、地球が汚れていることを知っていても自分の生活を変えない人たちと同じです。

確かに日本の50年前は、とても貧乏でした。食べ物も少なく流通経済という言葉さえない質素で貧しい生活でした。

私も自給自足に近い子どもの頃の経験がありますが、そのおかげで災害になったときにどうやって命を守るのかは身についています。

地域的な食文化の違いを横においていえば肉食動物であった私たちが、農耕民族になって魚や穀物で生きられるように進化したはずです。

なのになぜ今、肉や高級な食材をを食べることが豊かさの象徴になっているのでしょう?

進化した民族が四つ足動物と同じものを食べることは、アフリカのライオンの餌を奪うように一気に食材の不足が問題になる時代が来ることでしょう。

人間は確実に進化していますが、その結果を問われています。

 

皆さんにやってほしいことがあります。

まず家族の食事が過食・加糖になっていないかチェックしてみて下さい。

味噌汁などの大豆食品を食事に多く取り入れることで細胞を作るアミノ酸を生成しますし、肉を食べるのと同じくらいの素晴らしい栄養バランスがあります。

豆類は、病気にもなりづらいとてもすばらしい健康食品なのです。

そして天変地異の災害が起きた時に身を守る方法を身に付けて下さい。

1、山から湧き出る飲める水がどこにあるかを知っておいてください。

2、どうやって荒れた自然界で食べられるものを見つけ出すかもです。

これは命と食を担当する女性たちの地球の母としての役目です。

もう昨年と同じことを言いながら何も行動を変えないですむ時代ではありません。

地球の石油が無くなる時期も早まっていますし、バイオ燃料にも限界があることを気づいているのなら、消費を見直すことを今、じっくり考えてみましょう。あなたの日々の生活の見直しが明日の地球を救います。

▶️映画 EARTH 

 

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