自然の命を大切に生かす生き方
漬物といえば、苫小牧のさくらぎ笑楽好のお便りで、出荷できない厚真町の農家の大根1000本を無駄にしないように皆さんで買いましょう!という連絡を頂きました。
さくらぎ笑楽好にはいろんな情報が集まってきますが、事情があって売り先がなくなった大根が1000本もあるそうです。このままだともったいないことに畑にすきこんでしまうそうです。さくらぎ笑楽好に相談がありましたので、下記のように、対応したいと思いますのでご近所、友人の皆さんにお声かけをよろしくお願いします。
依頼先 厚真町の農家さん
値 段 1本40円
農家さんは1本20円で売りたいということですが、現地で大根を抜く労力と運送する経費を考えて一応1本40円ということにしたいと思います。仮に200本売れても4000円の収益にしかなりませんが、もったいないのでさくらぎ笑楽好で協力したいと思います。
スーパーの店頭にかっこよく並んでいるきれいな大根たちの裏側に収穫量が多い年の野菜は、価格安定の為に捨てられていく野菜たちがいることを消費者は知らないといけません。
それも、消費する側の責任です。
消費者の4つの権利は「安全であること、知らされること、選ぶ権利、意見を聞いてもらう権利」がありますが、生産者を守る権利も必要だと私は思います。
問屋や市場、仲買人や流通業者の複雑な経路を経てスーパーの店頭に並ぶ野菜や果物たちも、一人の農家が手塩をかけて作ったものです。
しかし農家の現状は、後継者不足で農家の離職者が増えていることから、消費者が自分たちの力で生産者を守るようなかしこい消費者が増えることを願います。
「自分がして欲しいことを他人にしてさしあげる」
この利他心こそ、こういうところに働いて日本の自給率を上げてほしいものです。
このままでは日本はいつの日か、お金を出しても欲しいものが手に入らない時代がやってくると感じています。
便利なコンビニやスーパーに並ぶものも、貨幣価値と流通経路の安定があってこそ成り立ちますので、何かが壊れた瞬間に、その全てが停止します。
そんな時にでも、安全と信頼を人間関係で繋ぐ消費者と生産者の心のネットワークが必要なのです。
まず身近で生産している農家の現状を知って、あなたのできることから始めて下さい。命を育む仕事をなさっている農家の皆さんに、心から感謝いたします。