今世と過去世で経験したカルマ(思い)のはずし方
「カルマ」とは今のあなたの”人生テーマ”みたいなもので、あなた自身の成長のために「今」、取り組まなければいけない出来事を言います。
避けて通りたい事や逃げたいことなど、人によってテーマは様々ですが、特徴としてそのことを考えると、気分や体が重くなったり、思考が否定したい感情であふれますので、そのことを考えること自体を拒否します。
誰かにとっては、「許す」ということがテーマの人もいます。
誰かにとっては、「お金」というテーマの人もいます。
また誰かにとっては、「受け入れる」というテーマの人もいます。
このテーマは生まれる前から自分の魂が設定してきたものですので、「何で今なの?」と思っても誰のせいにもできません。
私自身も幼い頃に感じた心の苦しみをたくさん抱えて大人になりましたので、なかなかその考え方は変えられませんでした。
でもこれは「自分のテーマ」だと気付くために何度も何度も同じことが繰り返されますので、さすがに社会や他人のせいにして逃げても解決しないことに気づきます。
「避けたいテーマ」から逃げようとすればするほど、何度も同じ経験した人はよくわかると思いますが、逃げるにもたくさんのエネルギーが必要です。
人間は取り組まなければいけないテーマから逃げようとするとき、まず「言い訳」を探します。
そして逃げる自分を正当化しなければいけませんから、自分なりの”へりくつ”をこね始めます。
さらに、そのことを周りの人にも共感してほしいので、共感してくれる仲間を探します。
たいてい自分の周りには自分に都合のいい人もいるので、あなたの逃げ口上に共感してくれる人も出てきます。
※私は本音で言わない人たちを悪魔と呼びますが・・・(^^)
でも「逃げられるうちは、逃げて下さい」とお話する時があるほど、やりたくないと思っている事をやりなさいと言うと、形相を変えて怒る反発エネルギーはものすごいものです。
いくらその人の為であっても取り組む準備ができていない人は、助言者さえ否定します。
たいていこの一番嫌われる役目をしてくれるのが、「親」なのです。
だからいくつになっても、親の言葉は耳が痛いものです。
「嫌な事を言ってくれる人がいるうちが花だよ」ということに加えて、やりたくない事から逃げ回った結果、肉体を離れて気づいたのがあなたのご先祖様たちだということも覚えておいてください。
だからご先祖様たちはあなたを守るのです。
では、カルマをはずす考え方を簡単に説明します。
まず、あなたが拒否したいことや否定したいことが、なぜあるのかをしっかり考えることが最初です。
他の人にとってはどうでもいいことなのに、あなただけがこだわったり、感情的になる理由があるということにまず着目して下さい。
そしてこの現実社会は、苦悩があるからこそ、その反対の幸せや喜びがあると考えると、正負のバランスで成り立っていることに気づきます。
そしてすべては「自分にとって必要で起きている」と学ぶことです。
起きていることを否定するのではなく、すべてを肯定してみることから始めて下さい。
すると、この経験は私に何を気づかせようとしているのか?と気づきはじめます。
この経験で私は何を学ぶべきなのか?
この経験を学び終えるためには、どういう考え方が必要なのか?・・・
こう考え始めると、たくさん自分の考え方のクセにも気づきます。
恐ろしいことに、それまでの価値観を周りの人に押しつけていた自分にも気づきます。
この気付きをまだ得ていない幼い心(魂)の持ち主は、自分を苦しめた人が悪い、会社が悪い、社会が悪い、国が悪い・・・・と批判するテーマが思い浮かびます。
地球上にあるすべての物事を否定した最後に気づくことは、自分が自分を否定しているということに気付きます。
こんな苦しいことはないですよね(^^)
どうぞ、今年のテーマは、今年のうちに大掃除しておいてくださいね~!