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【富士山神事】第一回 私という我を手放しましょう! 

今回の5泊6日の富士山神事に参加した天無神人グループ16名に加えて、一緒に富士山登山に参加した谷浩一グループの16名の合計32名全員が、無事、富士山頂上に登り切り、19日の早朝神事を終えて帰宅できました事を皆様へお知らせ致します。

 

全ての神計らいも、心を合わせて下さった皆様の御心と神の守護だと感謝しております。

予定を超えて46年ぶりの日食の日(7/22)に北海道に戻ることになりましたが、中国地方の豪雨の影響で、21日の午後から霧に包まれた静岡空港は全便欠航となり、夕方から東京へ移動して宿泊し、翌日から仕事に向かう方に合わせて羽田空港を朝6:35発の飛行機で飛び立ちました。

この緊急事態とも思えるトラブルにも、神事で出会った関東チームの素晴らしい連携とサポートによってスムーズに運んだことを心からお礼申し上げます。

今回初めて神事に参加された方も人と人が心を開き、本気で話し合える強い心の結びつきに、今後の人生が変わる可能性を感じたと話して下さいました。

これこそが、神が望む本来の人間の心のつながりであり、相手を信じきる心や、やさしさを学ぶ場になったのではないかと思っています。

全国で神事に参加頂く皆様によくお話することですが、神や宇宙からメッセージを頂いて神事を行う人間は、ひとつの役割でしかありません。

その人間や神の思いをサポートすることで自らの役目に気づいたり、出会う人との本当の繋がりを見つけることができることも、神事の大きな目的ですとお伝えしています。
7年間神事を行った私自身が今、気づくことは、他人が望む事も自分が望む事も、本当は同じゴールへ向かっているはずなのに、誰かの道が間違いだとか、私の道が正しいと主張すると争いが始まるのだと学ばせて頂きました。
だから皆様には、「自分だけの祈りなどありません」とお伝えしています。
私自身、もし自分の為の祈りをするなら神事を行う意味がありません。
神事は、自らを問い、他人という神から学び、与えられている全ての物事、出来事が全て神の意志であることを知る場なのです。
だから「自分だけの祈りはありません」とお伝えしています。

今回の富士山神事の6日間、毎夜毎夜、仲間たちと感じた事を確認し合うシェアリングの時間に、こういう質問をした方がいました。

「私とは?何なのでしょう?」
この問いかけを自分にし始めた人は、永遠とも思えるような時間をあらゆる物事の視点で問いかけが続きます。それは、真理の道を学ぶ過程の問いのひとつだからです。
私はこう答えました。
「本当は、私という概念はありません。それは勘違いにも似た思い込みの想念なのです。私という概念を全て外して物事をもう一度、全てのことを考え直してみて下さい。すると、これまで学んだ社会のルールや他人が正しいと主張することさえ、ある目的や意図を持って話している事に気づきます。」

人間のほとんどの悩みも、実はこの「個」の概念である「私」という存在を掴んで考えている為に苦しみが生まれます。

どうして「私は何?」と問いかけが始まったかというと、自分以外の人の概念や価値観で言われた事や経験したことで苦しんだ経験を持っているからです。
富士山神事の重要なメッセージは、この人の質問を通して皆さんに伝えるメッセージがあると感じましたので、ここで紹介しています。
私もこの問いかけを30年以上し続けてきたからこそ、その先にあるものに気づけました。
神や宇宙や霊のような守護存在も、私たち人間を苦しめようと思って存在している存在は一切いません。
常に、私たち人間全体が望む事をサポートして夢を叶えさせようと知恵を貸しています。
その守護存在が与える最大のサポートのひとつが「新しい出会い」なのです。
登山をした事がない人が登山を決意するように、自分の価値観を超える決意をした行動や言葉は、過去の自分を超える最大の方法であり、また新しい未来の道を切り開く鍵なのです。だから私は常に神事に参加する全員の心の在り方を見守っています。
常に神が問うのも、この部分だからです。
一人一人が神心を持つ人間だからこそ、言葉や行動が自分自身というエゴを超えて、神の心に近づくことを求めています。神事を何度も経験している人は、よくその事を知っているので、出会う一人一人の行動と言葉を大事にしてくれます。
今回の神事は、親子以上に歳の離れた人たちが参加して「ひとつ」になったからこそ、新しい時代の夜明けを強く感じることができました。
年齢も職業も男女も金銭も関係なく、本当に相手を大切にする思いを全員が学びました。
身体が辛い人の荷物を背負ってくれた人、足に負担がかからないような歩き方を一人一人に教えてくれた人、自分の富士山登山の経験をみんなの為に教えて安全なペースを保ってくれた人、疲れた身体をほぐしてくれた人、誰かのメッセージをわかりやすく解読して教えてくれた人、高山病で苦しんでいた人を介抱してくれた人、元気が無い人に掛け声とかけてくれた人、飲み水が無い人に自分の特別な水を差しだしてくれた人、疲れた人に自分の食べ物を分けてくれた人、少しでも当日の流れがスムーズに進むために事前に行程を走って時間や場所の確認をしてくれた人・・・・・・・
今回の登山で、たくさんの神心を持つ人たちに私たちは出会いました。
誰ひとり、自分だけの心を押しつけた人はいませんでした。自分が頂上に登り切れた感動と全員が無事、帰ってこれた幸せも、自分一人では決してできないことをよく知っているからこそ、別れる時はお互いに感謝しハグしあいました。
神は、いつも私たちの神心を問い続けます。
他人の為に、世界の為に、地球の為に、宇宙の為にと言葉を使いながら「自分」を主張する責任を。もうこれからは、「私」という概念が無い事に気付く人が増えるよう私は祈ります。
何かや誰かに戦いを挑んで勝ったとして、それが何なのでしょう?そんな幼い心でいると、本当に大切にするべきものさえわからず、一瞬で失うことに恐れる日々が続きますよ。
しっかり大地に足をつけて生きる事の大切さと、他人を神だと思って学ぶ心を持って、自分の夢を叶える為に他人の夢を叶えてあげて下さい。
私は、何の為に生かされているのか?
明日はなぜ、与えられているのか?
そのことに今世、気づかない人たちは、もうこの地球の家族を守る位置には戻る事はできません。永遠なる学びをもう一度、最初から始める為に、遠くの他の星で転生する事になるでしょう。
あなたが本当に守りたいものがもしあるのなら、その精神を行動で示して下さい。そして、その行動を次の世代へ受け継げるよう誰かと一緒に考えてみましょう。
そして神が、あなたを救うのではありません。あなたが誰かを救う行動をするからこそ、あなたが神の役目を頂けるのです。
さあ、「私」という概念を捨てて、生きる意味をもう一度、考えてみましょう。
私という概念も死んだ時に無い事がわかるのでは、もう遅いのです。
この地球の未来に残された時間に限りがあるからこそ、今、あなた自身が気づかなければいけないのです。
この目的の為に、あなたは今世、地球に人間として生まれてきたのです。

神事の詳細は次回からご報告しますので、どうぞ、お楽しみに!

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