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【富士山神事】第四回 御室浅間神社(北)・須走浅間神社(東)

南と西の祈りを終えて、次は、北の祈り場所、御室浅間神社へ向かいました。

お宮の正面から北の守りをして下さる神様に祈りを捧げたあと、右手にまわると、三つの祠(ほこら)が見えたのでご挨拶に行きました。三つ目の祠のご挨拶を終えて、御宮の真裏にある祠へ行こうとすると、足にビリビリ!警告のエネルギーが入ってきます。

何だ!?と一瞬思いましたが、これは相当に強いエネルギーだったので、全員に正面に戻ってもらいました。今度は、御宮の左手にある三つの祠に順番に挨拶をしました。こういう場所は、挨拶する順番を間違うと、とても失礼にあたりますので、神が導くとおりにひとつひとつ、丁寧に挨拶しました。

この場所の挨拶の正しい手順は、左の三つの祠に挨拶してから、右の三つの祠に挨拶をして、最後に、真裏の祠に挨拶するのが正しい挨拶の手順のようです。

六ケ所の祈りを終えて、御宮の真裏にある祠に向かうと、人が一人通れるくらいの狭い空間しかありません。お辞儀をして正面を向いてみると、左の柱に国津(くにつ)神社、右の柱に別天津(ことあまつ)神社と赤く書かれています。これには、驚きました!

この祠は、国津神と天津神の両方を祀る神社だったのです。これほど強力な神エネルギーを発している祠を感じた事がなかったので、一人一人の身体を水で清めてから祈りをしてもらいました。

 

実は、この日の朝から参加者の一人に神メッセージが降りていました。神道の神話で、国譲りをした張本人の事代主(ことしろぬし)に対して、これまで守ってきた土地の神々がまだ快く納得していないぞ!というメッセージでした。その気持ちをわかってくれと、何度も何度もメッセージが入ります。

神道の神話にある国譲りの物語は、神を当時の人間に置き換えて考えるとわかりやすいのですが、それまで日本に住んでいた先住民族の土地へやってきた外来の民族が、日本の土地を明け渡せと迫った物語を神に例えたのが神道の神話です。

その神話の代表的な場所が、国津神が出雲の国で、伊勢の神は天津神だと表せます。この天津神と国津神の和解をさせる為に、2008年10月、沖縄・出雲・伊勢神事を行いました。しかし、ここ関東の地を守ってきた人の思いと一緒に、国譲りの事を納得していない神が、まだいると伝えてきているのです。

神の争いや人の争いの場合、表にできない微妙な部分もありますので、その気持ちを汲み取って新しい調和の為に祈りを富士山で行うと、神々には伝えました。神は、よろしく頼む!」と一言だけ答えてくれました。

古事記や日本書紀に載せられない内容がある事は、神に繋がる人たちは皆知っていますが、それも庶民の長期的な平安を考えた上で決めたことだとご理解下さい。正義を問う戦いの最後は、大切な家族を失う争いになる事は、私たちも第二次世界大戦で学んでいるはずです。

だから、一方的に正義や正しい事実を追い求めるのではなく、ある事実を知った時に、どう新しい時代へ人を導くのか考える事が必要です。いつの時代にも、事実はほんの一握りの人しか知らないものなのです。

興味本位でいろんな物事を調べている人たちにたくさん会いましたが、あなたの目的は何ですか?と私はいつも問います。正しいと思う事を一方的に主張して、誰かを攻撃したり、それまで人間が大切にしてきた信用を失わせる責任は、誰が取るのでしょうか?

あらゆる信用を失墜させる事が目的で行動している人もいるようですが、そういう人たちの行動と発言は、とても危険です。人間の思想をコントロールするように感情に訴える口述が多いので、本やネット情報で日本人の精神論に触れる情報の扱いには、特にご注意下さい。

話を神事に戻します。

ここで、一人の仲間が加わりました。札幌の仕事を終えてから、飛行機で河口湖まで直行してくれた女性です。彼女は、ある大手企業の現役の管理職をされている方ですが、生れながらの霊感体質を生かして、昨年から神事に参加しています。先週もわざわざ、日本を守る二つのエネルギーラインを繋ぐ為に、関東チームと事前に祈りに来てくれていました。

富士山の真北にぶつかる河口湖を横切るのですから、ご挨拶をしなくてはいけません。車を降りると、水が腐った臭いがあたりに充満しています。ここの水が淀んでいる事は聞いていましたが、これほどとは・・・。

かつて、富士山の周りは全て海の底でした。そこに富士山が隆起して陸地に海の水が残り、二つの大きな湖ができました。そのあと何度も噴火した結果、現在の富士五胡と呼ばれる湖が完成したのです。

河口湖に向かって一列に並び、全員が両手を出して祈り始めると、湖から大きな龍が動き出して、16名全員の手の上に載りました。龍を富士山へ連れて行って欲しいのだとわかりました。ありがたく、お引き受けいたします。

北の祈りを終えて、最後は東の祈り場所、富士山東口浅間神社(別名:須走浅間神社)です。

現在、ここの御宮のご神体は改修工事の為に社務所の中にあるそうなので、素敵な森の中で祈る場所を探しました。大きな杉の木が、導きをしてくれました。それは、御宮の左手にある大きな太い樹です。自然にできた二本の鳥居の役目をしている樹をくぐる抜けてから、寄り添って立っている大小の樹がここの守り樹です。

一本は、男樹、もうひとつは、女樹です。全員でその二本を取り囲んで手を繋ぎ、祈りを始めました。男女和合、新しい命を産み出す感謝、人間よりずっと以前からこの土地を守っているお礼の祈り。その時の祈りのエネルギーはとても気持ちよく、樹をのお礼を通して全員に愛と調和の心が産まれたようです。

この神社で全員が笑顔になったのが、ここのこま犬です。愛をとっても感じますね~!

この東の場所の祈りで富士山の裾野の四方固めが、無事、完成しました。明日は、富士山へ登りますが、一緒に登る谷さんの全国の仲間が旅館で待っています。夕食会は、富士山の決起集会と登山の注意事項、そして、神事の中心メンバーと最終の確認をして夜は更けました。

 

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