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自分に向き合う

まず、この問いかけを自分自身にしてみて下さい。

「あなたにとって、神とは何ですか?」

先日の沖縄の八重干瀬(やびじ)祈りの前、全員にこの質問をしましたが、そのほとんどの人の答えは「自分自身」という答えでした。

これは、大正解の答えです。

大いなるもの・大いなる母・産みだしの大元・全ての魂のふるさとなど色々な答えも出ましたが、「自分自身」という答えが一番、大切な意味を持っています。

「自分自身」以外の答えを出した人は、自分と向き合う神の視点が違う事に気づくでしょうか?

この視点の違いに気づく事が、もっとも大切な「自分自身」に向き合う為の入り口なのです。

ほとんどの人は、自分の足りなさを知っているからこそ、100%完全な神に向き合う事で、自分を許してもらったり、救いを求めたりしますが、こういう依存の自分が居る限り本当に自分に必要な気づきを得る事はできません。

この「自分自身」と神仏に向き合う時の差が、あなたの逃げ道だからです。
その差にあるものは、「甘え」かもしれません。

また、「ごまかし」かもしれません。
「言い訳」の人もいるでしょう。

その差をすぐに埋めて、自分自身が100%神の子であり、先祖の代表である事を認めない限り、救いを他へ求める心を産みだし続け、その結果、依存する心が消える事はありません。

神仏への依存心は、周りの人に対して執着や嫉妬心を押しつけますし、結果として自分が依存する対象に対して100%であって欲しいという愚かな欲求を作り出します。

もし神が100%の存在だと思っているのなら、その100%の神に生かされ許されているあなたは、今よりも成長しないさと言われている事に気付いて下さい。


もし神があなたと同じレベルの足りない存在だと思っているのなら、あなたがしたい事を100%自己責任で取り組み、その言い訳を一切しない生き方をあなた自身が実践して下さい。

これは、どの宗教のどの神仏に向き合う場合でも同じです。

あなたが向き合う神仏を「あなた自身」として向き合う心を持てば、必ず、自分にとって必要な気づきが得られるよう人間は産まれています。

大切な気付きやメッセージは自分の心の奥底にある「内在神」から聞こえてきますが、この「内在神」に向き合う事と、神仏に向き合う事は同じ意味であり、その対象も同じ存在である事に気付く事こそ、今、一番大切な気づきだと思って下さい。

 

向き合う時に大切な事は、自分の言いたい事だけを言って終わりにしない事です。

神や仏はあなたが普段、何を考えているのか全てお見通しですし、今、何に困っているかも全て知っています。

だから神仏に向き合った瞬間は、余計な言葉を一切話さずに、ただ無言で無心で祈るだけでいいのです。

「無心」の心で向き合えば、必ず、神仏の声は聞こえてきます。

その声が、「我心=自我の欲求の心」の声なのか、「天心=天にいらっしゃる神仏の心」の声なのかわかりませんが、その両者の声を素直に聞く心がまず今のあなたにあれば、必ずあなたを正しく導く声が聞こえるようになっています。

だから、難しい瞑想法を学ぶ必要はありません。
ただ素直な心で、神仏に向き合うだけでいいのです。

その時間を取る事がどれほど人生で大切なのかを知っている人が少ないからこそ、誰かに自分の事を聞いて欲しい心が動き続けるのです。

宗教や神仏という言葉が嫌いでもいいのですが、他人の事がわかっても一番わかっていないのが自分自身だからこそ、素直な心で神仏に向き合う時間を作って下さい。

静かな場所で心が落ち着く小さな空間を作り、そこへあなたが向き合いたくなるようなきれいな絵やお花やお札や神棚、仏壇、・・・何でもいいので、向き合う場所を作って下さい。

この「静の時間」を取ると、不思議に心と肉体と魂のバランスが整いますし、体の免疫力も上がる事は立証されています。

祈りとは本来、この内在神に向き合う為の時間なのです。

 

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