1. HOME
  2. ブログ
  3. ◯地球創生「神仏心大学」
  4. 心を開く

心を開く

家族や特定の人に心を開くことは誰にでもできますが、どんな相手にでも心を開けるようになる努力を皆さんにお勧めします。これは、人生を楽しく過ごすもっとも早い方法だからです。

「これまで自分を守る為に正当化してきた全ての条件を一気にはずしなさい」と言っている訳ではありません。

ひとつひとつでいいですから、辛い思いをしたり、苦しい経験をした時に決めた自分のルールを外す努力をしてみて下さい。

なぜこんな話をするかというと、これまで皆さんが心の中で決めてきた人間関係のルールや条件は、実は、あなたの生き方を自分で狭くしていますので、年齢を重ねるごとにさらに辛く寂しい人生になるからです。

人間も動物も一度、辛い経験をすると、その経験を二度としたくないのfで「自己防衛本能」が自然に働きますが、避けたいテーマが多くなればなるほど、さらに傷付きやすい自分になってしまいます。

イヌやネコの小動物に接する時にかわいいから、なぜようとして噛みつかれたり引っかかれた経験があると思います。

誰かに傷つけられたり相手を信用できない時に動物はよくこういう行動をしますが、必ず、愛を注ぎ続けると、その性格は変わります。

我が家のネコは、実は、野良ネコ出身で、猫家族に捨てられたかわいそうなメスの子猫でした。父親は当時、界隈の大ボス猫。

大ボスの家族は4匹でしたが、この4匹がよく当時のアパート周辺をうろついたものです。

初冬の冷たい風が吹き始めたある日、大ボス猫とお母さん猫とお兄ちゃん猫は、末っ子の妹猫を見捨てて、突然、町内から姿を消してしまいました。

理由はわかりませんが、残された妹猫はその年の秋に生まれて、まだ身体もガリガリな栄養不足の猫でした。

我が家には、それまで10年間付き合っていたオス猫が一匹いましたが、いつもボス猫にやられて餌を取られる弱い猫でしたが、家の中では一番、良い場所を見つけて昼寝ができる身分です。

家族に捨てられた痩せこけた子猫は家族が居なくなった日から、毎日毎日、ミ~ミ~とか細い声で我が家の一階のベランダの前で泣くようになりました。

寒さに震えながら必死に食べ物が欲しいと、涙目で訴えています。

野良猫の習性なのか近けば逃げるし、声をかければより警戒心を剥き出しにしますので近づく事はできません。

ベランダの下に餌を置いても、すぐには食べようとしてくれません。このままでは子猫が飢死するのは確実だったので、子猫を救う方法を妻と検討しました。

決行の日、妻が家の中から餌で子猫の気をそらせている隙に、私はそーと外に出て、子猫の後ろへ回りこみました。

ゆっくり静かに近づきながら、そーとそーと、子猫に気づかれずに真後ろに着きました。

一瞬の出来事です。

子猫を両手で抱えた瞬間、家の中へほうりこんですぐにベランダの戸を閉めたのです。
 

子猫は何が起きたのかわからず、抱きかかえられた瞬間はもがきましたが、ついに家の中へ投げ込まれてしまいました。

この子猫の名前を我が家では、アミ(※宇宙人アミから頂きました)と名付け、餌やミルクを与えてながら大切に育てています。

しかし、この子猫は起きている時間に姿を見る事ができない猫でした。

理由は、初めて家の中で過ごす生活に恐怖と不安が一杯で出て来られなかったのでしょう。

朝になると、餌や水も減っているし、ウンチをしているところをみると、どうやら生きている事は確認できたので安心しました。

触る事も見る事もできないこの宇宙人アミちゃんは、夜だけ活動するので我が家では「幻の猫」と呼ばれていました。

三年ほど経ったある日、夜、テレビを見ていると突然、部屋の隅に隠れていたアミが顔を出してきました。

 

ゆっくり警戒しながら、こちらを見つめています。

私たちは気づかない素振りを決め込んで視線を合わせないようにしていると、私の足先に少しだけすり寄るとすぐに元の場所に逃げ戻りました。

この行動のキッカケは、妻が毎日煮干しを餌に誘い出す努力をしていたからのようです。

私に一度だけ「スリッ!」と身体を接触させた行為は、今までの御礼と和解の合図だったようです。

それからは、毎日が「スリッ!」の繰り返しでした。
今は大きくなって、妻の膝の上で寝るのが一番安心するようです。

心を開くことはとても勇気がいることですが、必ず、その勇気の結果、新しい世界が用意されています。

 

あなたも傷つくことを恐れずに、ぜひ心を開いて新しい世界を体験してみて下さいね!

子猫の宇宙人アミが我が家に来たのは、1997年。
もう13歳のこんなおばあちゃん猫になってしまいました。

彼女の人生が幸せだったかどうかは、彼女に聞いてみないとわかりませんね~(^^)

右側のトラが野良猫アミちゃん13歳で、左の白黒の猫は、動物処分センターで命を拾われたルナちゃん8歳でございます。心を開いてくれてありがとう!

アーカイブ

Translate »