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【宮古諸島】伊良部島 皿主(さらのしゅ) 神オジーの退任祝い

伊良部島の南端から地球の底(すく)を守っている龍宮底神(りゅうぐうすくしん)と対話したあと、乗瀬御嶽(ヌーシウタキ)の神様に皆さんをお連れしました。

伊良部島の命が繋がった意味やこの御嶽の意味を説明したあと祈りをすると、、神々に感謝する素直な心を学んだ皆様に乗瀬御嶽の神様は、白いエネルギーのマフラーで全員をやさしく包んで下さいました。

心同じく、日本や地球を守る為に働く為に生まれてきた魂に対し、お礼を下さったのです。

この御嶽(うたき)の隣には、中国・シナ台湾を繋がる大切な御嶽(うたき)がありますので、同じくお礼の祈りをすると、どうも、少しエネルギーが下がっているように感じました。

草木の手入れがされていないのを見ると、まだこの御嶽(うたき)の扱いが決まっていないように思えます。

人間が作った形ある物は、持ち主の心の状態を表していますので、見ればすぐに手をかけている人たちの心が感じられます。
人間が作ったお店や神社仏閣も全て同じ意味で、見た目の派手さに目を引かれるのでは無く、その場の「気の良さ」を感じて持ち主の心を感じられるように皆様も成長して下さいね。

ホテルに戻り夕食後、約束していた事が実現しました。

今年3月で、三年間の重要な神役目を果たした伊良部島最高祭祀 川満オジーの退任祝いをサプライズでやろうと決めていたのです。
宿泊客全員が広間に集まり、川満神オジーと奥様を、拍手でお迎えしました。

川満オジーとは、2005年に初めて伊良部島のユークイに参加した時からのお付き合いですが、当時から私が神様に向き合う真剣な思いを理解して下さり、たくさんの事を教えて頂いている私の先輩の神様です。

「最初に出会ったウタキは、乗瀬御嶽でしたか?」と尋ねると、「いや、アダンニウタキだ!」とハッキリ覚えていて下さるほど、アダンニの神様の引き合わせだということもご存じの方です。

この方が、いずれ伊良部島の最高の皿主になると神の知らせがあったので、当時、その事をお伝えしていましたが、川満オジー自身も2007年に皿主に選ばれて驚いたと話して下さいました。

今後の付き合い方を間違わない為に確認した事は、「退任したあとは、普通の人として過ごせるですか?」と確認すると、「新しい皿主の隣に座ってサポートを3年間する決まりになっているので、あと1年間は今までと同じ神役目を横で支える仕事がある」と教えてくれました。

神役目の責任としては、次の皿主が退任する3年後まで、前任者は責任が問われるという話を聞くと、この島の神役目の厳しさにはつくづく驚かされます。

皿主ほどの地位に就くと、島の人全てが「神そのもの」として扱いますので、つい、おごった生き方や言葉遣いになる方が多いものですが、川満オジーは、とても腰が低く、決して人を愚弄する事がありません。

だからこそ、正式な場では神オジーの身体に触れる事も、自分から握手もできないほど特別な地位にいる方なのだとご理解下さい。人に向きあっているのに、神を学ぶ大切な時間だからです。

座って話を聞く場合は、座る位置が序列を示しますので、それぞれが失礼の無い位置を考えて座る必要がありますし、神オジーの目の前に座る事は絶対に許されません。

こういうマナーやルールは、上座、下座という常識的なマナーに加えて、地位や序列をわかりやすく示すための大切なルールですが、社会人は絶対に身につけていなければいけない事だと思って下さい。

明日あなたが、イギリス国王と会食する機会が与えられたとしたら、きっと必死でルールを覚えると思いますが、それと同じくらいに間違うととても失礼になる場です。

どんなに無礼講だと言われても、「場」のルールや「座」の意味を理解せずに発言する愚かな大人にはならない様にしましょうね(^^)

2時間ほどの間、神オジーと奥様は、私たちに大切な事を教えて下さいました。

旅行者といえども気づかなければいけない事は、自分たちのルールを島の人に押し付けるのではなく、相手の土地のルールを学ぼうとする姿勢が人を大切にするという意味だと言う話しや、自分が責任をとれない事に無責任に意見を言ってはいけない事もしっかり全員が教わりました。

私が最も驚いたのは、これまでの3年間の神役目のお礼の為に、これから伊良部島と宮古島の全ての神様やお世話になった人たちの所へ挨拶を終えるまでに、約1年もかかると話してくれた事です。

よく皆さんが、「お願い」はたくさんするけど、「お礼の祈り」をしないのとは大違いですね(^^)

伊良部島の内情を知っている方ならこの情報の方が驚くかもしれませんが、つい先日、川満オジーご夫妻は、佐良浜地区の大主神社(ウハルズウタキ)を守る司オバーたちの集まりの場へ、お酒を持ってお礼の挨拶に行ってきたと話して下さいました。

私が知る限り、過去に伊良部島の皿主が、佐良浜地区の司オバーに頭を下げに行った話しは、聞いた事がありませんが、佐良浜地区の司オバーたちは、大神様がやってきたとばかりに丁寧に対応してくれたと話してくれました。

本当に神様と同じに生きている人の行いとは、人間の感情や過去の思いを掴まず、常に、素直に行動できるものだと、この話を聞いて深く教わりました。

神に学びを教わる心を持つ神子(カミングワ)たちが、大神様に教わる大切な時間は、あっという間に過ぎてしまいました。

最後に、皆さんと一緒に記念写真を取りたい気分でしたが、話しの内容を考えると、川満ご夫妻がわざわざ足を運んで下さった気持ちだけで十分、皆さんには伝わったと思えましたので写真は遠慮しました。

その代わり、川満オジーの退任祝いで「太鼓」をプレゼントする約束をしています。

宮古島では、偉い方の大切なお祝いに「太鼓」を贈る習慣がある事を教えてもらえて感謝しています。

後日談ですが、この川満オジーが関東の仲間たちだけに特別な体験を宮古島でさせてくれました。

この体験は、どう考えても絶対にあり得ない体験なので公開できませんが、6年間、伊良部島に通ったお礼の気持ちを示してくれた事に心から感謝しています。

お礼に恥じない為にも、今後も変わらず出来る限り、島の外から伊良部島の素晴らしさを皆さんへお伝えしていく事を誓います。

これからも変わらず伊良部島・宮古島を愛し、大切な沖縄の神心をたくさんの人に伝えていきますので、どうぞ宜しくお願いします。

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