1. HOME
  2. ブログ
  3. ◉天無神人の「神仏心大学」
  4. 神様が何とかしてくれる?

神様が何とかしてくれる?

神様は、何もしてくれません。

よく問題が起きたり、困った事があると「神頼み」をする人がいますし、宗教にはまっている方たちは「困った事があるのはご本尊のお参りが足りないから」と言われる様ですが、実は、神様は何もしてくれません。

私が言う神様は、自然神や宇宙神のような「エネルギー体の神様」の事を言っています。

「神様」と呼ぶ対象は、人によって違うイメージがある事をまず理解して下さい。

ご先祖や人間を祀っている神社やお寺の神仏は、人間の血の繋がりがありますので、ひひひ・・・孫の事ならと協力体制は取ろうとしてくれますが、実際には、この世の石ころひとつを動かす事もできません。

神仏にできるのは、「あなたの意思」を強くすることだけなんです!

色々な神社に色々な神様がいるから、きっと神様は、私たち一人一人のように、別な意識を持って現実を変える力があると思っている人は、大間違いです。

神として祀られているからといって、何でもできる訳ではないのですよ~(^^)

神社やお寺に祀られている神仏は、その場所を守る役目だからこそ、その場所を動く事ができません。

だからこそ、守護存在を通して必要な人に会いに来てほしいと夢の中や、ふとした時にメッセージを送る時があるのです。

こういう人たちを通して、自分では出来ないことをメッセージで伝えてくるほど、祀られた神様はその場所を動けないのです。

現実を変える力があるのは、肉体を持っている私たち人間だけです!

神仏に出来る事は、人間の強い決意に神エネルギーを繋いで、本人の無意識を大きくすることで魂の繋がり使って必要な人を引き合わせてくれるだけなのです。

不安だらけの人が、いくら神仏に手を合わせて願っても、自分の心のままにしか神仏の声は聞こえません。

神仏の存在を疑っている人は、いくら祈っても声が聞こえる事はありません。

神仏を問う心を一切捨てて心をまっさらにして、真剣に向き合う行為を「魂の祈り」と言います。

祈りをする時には余計な事は考えずに「私は神を信じます!」、
ただこの一言だけで神様はその人の意思に繋がって一緒に働いてくれます。

あなたがあきらめそうな時でも、一生懸命に「大丈夫だよ!」とサポートしてくれているのが神仏なのです。

たまに亡くなった人の姿を夢で見せる時もありますが、これも自信を無くしたあなたを守っている存在がいることを知らせたくて、あちらの世界から伝える方法のひとつなのです。

現実世界も同じで、あなたの周りの居る人が、あなたの強い意思を信じて協力してくれるのと同じなんですよ。
だから、自分の思いや言葉に対して、もっと責任を持つように生きなければいけないことを自覚して下さいね!

もう一度言いますが、神様自身が勝手に物事を動かすことは一切ありません。

自然界で起きる全ての天変地異は、大きな宇宙摂理と自然摂理で動いている現象なので、全体のバランスを見守る神様があちこちにいるのは、確かです。

だから、人間の神心が歪んでいる証として地球を壊し続けていると、自助作用として正しい状態に戻す為に、地震や津波や台風が起きるのは当然のことなのです。

自然界の浄化方法は、とても厳しくて、人間が考えるような人情など一切、ありません。

地震を治める祈りをしている人たちは、こういう守り神様の思いを体に繋げて、自らの体を通して苦しみながら整いの祈りをする役目で生まれています。

 

もう、わかりましたか?

あなたが「神頼み」をしたら、その分、自分がしなければいけない事が増えるということなのですよ!

だって、あなたが望んだ「神頼み」を実現するのは、現実を変える為に肉体を持って生まれた「あなたという神様」なのですからね!

「○○○試験に合格しますように!」と願い事をしたら、それはもう必死に勉強しなければダメでしょ!(^^)

大きな一人のポストを誰かと争っている時に、どう願い事を言うかで、その人の人生も決まります。

「○○さんが落ちて、私が選ばれますように!」・・・神様は、最初と最後が聞こえませんし、この人は永遠に誰かを蹴落として自分の幸せを手に入れようとしますから、常に、誰かと争う心のせいで、頭も現実もいずれおかしくなってしまいます。

神仏に全託している人がもし願うなら、「私は自分で100%やるべきことをやりました。だから、どうか自分に準備ができているのならチャンスをお与え下さい。今回はダメでも私は何度でも、あきらめずに、自分を信じて努力を続けますので宜しくお願いします。」

言った言葉に嘘が一切無ければ、きっと叶うと思いますが、1%でも迷いがあるのなら、全く効果はありません。

この事実を理解できたなら、肉体を持つ神様たちよ、どうか世の中の現実をあなたが思うままに変えていって下さいませ!!

 

では最後に、私が行う「神事と祈り」の違いも説明しておきます。

「神事(しんじ・かみごと)」は、その場所にいる神様の願いを聞きとどけて、神様の思いを叶える為に働く事を神事と呼んでいます。

色々な神様の相談役みたいに全国を飛び回らされるのも、なかなか神様の本音を聞き届けてくれる人が少ないからのようです(^^;

神事をする役目で生まれた人たちは、一度、神様に誓いを立てると、何があっても嫌だとは言えません。

誰にも理解されない神様のお願いごとを叶える為に、全国を走り回っている人たちが、いつの時代にもたくさんいるという事を覚えておいて下さいね。

そして「祈り」とは、私たちが大神の一部として意識を合わせて大きな神意識に繋がり、その意思と責任を自覚しながらこの地球を再生させる行為を「魂の祈り」と呼んでいます。

祈りには、「静と動の二つの祈り」があります。

じっと座って瞑想状態で大神に心を合わせるのは、「静の祈り」。

日々の生活の中で、周りの人の為に一生懸命に働くことは、「動の祈り」です。

だからどう考えても、神様の願いを叶える立場として「お願い」はできないんですよね~。

 

「神心を学びなさい」と言われている人は、神様の立場になって物事を考えて行動して下さい。

神様の世界には一切のルールが無い分、自分がふと思ったことでさえ、全ての責任を取らされる厳しい世界だと気づく経験をする事になるでしょう。

 

願うのは、あなた!

でも、「叶えるのも自分自身」だと自覚して神様に向き合って下さい。

そうすると、「やっと、わかってくれたか」と、メッセージが聞こえるはずですよ!

神仏は、本来は神社やご本尊にいるのではなく、あなたの心の内側にいるからこそ、大きな神鏡(人)に向き合う事で、自分の足りなさを学ばされるものなのです。

だから年長者は、最高の生きた神鏡なのですよ~!

 

アーカイブ

Translate »