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【沖縄本島】 東御廻り(あがりうまーい)

沖縄本島の東御廻り(あがりうまーい)とは、沖縄民族の祖先といわれる「アマミキヨ族」が渡来して住みついたと伝えられる霊地を巡拝する事ですが、本来は、国家安泰や五穀豊穣の為に、王様と聞得大君(きこえおおきみ)が行った最高儀式です。

現在は、沖縄の男たちも「家長・家督の男立て」の為に廻る方もいるようですが、本来の意味も正しく理解して下さいね。東御廻りで廻る14か所の名前をここに記します。
1.園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき)
2.御殿山(うどぅんやま)
3.親川(えーがー)
4.場天御嶽(ばてんうたき)
5.佐敷グスク(さしきぐすく)
6.テダ御川(てだうっかー)
7.斎場御嶽(せーふぁうたき)
8.知念グスク(ちねんぐすく)
9.知念大川(ちねんうっかー)
10.受水・走水(うきんじゅ・はいんじゅ)
11.ヤハラズカサ
12.浜川御嶽(はまがーうたき)
13.ミントングスク
14.玉城ぐすく(たまぐすくぐすく)
私自身は2006年から沖縄本島の仲間と一緒に100か所以上の聖地を廻っていますので、行ったことがある場所も多かったのですが、今回の神事の目的を大神に確認すると、「今帰仁(なきじん)回り」も必要な事がわかりましたので、二日間で廻る拝所の意味と順番を決めました。
まず、一日目に廻った場所と順番です。
1.園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき)
2.ミントングスク
3.玉城ぐすく(たまぐすくぐすく)
4..テダ御川(てだうっかー)
5..親川(えーがー)
6.知念大川(ちねんうっかー)
7.知念グスク
1、園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき)
首里城でまず最初にご挨拶するこの御嶽は、「沖縄全体に関わる神事を行う承認」を得る為に向かいました。
この.園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき)の神様は、王様でさえ承認が出ないと祈りにいけないほど、大きな神様ネットワークの中枢を守っておられる大切な神様なのです。
祈り始めて目的を告げると、いつもの女性の声でやさしく「承認いたしました」とお言葉を下さいました。
さらには、身を守る為の大切な物も懐に与えて下さいました。
2.ミントングスク:沖縄県南城市玉城仲村渠(なかんだかり)
ミントングスクは、アマミキヨの住まいだった場所で、現在も個人の所有地ですので、ご迷惑がかからないように挨拶に伺いました。
祈りを始めてしばらくすると、「豊見氏親(ウズヌシュウ)を繋いで下さい」と言われました。
私が沖縄で動く時は大切な「宮古番」としての働きもあるようなので、神様のご指示どうりに宮古島を守っている神様エネルギーを繋ぎました。
宮古島の土地代表をここに繋ぐ意味は、神事ではとても大きな意味になりますが、ひとつひとつ必要な事を教えて下さる神様たちに感謝です。
繋ぎ終えると、いくつもの光のラインが集まってきてひとつの光の玉となり、最後はこの場所に収まりました。最後に、神様はこうおっしゃいました。
「承認いたしました」
3.玉城ぐすく(たまぐすくぐすく):沖縄県南城市玉城
ミントングスクの近くにある玉城は、まず入口のが木々たちが門番なので、きちんと挨拶しなければ叱られます。
階段を上っていくと一番上に、「天つぎあまつぎの御嶽」がありますが、先客が居たのでしばらく待つことにしました。
ここは、きれいな海も見渡せる景色のいい場所ですので、当時の城主もこの景色を見ていたことを感じると、不思議な感覚になります。
この日はあちこちで拝みをする人たちに逢いましたが、初めて見る男だけの祈りをする人たちを目にしました。
通常、沖縄の拝みは女性しか行わないと思っていましたが、この日は、門中(もんちゅう)の方たちが先祖へ祈りをする日に当たっていた為に、男性だけが数名で「実印(びんし)」を持って祈りに来ていました。
門中(もんちゅう)とは、氏族階級の男系の親族たちが王家を守る一族の証として厳しく家長制のルールを引き継ぐ先祖代々の風習ですので、家長は先祖から受け継いだ「実印(びんし)」を持っています。
沖縄には門中だけのお墓もありますし、それはそれは厳しく先祖たちが守っていますので、地元の人は、決して他人のお墓に手を合わす事はしません。
理由は、過去に厳しい序列制度で管理されていた土地ですので、余計な事をしてご先祖同士の争いが起きないようにする為です。
木製の御重箱のような手提げ箱に入った「実印(びんし)」の中身は、泡盛の酒器を左右に、真ん中には盃と洗い米、洗わない米、そして、10円玉を三枚入れています。
門中の男性たちに見守られながら、「天つぎあまつぎの御嶽」で祈りを始めると、天繋ぎ、地繋ぎのあと、玉が神様の場所に入り、「承認」の言葉が降りました。
一緒にいた女性からは、「神様からお礼の言葉が降りました」とも教えてもらいました。
4.テダ御川(てだうかー):沖縄県南城市知念知名1172
海のそばにある「テダ御川」は、昔は、水が湧いていて王様が立ち寄って水を飲んだ歴史がありますが、大和の侵略後、山の上の石を削り出したせいで、水が出なくなってしまっています。
水は、自然が産み出す精子として命の循環を司っていますが、無くなった水場を神様はしっかり守ってくれていました。
光が降りている大きな左右の石は門番ですので、ご挨拶を忘れないようにしましょう。
ここに来た理由は、自然神の龍の水を全てに繋ぐ意味と、天・太陽神の承認を得る為です。
祈りを始めると快く「承認」をしてくれましたが、昔の話も教えてくれました。
昔は、もっとたくさんの神々が一緒に居てここを守っていましたが、祈りに来る人も減り、神エネルギーが減っていますが、私は何があってもここを守ります。どうか、次に来る時には、水をもっと持ってきて下さいませ。
このセリフは、以前にも聞いた事を想い出しましたので、どうか、お近くの方は、祈りと共に神水をたっぷり注いで下さることをお願いします。聖なる水のエネルギーを繋ぐ事で神の力も必ず、復活します。
5.親川(えーがー):沖縄県島尻郡与那原町556
さて、私の大好きな「親川(えーがー)」ですが、実は、2007年6月に来る事になった理由を話しておきます。
2007年3月に行った「沖縄本島五島祈り」のお礼参りのあと、6月に与那国島まで「日本の西守りの祈り」に行きましたが、その夜、与那国島で最高の神男の背中を借りて守護神の繋がりを読みとった時に降りた神メッセージがキッカケでした。
「あなたは、なぜ?、人格神を祈らないのですか?
あなたに伝えたい事がたくさんあるのに、あなたが手を合わせてくれないので、私たちは伝えることができません」
実は、それまで私は「自然神」しか祈らないと決めていました。
理由は、この地球をここまで汚したのが「人間」だからです。
当時は、「地球は救うけど、人間は救わない」と決めたほど、自分自身を含めて人間が嫌いでした。
でも、沖縄で一緒に祈ってくれた仲間たちのこれまでの祈りへの思いを知れば知るほど、沖縄は人間の命を繋ぐ為に必死に祈りをしてきたことを理解し始めていました。
そこに、この言葉が降りたので、神事の筆頭神人に聞きました。
神様がこう言っているんだけど、どうすればいいの?
「それはもうアマミさん、人格神の事もしなければいけないという事でしょ。でもその為には、沖縄本島で聞得大君(きこえおおきみ)の承認を得なければいけませんよ。」
地球を汚した人間を恨んでいた思いよりも、沖縄の神々が望むであればと、「三か所だけ行くので場所を決めて!」とお願いして、与那国島の帰りに沖縄本島の聖地を廻り、最後の承認を得る為にやって来たのが、親川(えーがー)でした。
筆頭神人は、親川(えーがー)の神様とやりとりが終わったあと、私に「一人で承認を取って下さい」と言い、神に向き合いましたので、ここの神様の事はよく覚えています。
神様と話をすると、これまでの色々な思いを全て理解してくれたうえで、地球や日本を守る為に沖縄の神々と人の為に働く宣言を改めて決意した場所です。
祈りが終わると、筆頭神人が驚いた顔をして、こう言いました。
アマミさんの腰に、「うふあふれしも」の女性が三名付いているよ!「うふあふれしも」は聞得大君(きこえおおきみ)の実行部隊で、最高の霊能力を持つ女性たちの事で、50年間、神人をやっていても一人付くか付かないかと言われてるんだよー。これならあなたは、沖縄のどの島の、どの聖地に入っても文句をいう神様はいないわー。」
その時は意味がわからずにいましたが、確かに、その後の沖縄の祈りで文句を言われる事はなくなりましたので、心から感謝しています。
親川の神様に今回の目的を告げると、快く「承認しました」と、やさしく女性の声が聞こえましたので、今回の神事を導いてくれた女性二人に「スディミジ(第三の目を開く儀式」を行いました。
一人の女性は、とてもこの場所が気になっていたようで、とても神様の祝福を受けられて喜んでくれました。
6.知念大川(ちねんうっかー):沖縄県南城市知念字知念1148-20
知念大川(ちねんうっかー)は、山から直接、湧き出た水場で、稲作発祥の地としても知られています。
知念城がある山を後ろに背負っていて、水の神様に感謝ができるとても素晴らしいでした。
自然の神々が今も大きくここを守ってくれていますし、水の恵みに地元の人も感謝を続けている素晴らしい場所です。
ここには、関西神事の仲間が私に託した大和の神水も繋ぎましたので、大和と沖縄の人たちの争いの心を清めて下さるを念じて祈りを行いました。
「承認」の二文字を頂くと、夕暮れが迫ってきましたので急いで、知念城へ向かいました。
7、知念城(ちねんぐすく):沖縄県南城市知念字知念上知念田原
知念城の第一の目的は、沖縄全土の神ルールを正しく元に戻す為の神事ですので、祈りをする人たちへノロたちから伝令をして頂く為にも、「ノロ殿内(どぅんち)」にご挨拶する必要があります。
入口から入ると、奥に年配のおばーがどっしり座って待ってくれていました。祈りを始めると・・・
「よく来たねー、大和の子よ。そうかいそうかい、そういうことかい、わかったよ。あなたたちが来てくれて私たちもうれしいよ。だから、一緒にこの沖縄を支えて守っていきましょうねー。では宜しくお願いしますねー。」
本当に、普通のおばーのように話してくれましたが、本当はものすごく体が大きいので、神の力も大きいおばーだと思います。
祈りの中で見えるエネルギー体は、その存在の神力を表すものですので、ここで素晴らしい守りをしていたことがわかります。
帰り際には、「その娘たちも、良くできたねー」と二人の女性たちの祈りを褒めて下さり、心を真っ直ぐに神に向き合う姿をいつもご先祖たちや神々が見ている事を感じさせてくれました。
最後は、一番上にある王様の拝所ですが、何とかうす暗く見える中で祈りを始めました。
今日一日のご報告、そして、今回の神事の目的を告げると、大きな声で、「承認」と言って下さいました。
東御廻り(あがりうまーい)も無事、完了したので、明日の「今帰仁廻り」も頑張りましょう!

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