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【北海道】田舎の野菜が命を守ってくれる

先日、田舎の母が、取れたての新鮮な野菜を送ってくれました。毎日、少しづつ、頂いています。

ミニトマト、ピーマン、きゅうり、ナス、白いのがプリンスメロン。
そして、黄色いのは「梨瓜(なしゅうり)」という野菜です。

実家が、お米の専業農家だった子供の頃、完全自給自足のだった為に、食べる野菜は全て畑で作っていましたから、学校から帰ると「おやつ」は畑の野菜でした。

この時期はキュウリとトマトが僕の「おやつ」でしたが、ある年、母が、農協で珍しい野菜があったからと、初めて作ったのが、「梨瓜」でした。

皮が薄く、表面を水で洗っただけで丸かじりできて、ほんのり甘みがある野菜ですが、僕にとっては、完全に果物でした(^^)

北海道は作れる果物の種類が少ないうえに、年に一度しか食べられないので、一生懸命にできる時期を待ちます。

でも、天候や何かの問題で失敗すると、その年は食べられない事もあります。

電話で思い出の「梨瓜」の話しをした後、すぐに母が送ってくれました。

農家の本当の実力は、美味しい野菜を作る為の「土を作る技術」がすごいのだと、いつも関心させられます。

北海道でも、珍しいこの野菜を作る人がいないせいか、今は、スーパーでも売っていません。

できれば、東北で被爆している子供たちにも食べさせてあげたい元気な野菜ちゃんたちです。

チェルノブイリで被爆した子供たちに、新鮮な野菜やお米を食べさせ続けたら、体内被曝の数値が消えたという実績があるくらい、新鮮な野菜は体の再生を早めます。

※EM菌などの「活性化エネルギー」の働きが、身体にとても良い働きをする事は証明済です。
食べ物も、人間の体も、遠くへ、早く移動すると、大きなエネルギーを失う事は、ご存知ですか?

色や形やビタミンやミネラルの話ではなくて、人間の生命エネルギーを維持する根幹的な「生体エネルギー」は早く、遠くへ運ぶと失うエネルギーが大きいというエネルギー科学のお話しです。

だから、やっぱり地元の農家が作った「地産地消」の食べ物が、一番、人間の体に良い働きをするんですよねー。

完熟してから、もぎ取った真っ赤なトマトを食べた事はありますか?

柔らい皮をかじると、中の汁が溢れ出るほど、みずみずしくて、体が喜ぶ野菜の甘い味がしますよー。

母上様、いつも美味しい野菜をありがとうございます。

そういえば今、「完全自給自足」を目指す人がいるようですが、私には信じられません。

あんなに不便で、辛い時期を経験したからこそ、今があるのにね~(^^)

肩に力を入れずに「不完全自給自足」、つまり、便利な物を取り入れながら、上手に自然のエネルギーを循環させる生活を目指したらいいと思いますよー。

自然界から頂いた食べ物やエネルギーは、必ず、循環させてお返しするというのが基本の考え方です。

水や食べ物は、「独り占め」は当然、ダメですし、「食べ残し」も許されないのは子供でも知っています。

毎日、コンビニで捨てられるお弁当の総カロリーで、世界の反対側で毎日、死んでる子供たちは生きられることを知っていながら大人たちは捨て続けていますよね。

 

誰でも大人ならこの事を知っているのに、コンビニでお弁当を買うのをやめませんしねー!

だから日本は、「生産量の自給率」と「消費する自給率」の数字が違うんですよ!

まだ使える物、まだ食べられる物を、捨てまくっているのが、今の日本人なんです。

「消費者が望む事を叶えるのがビジネスだ!」と言い、そこで収入を得ている人が多いからこそ、方向転換できないんでしょ!

だったら、そんなずるい自分を横において、社会や政治家を批判するのはやめて下さい。

※子供たちが一番、嫌な大人の面が、こういう言ってる事とやってる事が違うことなんです。

それよりも、今の自分を守っている都合のいい何かを捨てる・変える決断を大人たちがしない限り、日本は生き残れなくなりますよ~。

一番大切な命について、私は、いつもこう思っています。

今日、大切な友人の子供が両親と病院の手厚い看護の元、死んだひとつの命の重さと、地球の反対側でバタバタ死んでいる子供の命の重さに違いはあるのかと???

「命は大切!」ってみんな言うけど、実はものすごく身勝手な価値観で考えてませんか?

自分たち家族だけ生き残ればいいなんて、思ってませんよねー???

私の子供の頃は、家に電話やテレビや冷蔵庫や掃除機などの電化製品は一切、ありませんでした。

当然、クーラーもありません。

でも、今から思うと、とても自然に優しい暮らしでした。

飲み水やお風呂の水は、全て地下水をポンプで汲み上げた水ですし、使ったお水は命を繋ぐ田んぼへ、そのまま流しますので、「一切、水を汚してはいけないルール」がありました。

洗剤やシャンプーという物が、家には無かった時代の話しです。

茶碗を洗う時は、薪ストーブの灰を綿で包んで磨きますが、これが洗剤よりピカピカに光るんですよ!

秋に採れた野菜(ニンジン、じゃがいも、玉ねぎ、長ネギと少々の季節野菜)は、大量に「むろ」に保管して、翌年の秋まで食べ続けるので野菜を買う為にスーパーに行くこともありません。

隣にお店はありましたが、買う物はお客さん用のお菓子とパンや駄菓子くらいです。

でも支払は現金払いじゃなくて、我が家専用のメモノートに、「○月○日、お菓子100円×1個」とエンピツで書くだけで物が買える約束を親がお願いしていました。※このノートを「通い帳」と呼んでました。

だって、米農家の収入は、年に一度しかありませんので、現金が無い家の買い物は、「信用」だけで支え合うしかないんです。

学校の給食費や父の晩酌代は、「組合勘定(くみかん)」と呼ばれる農協の専用口座から一年間、借入れして、わずかな現金をおろして使います。

組合勘定(くみかん)は、米を作る為の道具や飼料、燃料など色々な物の代金を一年間借金して、秋になったら取れたお米の代金から差し引かれ、残ったお金が翌年の生活費になります。

でも冷害で米が順調に収穫できない年などは、支払いの残りが一年間過ごせない金額な為に、ひもじさと辛抱が普通でした。

肥料や農薬が出てきたおかげで、収穫量が二倍に増え、やっと、普通の人と同じ生活ができるようなりました。

当時、使っていた劇薬の農薬は法律で禁止されたあと、中国へ流れていきました。

だから、中国の農業生産量は近年、バツグンに伸びたのです。

冬の暖房が、薪から石炭に変わった時は、うれしかったなー。

だって、ストーブの火が消えてる冬の朝は、家の中の全ての水が凍って使えませんからねー。

ストーブが消えた家の中は、マイナス15℃くらいになっちゃうからです。

でも、自分の家が貧乏だと思った事は、一度もありません。

だって、子供って、他の家の暮らしはよくわからないからです。

人と何かを比べる事は良くない事」だと教わっていましたし・・(^^)

冬の間、父は出稼ぎに出ているので、いつも家にいません。

それも当時は、普通のことでした。

いいですね、豊かで便利になって家族が一緒に暮らせるって!!

でも少しだけ、地球や自然に優しい生き方を学びませんか?

24時間、いつでも物が買えるこんなに便利な日本ですが、地震が起きて、飲み水が無くても生き抜ける知恵と工夫を身につけておかないと、人間の進化なんて、あっという間に止まってしまいますよー。

チャレンジ精神のある方は、どうぞ、北海道でお米や野菜を作りに来て下さい。

たくさんの田んぼや畑が、作り手を待っています!

沖縄も昔は、お米が年に三回も収穫できたと教えてもらいました。

沖縄の皆さん、サトウキビの補助金目当ての生活をやめて、もう一度、お米を作りませんか?

日本人は、最後の最後に、お米とお水と野菜があれば生きていけますからねー!!!

最近、抜群に美味しくなって品切れした北海道米も一度、食べてみて下さい!

 

北海道と九州・沖縄が、日本の食糧基地として、一次産業比率を高める事が、どれほど日本に必要なのかを政府や自治体はもう一度、考え直しましょうね。

補助金が農業をダメにしたという意見もありますが、確かにそうですが、自給率を上げる為の戦略的な補助金の使い方を考えましょうね。

いつまでも「保護」を目的にした農業政策では、後継者がいなくなるのは時間の問題です。

豊かで明るい農業の未来を作るのは、これからチャレンジする若者たち次第だと思いますよー!

参考資料ですが、これは平成21年度の「カロリーベースの県別自給率の予測」で、濃い緑が15%以上ですが、それでは意味がありませんね。

100%を超えなければ、私たち日本人の食べ物は足りないという数値だからです。

食料自給率が100%を超えている都道府県は、北海道と青森県、岩手県、秋田県、山形県のみですが、これも、3/11の東日本大地震の影響で大きく変わると思います。


ちなみに、
北海道は192%と全国一の値を誇るように、今の二倍の方が住んでも大丈夫なエリアなんですよ!

自給率が5%の東京と大阪の人の食べ物は、廻りの県が作ってくれていますが、いつの時代も都は自給率が低いからこそ、流通が発達したようです。

平安京時代の京都は、何も食べ物が作れない狭い土地だからこそ、権力を使って、遠くから全ての食べ物を運ばせていたんですよー。

今は、権力も、お金次第になっちゃったのかなー。

お金が無くても生きていける生き方」がある事を皆さん、思い出して下さいねー!!!

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