2013年八重干瀬(やびじ)全体を守る「フデ岩」祈り4

2013年4月12日(旧暦3月3日)、天候は曇り、波の高さは2~3mの予報のなか、伊良部島の神オジーの親戚に特別に漁船を出してもらい佐良浜漁港からフデ岩にむけて出発しました。
体感気温は15度前後でとても寒い上に、池間大橋の下を潜って外海へ出ると波は予報の1.5倍のアップダウンでジェットコースターみたいに大きく揺れます。
船長に話しを聞くと、今日の波は通常は漁に出ない日だけど、吉岡は決めたことを必ずやる人だと聞いたので、船を出したと話してくれました。
右手に大神島を見ながら1時間少々でフデ岩に近づきましたが、通常は小舟に乗り換えなければ上陸できない危険な珊瑚岩なのに、水深1.3mまで近づいて、ロープ3本だけで船を固定する特別な技術のおかげで上陸できました。
灯台があるこの島が「フデ岩」(別名:フジ岩)と呼ばれる島ですが、形が軍艦に見えることから戦時中、アメリカ軍に砲撃されたことがあります。
中国との尖閣諸島問題がニュースで流れていますが、フデ岩も実行支配の可能性があるため最近、宮古島市に登録され、島にはヘリポートと監視カメラが取り付けられています。
船長に状況を聞くと、伊良部島から尖閣諸島まで漁に行くと、今日は中国船が来ているので、帰りなさいと海上保安庁に言われたそうです。
本来なら中国船を追い出して、沖縄の漁師に仕事をさせるべき海域なのですが、攻撃の力を持たない海上保安庁は精一杯なのでしょう。
沖縄の海全域を行き来する漁師達にとって領土問題は他人事ではなく、日々、沖縄に暮らす人たちが不安を抱えて生活しているという実態を肌で知りました。
干潮2:30に向けて潮が引き始めたので、フデ岩を目指して急いで上陸して珊瑚の上を歩きました。
フデ岩に近づくほど、岩の形も含めて島のエネルギーの強さをビンビン感じます。
ヘリポートのすぐ横にある灯台の前に祈る場所を見つけました。
正面に大神島を望み、左手には神が降りた大きな岩が見える場所です。
最初に、伊良部島の神オジー、乗瀬御嶽の司オバー、そして、吉岡の祈りのあと、全員に祈りをしてもらいました。
神オジーは、三名の女性の姿が見えたと話してくれました。
私は大きな目的があるので、一気に地球の核に繋ぎ、底神から宇宙の大元へ繋いだエネルギーを祈りをしている人たちの意識に繋ぎました。祈り合わせをしてくれた皆様、本当にありがとうございます。
祈りのあと、すぐに潮が満ちて来たので珊瑚や貝を見ながら、急いで船に戻りました。
船に戻ると、今朝、私たちの為に漁に出てくれた船長から新鮮なマグロとカツオが振る舞われました。
プリプリで、旨味が凝縮した味を忘れることはできませんね。
このあと、船長のご自宅でお礼の酒盛りをして、国頭(くにがみ)という名字のルーツの話しにもなりました。
泡盛を回しながらお礼の口上を一人一人述べたあとは、神オジーの自宅で色々な話しを教わりました。
夜も更けたので、今日は伊良部島に泊まることにして、明日の祈りの意味を考えて休みました。
(参考)ヤビジのウルと呼ばれる島の背後には大神島が見え、その中間にフデ岩と呼ばれる無人島がある。フデ岩には美雅真良(みがほら)という女神(姉)が棲み、八重干瀬には渡賀殿(とうがどうね)という男神(弟)がいて、この一帯を守っていると伝えられている。(加藤彰彦、沖縄大学教授)

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