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【東日本大地震】3年目の現状

3年目の東日本大地震の祈りは、愛知県の石巻山の頂上で仲間たちと祈りました。

石巻山の祈りの報告は後日、行いますが、今日は、とても素晴らしい神導きをご紹介します。愛知県神事が終わったあとの居酒屋の出来事です。

私達5名の隣には20名ほどの団体が楽しく飲んでいましたが、一番遠い場所にいる男性の声が店内中に響き渡るほどうるさい男性が一人いました。

最初は、気にしないようにしていましたが、最後は、私達のすぐ横に移動してきて、さらに大きな声でしゃべっています。

神事のあとの懇親会は神サニワを兼ねているので静かに飲みたい時間なので、仕方がなく、魂エネルギーをやさしく変調する技を使って声のボリュームを下げました。(^^)

声はすぐに静かになったのですが、今度は、その隣の男性が私達に質問してきました。

「なぜ、みなさんは、真っ白いの洋服を着ているのですか?」

笑顔で質問されたので、笑顔で「自分の欲を消して真っ白な自分にする為です」と答えました。

すると、先ほどの大声の持ち主がこちらを振り向いて質問してきました。

「何か、目的があるのですか?」

「はい、神様や土地の思いをきれいにするための活動しています。」

おおー!という顔をした彼に、今度は私が質問しました。

「皆さんは、何のお仕事ですか?」

「この人たちはトヨタホームの皆さんで、私は下請けの人間です。私は東日本大地震の3日目から現地に入り、仲間とずっと復興住宅を建設しているのですが、今日は皆さんに状況報告をしに飛んできたのです。」

「あら!僕も東日本大地震には1年後と2年後に現地へ行きましたが、本当に現地の状況はテレビでは伝わらないものがあるので、ぜひ、皆さんにも行って欲しいですよね!」と共感しました。

大声の彼はそのあと私達にとても興味を持って下さり、トヨタホームの宴会がお開きになると、今度は私達の座に混じって現地で働く人達の思いを教えてくれました。

「僕の部下は、イレズミ者だったり、暴走族あがりの半端な奴らばかりですが、震災後、現地に3日目から入り、自衛隊と一緒に復興を手伝いながら自分たちの仕事を続けています。自分たちのことなんか一番最後にして、現地の人ができないことをするしかないと、みんな本気です!」

現地で何が一番、辛かったですか?

被災した人たちから、「いつになったら私達は家に住めるんだい?」と聞かれることです。

被災した皆さんが辛いのは当然ですが、僕らも自分たちの食事や住む場所を確保するのが大変でしたし、自衛隊と車を置く場所でもめたほど、生きることに真剣にならないと現地では生きていけません。

では、何が一番、うれしかったですか?

被災した人たちから、「いつも、本当にありがとうね。」と声をかけられることです。

僕らは仕事でやってますが、あの人達は生きるのが精一杯なのに、僕らにやさしいんです。

こんな素晴らしい話しをしてくれた40歳の彼は、トヨタホームの下請け会社で、坂本建設の社長さんだとわかりました。

彼は震災後すぐにトヨタの本部から「現地でできることをすぐにして下さい」と言われたことをとても感謝していましたし、家にも帰れない部下たちの生活を支える為に大声で思いを伝えてくれる闘志あふれる有志でした。

3月11日は愛知県の重要な自然神の神事を終えたあとなので、被災地から飛んできて現地の思いを伝えてくれた坂本社長に会えたことは、「神はからい」だと感じました。

2012年に、自分が死んだことさえ気づかないさまよった御霊達の思いを聴き続けた体験をしたからこそ、私達はその分、必死に生きなくてはいけないと思います。

東日本大地震の現場で働く各会社の下請けの皆さん、マスコミにも出ない皆さんのお働きのおかげで復興は進んでいますし、家族のもとに帰れないまま頑張り続けくれている皆さんに心から感謝を捧げたいと思います。

神計らいによって出会わせてくれた坂本社長の後ろにいらっしゃる御霊達からのお礼の声が聞こえてきます。

生き残った人たちやそのご家族、そして、被災地を支えている多くの方達に心から感謝の思いをお伝えいたします。

ありがとうございます。

 

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