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【沖縄本島】400年続く沖縄 安田ケ島(あだかじま)修復神事 第一弾

2020年3月29日〜30日で行いました、沖縄県国頭郡国頭村字安田の「安田ケ島(あだかじま)修復神事」のご報告いたします。

 

この神事のキッカケは、地球を愛する人たちの仲間の輪、「地球創生SNS」に在籍する茨城県の主婦の依頼でした。

 

自分が生まれた国頭郡安田村の神事は400年の伝統があり、命を生み出す重要な神事のはずなのに、昨年夏、沖縄の仲間たちと参加して驚いたそうです。

 

昔は大事にしていた「男岩」を重機で壊したうえに、大事な神水を運んでから神事を始めたはずなのに簡素化したり、大事な神役目をするはずのお姉さんも体調を崩し苦しんでいる意味が、先祖や神様たちが何かを訴えていると感じたからでした。

 

最初にこの話を聞いたのは、昨年のこと。だからこそ、沖縄の仲間たちに安田ケ島神事に参加して、神様の思いを感じてくるようお願いしました。

 

村では観光客が楽しめるようにと色々、工夫していると聞きましたが、村の人たちが神様のことを信じていない人も増えていると報告を受けていました。

 

これは沖縄全土の祭りもそうですし、ヤマトの神社のお祭りも同様に、見えない存在たちの思いを無視してしまい、本来の神事ではなく、ただの収益目的の観光イベントになっているものが増えていることは知っています。

 

しかし、神様の思いを無視した結果は、必ず、その土地の人の心や言葉、そして、行動に現れますし、神様を信じない人が増えると御先祖や神様の力も弱まり、病気や怪我や急死などのトラブルが増えることはよくあることなのです。

 

これまでも全国でこういう話をたくさん耳にしていますが、全ての責任はその土地に住む人たちだからこそ、現実の人の思いを動かすには、責任を持って先祖と神様の思いと、人の批判を背負う覚悟を地元の人がしないと、修復神事などできません。

 

茨城県の主婦は、その準備を1年間に何度も沖縄に通って進め、全てのタイミングが整ったので、修復神事をすることになりました。

 

宮古島・伊良部島・ヤビジ神事を終えたその足で、沖縄本島に入り、神様の心を教える講演会の翌日、修復神事が始まりました。

 

地球創生1000年プロジェクトとして、「沖縄 恩返しレンタカー」を運営していますので、全国の志ある人たちの思いで、恩返しレンタカーは運営されており、「ヤンバルクイナの里」沖縄県国頭郡国頭村字安田へ全員で向かいました。

参照:Smart Magazine Okinawa

 

「沖縄恩返しレンタカー」を利用して、沖縄に恩返ししたい人は、こちらからお申し込み下さい。

 

 

●3月27日(金)久志観音堂 沖縄県名護市字久志

宿泊先の近くに「久志観音堂」があると聞き、ご挨拶に伺いました。

明日からの神事に参加してくれるベテラン神人(かみんちゅ)が大事にしている場所と聞いたので、観音様がここに祀られるようになった歴史の詳細を観音様に直接、お聞きして、その神言葉の音源を神人にお渡ししました。

 

●3月29日(日)安田島(あだかじま)修復神事

 

まず最初に、神事で使う龍の神水を頂きに行きましたが、その場所は国頭村の村人たちだけで守っている「七瀧(ななたき)」という古い龍がいる聖地ですので、一般の観光客はご遠慮ください。

私と神人が前に出て、二つの言語で同時に神と対話しましたが、全てのタイミングはピッタリで驚きました。

神人が、「誰かここの神様に関わる人が一人いる。西の誰か前に…」と言われ、私は西日本ブロック関西支部長の男性を前に呼びました。土下座モードで祈るその男性に対して神様は、神人の口を借りてこう伝えてくれました。

 

神言葉

そちら側が言うこともよくわかるが 私たちにも言い分が少しある

この場所の神の力を使うためには

そのための許可や許しがいる事をまずは分かっておいてほしい

これはこの集落だけの神の水ではなく

このやんばる地区を含め、様々な者たちの繋ぎかけをしている水だからこそ

その土地の神、そしてこれを守る神々、人々の思いのうえにこの水があることを分かっておいてほしい

 

神人より

気になる人が1人いるって言ってるんだけど、関西の男の方がこっちと関係のあるみたい・・・

 

神人の神言葉

心の底から あなたを この琉球のために( 神 )としてやってきてありがとう

この龍宮の地、あなたとこの琉球の七滝の水と繋いでほしい

あなたの守礼を持ってこの琉球に来たということは

あなたは七滝の1から7までの滝は分かってほしい

この滝と住吉神社の結びをあなたに今年中に(思いをつないで欲しい)

琉球であなたは何をしていたのか、わかるか?

この住吉神社の中であなた方は共に暮らしていた 

それが、中津の國である

中津とこの琉球をつないで欲しい

 

天無:西のとりを守る大和の方位番で、西番のトップできてるので、この男の血、本家元は出雲なんですよ

住吉の元は九州の北部で多分そこの関わりがあってこの住吉の方々がこの沖縄の住吉のお社の繋がりも当然作っていて、その思いをしっかり神を守ってる一族だからこそお礼を言ってくれてるんだよね?

大和と琉球の為、全てのかけ合わせ、喜びになるためのお水を使わせていただきます。

ありがとうございます。

 

幸:あなたの素性がだいたいわかりました。

 

天無:先祖のご苦労の徳がちゃんとこっちにあったのさ

ありがとうございます

 

天皇家運んだ先頭の船は住吉ですから

 

幸:それでなんだ、住吉との関係ね

 

天無:大和と琉球の繋ぎかけで西のとり、西の番としての最高の神役目を持っている方なので日本の西を守る方なんですよ。

とりの分として神に伝えて、土地役目の分だけじゃなくてこの人の先祖が出雲のいらっしゃったんですよ。

 

出雲と北九州のつながりが深くて、今の伊勢神宮の天皇家を運んだいつかの北九州の部族の中で住吉の一族はもともと船造り職人だったんですよ。

 

子の方々は、木を作る技術があって、天皇家の皆様を先頭で運んだのが住吉なんですよ。

この技術を使って大和のお宮を作った。この住吉の方々はこうたげきを持っていて、沖縄も行き来して、物を運んだり、神を運んだりすることをやっていたので、その大事な沖縄の繋がりの場所の先祖の方はそのお宮守の役目を昔やっていたんです。その繋がりでここのお世話になったということでここの神がお礼を言ってくれて、だからこそ西のとりで頑張ってくれる彼にぜひともその思い分かってほしいとすごい思いですよ。ありがとうございます

 

天無:人として一人の先祖の代表の家長として、水の神、この土地を守る人々の思い、

自分のご先祖と人の繋がりの思い、そこに自分一人でもう一度水につかり、繋がりを使って感謝してください。

 

(天無神人の宣言)

日本全体の西の酉(とり)を守るヤマトの方位番のトップとして働いているこの男の本家元は出雲であり、住吉の元は九州の北部なので関わりがあり、住吉の方々と琉球の繋がりがあるからこそ、お礼を言ってくれました。

ヤマトと琉球のため、全ての掛け合わせになるためにこの水を使わせて頂きます。

 

(天無神人の補足説明)

住吉の人たちは、船を作る技術にたけていたので、九州・出雲・関西方面や、沖縄と中国・朝鮮に物資を運ぶ際に船と人を提供していたので、出雲の神守り役をしていた男性の先祖にお礼を伝え、感謝の思いも含めて琉球とヤマトを結んで欲しいと言われました。

 

この説明を聞いた神人は、天皇家の血筋に沖縄の人の血が入っていることを知っているからこそ、その当時、琉球から天皇家に関わる人たちを九州へ運んだのが住吉だとわかったのです。

 

天皇家の血筋に、沖縄の血が入っていることを長年の神事で私は突き止めたからこそ、この本を公開できました。

天皇家のルーツにご興味がある人は、ぜひ、お読み下さい。

この本に書かれていることは、事実です。

https://ecsp.tsuku2.jp/viewDetail.php?itemCd=51004197055152

 

沖縄県国頭郡国頭村字安田村の仲間の実家に着くと、家を守る長男が亡くなったあと長男嫁が実家をしっかり守ってくれているからこそ、今回の神事ができましたし、長女も妹もそのお姉さんにとても感謝して歓待して下さいました。

家に入る時の所作を知っている仲間たちは、最初に、仏壇の長男と御先祖にご挨拶します。

私を待っていてくれたのは、4月1日から安田村の区長になる75歳の神山区長でした。

過去にも6年間、区長を勤めたが、もう一度、立って欲しいと10名の役員たちからお願いされたそうです。

 

神山区長は在籍中に、安田の歴史を正しく後世に伝え残せる物がないことに気付き、オジーやオバーたちを集めてヒヤリングし、歴史的背景を学者たちに調べてもらい、「村史」として書物を出版した人物でした。

 

<神山区長と対談>

天無:仕事名がこの天無神人という名前でして、本名は吉岡学といいますけど、北海道です。僕は。

 

区長:4月から区長をやることになった神山です。

 

天無:沖縄で神人をしてます、大城幸子さんです。

 

区長:安田というのは400年伝統行事がありまして、重要模型文化財になっているんです。

年に一回、夏にやる行事があるんですが、安田の集落にはいろんな意味での歴史があるように感じられるんですが、あまり信仰心がないもんだから、それを正すあれもないしね、どうしたものかと考えているのですが。

 

天無:祭りはするけど、実際に土地の拝みをする方々があまりいないんだ?

 

区長:昔はいたのですが、茅葺の家があるのですが、十二本の柱が立っています。

干支の数ですね。

そこには神人がおりました。

今は後継者がいなくなって、祭りさえも継続できるかどうかも

 

幸:去年はありましたよね?

 

区長:今年は小さいシヌグで、女性の祭りで、来年は大きい男のマツネで行事があります

そういうことでおりましたけど、集落の祈りをする人もいなくなってしまって、長女といとこ同士であり、元気になったらあなたがやりなさいということで。病弱だったのですが、だいぶ元気になりました。

私も10年ぐらいは那覇だったんですよ

仕事して、そこに今105歳になるお袋がいるものですから、しょっちゅう風邪ひいたや何だかして戦争の未亡人ですから兄弟2人しかいませんけど、兄貴は東京にいるんですが、あっちは国家公務員だったので、私も仕事していたんですが、安田にきてなんでか区長としてずっとやっていたのですが、色々とみたときになかなか安田の集落に関心の人たちが少ないもんだから、惰性でダラダラ生きてる感じ人たちが多くてね

 

天無:ちらっとお聞きしましたけど、十何年ぐらい前にオジー・オバーの口を集めて本にしたのがあるんですよね?

 

区長:私作りました。

それも20年ぐらいしても作れないで、私が区長の間に作らんとということで、大変な作業でしたが、やりました。

安田にシヌグと関係あるかどうかわかりませんけども、この北山があちらが滅亡した時に流れてきた人がいるんですよ。

そこに洞というところがありまして、祀られているんですが、流れてきてかくまった事実はあるのですけど、どういう身分の人かあまりハッキリしないですね。

 

天無:北山の方々が来たことはあるとして、この島はもっと前からこの祭りはやってるのですか?

 

区長:その辺がよくわからないのですが、4・5百年前と言いますから、流れてきた人が中心となってやった可能性もある。

そうとうのリーダーシップ発揮しないとね、まとまらないですよ。

昔の人たちに聞くと、侵略と恐れなんかも、若い人たちも素人集団が囲って厳しく指導したということもあったそうですから、

安田詩作った時にですね、これが正しいかどうかはわかりませんけども、北山から逃れてきて匿ったことだけはゆってるんですが、果たして陸から来た人なのか、海から来た人なのかがはっきりしない。

なぜかというと、ウファーという地名がそもそもそこに墓があるんですね、沖縄でオファーというところはないんです。聞いたことありますか?

 

幸:ありますよ。今帰仁にあります。今帰仁からその方こっちに来たんですよ。

一旦あっちで滅亡して、今帰仁からここに仕事のことで来たっていう、これは確実。

ウファーも知ってる人

 

天無:ウファーはどういう意味なの?

 

幸:ウファーって背負る

 

区長:それがウファーの意味が村で調べたところによると、(?)がありますよね?この墓がウファーというところがあるんですよ。沖縄になかなか調べてもなかなか分からないもんだから、(?)まで調べに行ってきました。

そしたらオファーとは御(オン)、墓(はか)、ようするに身分の高い人のお墓だというような意味だということで、ということはそこから逃れてきたんじゃないかと、だって北山というのは長男が治めて、次男が沖縄を治めて、三男が世論を治めてますよね

 

幸:この方は追われ身になって今帰仁からここに来たっていうことをいってますね。

 

区長:安田の人たちはそう言ってるのですが、色々と僕が調べてったところ、ここら辺は海伝えの文化と陸伝えの文化と交錯してるんですよ。どこの時代もここら辺のことと若干違います。

 

幸:宇嘉(うか)にもあります。宇嘉(うか)

 

区長:昔は海伝えの交流が激しかった、牛とか豚とかやぎも船を二つ繋いでそこに乗せてきたとか、そういうこともあるんですよ。

そこのほうがハッキリとしたことがわからない。

調べて(?)までいきましたが、いろんなことが符合するんですね。

納得するものがたくさんありました。

 

天無:あとで直接聞きに行きますわ

 

区長:皆さんがどう感じるか、そこらへんもやってみたい

もう一点はですね

部落の事もそうなんですが、あさげいしというところ、昔から家があって、奈良から来た坊さんみたいな人だったんじゃないかと思う節があるんですよ。途絶えて、うちのお袋の実家の方が手を合わせたりしているのですが、どうして私がそう感じるかと言いますとね、安田の根元にあるちぇんじぇの神様が祀っておるところがあるんですが、そこの造り方がただな造り方じゃないと僕は見てるんですよ。なぜかというと、沖縄のそういうところなかなか少ないんですが、お宮があって木がいっぱい植えられてるところは沖縄ではなかなか少ない。

例えば日本神道というのがありますね?

明治神宮とか伊勢神宮とか(?)神宮がありますね、(?)神宮の宮司の当時東大を卒業した人が、名前は忘れましたが、そういうのを読んでると、こういう神宮の造り方というのはお宮を作って全部木、森を作るんですね。

 

天無:神の道を作ります。はい。

 

区長:それは何かというと西洋では正道の役目が森の話だと意味らしいんですよ。

そういう作り方を真似して作られている節がある。

そこら辺も、もう少し皆さんの霊感がどう感じるかちょっと興味があるんです。

 

天無:わかりました。

この2か所行きますけど、あと岩が壊されている話を聞いたんだけど、その岩は島側ですか?

 

長女:男神のところ

 

区長:そこに男神というのか、正月とか拝みに行くところがあったんです。それ工事で全部壊されてしまって、今は何もない状況で、石の中から水が湧いてきているところを壊されてしまって。

 

天無:女岩はどこにある?

 

長女:ちょうど反対側の右側の向かいに

 

天無:そっちは大丈夫なんだ?

 

区長:それもですね~

神様として祀ってはいなかったのですが、海人たちがゴチャゴチャして、穴になってますから隠れ家とかになっていて、私が区長の時に見るに見かねて全部きれいにして、祀ってあるわけではないのですが、私がわざとこっちは拝所ですってやって、きれいにしあります。

全部興味がないものだから、公園のお宮だって壊れていても直そうとしないものですから、上の部分を直したり、いろいろやってきれいにしました。

 

長女:大変でしたよ。

 

天無:これだけの集落で、年長の方がいらしてもその口を・・・。

 

区長:感じないんですよ。

 

長女:ちょうど二人が一緒になったものですから、私も気になるから、区長さんお願いしました。これではいかんと、

 

区長:いろんなことがあるんですよ。

姉妹と一緒にきてから、こういう部落の浄化というのか皆でやってっていただければありがたいなと思っております。

私は4月から区長ですが、今の区長が無関心で、わからないもんだから、

若い人たちは興味もないですから、ちゃんとしたこと残しておきたいなと思ってるんです。

 

天無:今回、仲間が撮影するので、動画も撮って、本当はここは神の島だってことをきちっと明かして、記録に残して世の中に出すことも大事なお伝えで、島の方々、宮古島、伊良部島はずっとやってますけど、沖縄の方って内側に大事に守っているものたくさんあるんですけど、どんどん潰れていってるんですよ。この守り方が分からないんですよ。

一番大事なのはきちっと明かして世に知ら占めると、外から見られると、面白いことに

「お前の村すごいんだなって」って言われたら

「えっ、そうだったか?俺は知らんかった」って、そこから気持ちが変わるんですよ。

外から見られることをするためにもきちっとお伝えしなければいけないですから、今回の情報も撮って出しますので、

 

区長:いろいろとですね、この集落は良い所ではあるんですが、

年々過疎化のダメにされて、あと10年したらもう昔は昭和の25.6年戦争から帰ってきた人たちいっぱいいたんです。8百5.6十名はいたと思うんですよ、今は百何十名しかいません。あと十年経つとこの半分になる可能性も出てくるんですよ。そこらへんを何とかして村おこしというかね。やりたいなと考えてるところなんですが、そういったことをきちっとしてね、やっていって、始めてそこに住みやすいように良くなっていくんじゃないかなッと思ってますので、ご協力お願いしますよ。

 

天無:この集落で一番若いのは何歳ぐらい?30代、40代います?

 

区長:安田小学校も昔は百何十名かいたのが、今は3.4名しかおりません。

 

天無:全校で4名?

 

区長:そういう状況なんですよ。

 

天無:僕も北海道の中心の山の中で生れて、自給自足の農家の息子なんですよ。次男坊で

本当に物もない食べ物もないところで住んだ暮らしがあるので、ここの土地の気持ちはよくわかります。大事にさせて頂きます。

 

区長:安田ケ島というところがあるのですが、自然説という歴史学者がいるんですが、その人の説によりますとアマミキヨという人たちは、最初にこの安田ケ島に来たんじゃないかという一説を唱えて、宜名真(ぎなま)ってあるでしょ?そこから安田に入って、沖縄に入ってきたと説があって、安田ケ島とはある意味では、聖所かもしれません。

この辺は帆船で島で琉球ですから、その安田ケ島を目当てに船を出しよったのですね。

この安田の地が昔、私の推測でありますが、重要なポイントだったんじゃないかと思われる節もあるんです。

なぜかと言いますと、離島が栄えてた、久米島とか中国、北陸とか栄えてたのは、なぜかと言いますとね、昔は帆船とかですから何日もかかる、場合によっては中南部から船でくると10日間も2週間も風の向きでかかりよったのですね。困るのは何かというとことなんですよ。水がなくなることが一番困るので、水の補給しなければいけない、だから離島なんかに立ち寄って補給をして、一旦そこで栄えていくわけですよ。

安田も湾になっていて避難港になっていた可能性があるんですね。

そこに立ち寄って安田ケ島を目当てに立ち寄って、水の補給していって、ある意味で中継点みたいな。

 

天無:可能性は十分ありますね

 

区長:ある可能性があるんですよ。

誰も言いませんけど、あくまでも私の推測です。

あとひなぐらってあったでしょ?

あれも帆船の縄とかね、あったようなものがきてる、倉庫みたいな

 

天無:火の蔵ってこと?

 

区長:倉庫みたいなものがあったんですね。

地名もあって、今はもう無くなってますけども。

そういうところがあったり、

ひんながっていって非難する川っていう地名もありますしね。

そういう地形もありますしね。

天無:この地域の一番大事にしているヒヌカンの元はどこにあります?

 

区長:公民館の傍にあります。

今のお宮とヒヌカンというのが、拝みの時に弔詞にしてます。

 

天無:ノロのノロウドンはありますか?

 

区長:昔はあったらしいんですが、このノロというのが安田にあったものが、安波の人と恋をしてそこに行って安波の方がノロのあれになっています

ここにいたノロの屋敷というかお宮みたいなものはあります。

一時は沖縄もノロがいろいろ神事とかに関わっていた時代があったわけですから

 

天無:絶対にここは北山の王様も、来るときもずっと、ここに何回も来てますけど、

道が通ってるだけでノロたちが必ず来るんですよ。あいさつしてきて、いろいろ道案内してくれたり、教えてくれたりして、今回もずっとそうだったんですよ。

先にこういうのもあります、これもありますってずっと言いながらすごい僕らが来ることを喜んでくれてて、前もそんなんですが、いつもお礼言われるんですけど、そうとう守られてるんですよね、やっぱり。

そこはすごく感じましたし、昔自分が今帰仁の王様やノロたちと話した時に、この三男の中で一番静かに暮らしてた子なんですよ、他は武力使ったり、いろいろやってましたけど、やっぱり自然の中で生きている山の墨炊きと、漁とでやっていて、お金をそんなに稼げないからこそ、すごく人として優しい付き合いをして、集落の方々が貧乏だからこそ、自分たちがそんな贅沢をせずに、ちゃんと皆の為にやるんだぞってやってた王なんで、

そこの話をしたことがあるので、今もそのノロたちが気持ちをわっかってくれて僕の拝みをするとき、いつもサポートしてくれるんですね。

そこの筋から立ててくと、いろんなお話が出てくると思います

それをご挨拶しながら聞いていこうと思います。

すごく大事にされているところだとおもってます。

また、筋を立てないので、

さっちゃんの気になることとかありますか?

 

幸:私も何度かこっちに畏敬に住んでいる金城さんとずっと一緒だったんですよ。

その方は師だったんですけど亡くなったんだけど、何度か来てるんですが、こっちの話まではできなくて、古いこの山から降りてくる話はずっとやってたもんで、安田ケ島にも行きました、もうちょっとで探せるとこだったのに、天国に行ったから、

 

天無:去年ㇱヌグに参加したでしょ?

その時一緒に拝んだ場所とか、流れの中でどこか気になる場所はとこかある?

 

幸:その時は一般参加だったので、お祈りはしなかったんだけども、私が気になってるところがいっぱいちよおばさんの総まとめをしなきゃいけないなあって思ってる矢先だったので

 

天無:途中までやってる感じなんだ?

 

幸:そうそうそう

 

天無:その気になってる場所は言って。

 

幸:これでまとめたら終わりだなってのが自分の中で、最後までやり切れなかった、ちよおばさんとやれなかったから、これを完璧にやって、私も心の中に置いとこうと思って。

 

天無:一番最初に言っていた場所から周らせていただきます。現地調査をしたいので。

ご挨拶だけします。左側に三名いて、右側に5名いるのはなぜ?

 

嫁:ご主人は次男で、母違いの長男がいて、それで先祖様とうちの人と別にしてます。

 

天無:守っている方がいますから。

 

 

先祖や神の思いを大事にしたい気持ちはあるのだが、歴史的におかしいところがいくつもあり、納得がいかないので、今日の神事に参加して、自分で納得できる答えを見つけたいと話して下さいました。

 

沖縄全土で歴史的なお祭りごとが中止になっている理由は、神や先祖の思いを大事にせず、金銭のことばかりを考える区長が増えているからこそ、神役目の思いを無視して、先祖の許可なく勝手にルールを変えたことで人が死んだり、大きなトラブルか続いたため、沖縄中の重要なお祭りのほとんどが中止になっています。

 

伊良部島に700年続く”ユークイ”も同様に、神様の思いを無視している人たちと、神様の思いを大事にしたい人たちの争いの結果、区長の判断で伊良部部落のユークイだけができなくなっているのです。

 

最初に神を降す人が祈りをしていない他の4部落のお祭りは、集落ごとのイベントとして行われています。

 

私はこういう思いをたくさん知っているからこそ、今回の神事に神山区長が一緒に参加してくれる意味は大きいので、私は絶対に、土地の人たちと先祖から喜ばれる神事を行い、後世に伝え残せるものを残したいと決意し、神事はスタートしました。

 

つづく

 

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