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【解脱の真理】第四話 素直に生きる

一度、完全に「解脱」した人間が、みなさんと同じように普通に生きることが、どれほどつらいか、わかるでしょうか?

誰にもわかってもらえない体験をした人や、親にも兄弟姉妹にも誰にも言えない「思い」を抱えて生きている人たちなら、少しはわかるかもしれません。

でも、本能欲を完全に手放した人間が、この現実世界に戻ってくると、親兄弟が普通に言う言葉にさえ、疑問を感じてしまいます。

 

実家に戻って家の農作業を手伝ったあと、母親が「疲れたでしょ、さあ、食べなさい。」と料理を出してくれますが、何も食べられないのです。

厳しい労働をしたので筋肉は少しだけ痛みますが、「少し寝れば治るから」と言って、食事を食べずにすぐに寝ました。

そうするしか、母とは付き合えないのです。

目が覚めて、母と会話すると、いろんな人とのことを言いますが、どれが本当の事で、それが間違いかをすぐにわかってしまうので、会話になりません。

それは、母が悪いよ。

それは、相手の人がそうは思っていないので、母の思い込みだよ。

と言ってしまうのです。

 

完全に解脱してしまうと、「嘘が付けない意識と体」になります。

嘘は口だけで言うと思っている人もいるでしょうけれど、自分が嘘だと知っているのに他人に嘘をついた人は、体がその「嘘の記憶」を持つので、細胞レベルで「正常細胞と異常細胞の戦い」が起こります。

 

長い間、自分にも他人にも嘘をつき続けた人は、必ず、最後に苦しむ病気(ガン)になることを考えればわかると思います。

昔から嘘をつくと、「お天道様が見ているよ!」と叱られる意味も正しいのです。

 

みなさんの本心・本質・魂と、創造主「マスター」は、本来は一体だからこそ、自分や他人に嘘をつくと、「創造主マスターへの反逆=自己否定」となり、マスターが創造した細胞でさえ、自分で死滅しようとするのです。

多くのガンや白血病などの細胞や血液の病気の理由も、実は、「自分についた嘘が原因」の場合もあると思って自分でお詫びして下さい。

 

自分に嘘をつくことと、他人に嘘をつくことのマイナスエネルギーを比べると、破壊的に自分に嘘をつくほうが大きい問題になります。

なぜかというと、私たちの細胞は、全てお母さんのお腹の中でお母さんが食べたもので作られていることを繰り返してできているので、「自分に嘘をつく行為=自分のお母さんやおばあちゃん、そして、命を産んでくれた全てのご先祖たちを否定する行為」となり、その嘘をついたエネルギーが自分に戻って、体に「お知らせ」がくるようになっているからです。

 

言葉にせず、無言で自分の本心に嘘をついて自分を殺している人は、先祖を悲しませているうえに、嘘をついたことを反省しない結果として、必ず、命を生み出す「子宮や卵巣に病気やトラブル」でお知らせがきます。

それが、自分を産んでくれた先祖のお母さんたちの「細胞へのお知らせ」であり、ご先祖たちから気づいて欲しいというプレゼントなのです。

「自分を大切にすること」、イコール、自分に嘘をつかない生き方をすることなのです。

 

親がよかれと思って、子供達の自由を奪い、支配下に置き、子供達の選択権を少なくしている人たちも、同罪です。

そういう母親たちの思いが続いている一族は、根本的な家族カルマになっていることをどうぞ、気づいて下さい。

 

そして、どうか、「自分の本心に素直に生きる」と決意してお詫びをして下さい。

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私が20年間、お母さんたちや、おばあちゃんたちに「命の授業の講演会」を話し続けてきた理由は、これなのです。

 

どうか、あなたが産んだ子供達を自由にさせてあげて下さい。

何をしても良いけれど、他人にも、自分にも嘘をつくような生き方だけはするんじゃないよ、と教えてあげて下さい。

それが、ご先祖たちができなかった思いだからこそ、亡くなってから気づき、今、あなたを見守っているのです。

一切、他人にも家族にも理解されず、自分に嘘が一切、付けなくなった生活はあまりにつらかったので、また一人で瞑想して、人間を見守っている存在たちと対話して、「新しい生き方」を学ぼうと対話しました。

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