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【解脱の真理】第五話 王座の裏側の部屋

「解脱」して、全ての迷いも疑問も無くなったあと、創造主「マスター」と一体になった心と体は、普通に自分を誤魔化して生きることが一切、できなくなったため、皆さんのように言い訳しながら現実を生きることがつらくなったので、もう一度、あの天井界の白いお城へ行って何かヒントを見つけようと思い、瞑想しました。

全身怪獣のような顔と体のお城の門番とは、もう知り合いになったので、すぐに今回の目的を話しました。

「お前のことをご主人様にも聞いてみたけど、やはり、生きた人間でここへやってきた記録はないと言ってたぞ!

もし、それが事実なら、”創造主マスター”が許可をしたことになるので、俺たちが何かを言える立場にはない。

だから、自由にお前の好きな場所へ、いっていいぞ。」

 

そう言われると逆に不安にもなりますが、せっかくきたのだからと、くまなくお城の隅々まで探索しました。

いろんな部屋にいろんな物が置いてあり、何に使うのかわかりませんが、自分には関係無いので使い道を知りたいとは思いませんでした。

ただひとつ、気になる場所は、やはり、王座の裏側にあった部屋のことです。

王座の裏の部屋へいってみると、誰もいない部屋に大きなお風呂があり、綺麗な花が浮かんでいたので、入ってもいいかと思って入浴しました。

周りは大理石風の石の壁ですが、とても広い部屋なので、どこからともなく吹く風が気持ち良いので、リラックスして寝てしまいました。

寝ているのに、何か心地よい音が聞こえてきたので目を開けて、周りを見ても誰もいません。

おかしいなあと思いながら、また瞼を閉じていると、女性の声が聞こえました。

「あなたの目的は、そのお風呂に入ることだったのですか?」

あ!そうだった、気持ちよくて、自分の目的を忘れていたわ!

慌ててお風呂を出て、周りの壁や飾り物を調べてみました。

エジプト文字のような象形文字と絵が書いてある壁は、きっと、現実世界の記録なのかもしれないと思いました。

私たち人間が、地上に誕生して経験した全てのことは、どこかにきっと記録されていると思っていましたが、まさか、この部屋の石の壁に書いてあるとは・・・

つまり、このお風呂に入る存在は、地球を・・・いや、宇宙の星ぼしを束ねている存在なのかもしれないと思いました。

いろんな疑問が湧いてきたので、”創造主マスター”に聞いてみました。

「マスター、このお城はどういう意味のお城なのですか?

なぜ、ここにお城があるのですか?

他にも、お城はあるのですか?」

しばらく無言の時間が過ぎたまま、何も答えてくれなかったので、お城を出ることにしました。

門番に挨拶をして、長い道を歩いていると、突然、”マスター”の声が聞こえてきました。

「なぜ、さっきは、質問に答えてくれなかったのですか?」

「あなたがさっきいたお城は、私の創造の産物なのです。

だから、私の創造の一部にいる時、私が言葉を話せば、創造した物が消えてしまいます。

だから、言葉にできなかったのです。」

自分が創造した物なのに、その中で言葉を話すと無くなってしまう???のですか?

「そうなのです。

あなたたち人間も同じように、自分がやりたいことや夢を実現する前に、誰かに言うと、情報を盗まれたり、壊されたりして実現しづらくなることはご存知ですよね?」

はい、確かに・・・

本当に自分がやりたいことは、誰にも話してはいけないと、なぜか私も子供の頃から知っています。

他人に話して良い時期は、自分が本気で覚悟してやる!と決めた時だけですので、やるかどうかわからない時の新しい”ひらめき”は、決して言葉にしないように注意しています。

「賢い子ですね。そのルールは、全てに共通するルールですが、もう、あまりそのことを語り継ぐ人たちがいなくなっています。

文字にしたり、絵にすると、誰かがそれを真似たり、技術を盗むからこそ、昔から大切なことは師匠から弟子に口伝(くでん)で伝えるよう決められています。

世界のシャーマニズムも日本の神道も、もともとはそのルールに従っていたので守られましたが、文字や形にした結果、今のように本当のことがわからなくなってしまいました。

本当は、感じ取った人の感覚が全てであり、「神」という概念ができる前から私たちのような存在はいました。

その存在のことを「神」と呼んだのは、ずっとあとのことなのです。

言葉にできない感覚でしか、私たちはあなたたちに伝える方法が無いからこそ、「自分がふと思ったことを信じて下さい」とお願いしているのです。

あなたは生まれた時から授かった自分の感覚を忘れずに持ち続けた人間だからこそ、私たちも遠くからサポートしていました。

実際に、手を貸すことはできませんが、あなたたちの細胞を作ってくれている先祖たちだけは、あなたたちの細胞を通してメッセージを伝えたり、体の感覚で知らせたり、手足や内臓を通して「お知らせ」することがあるのです。

どうか、そのことを正しく皆さんに教えてあげて下さい。

私たちはただ、あなたたち人間を見守ることしかできません。

この「宇宙全体の最後の希望」として地球を誕生させ、そして、何も無い状態から生命を誕生させて、生物や動物や人間を誕生させました。

その時、同時に、初めて人間に「創造力」を与えた理由は、私と同じような過ちを犯して欲しく無いからです。」

過ちですか?

私たち人間を誕生させたことが・・・

「いえ、人間を誕生させたことではありません。

この全宇宙で起きたこと全てです。

そして、その記憶を全ての魂が持っていることを言っているのです。

だから人間が生まれる時には、一切の過去の記憶を決して、全く新しいスタートを切って欲しいと願ったのですが、魂を創造した私の責任です。

全ては私の記憶と同じものが、皆さんの魂にも記憶されているからこそ、急に過去を思い出したりする時があるのです。

その記憶は決して嬉しいことばかりではないからこそ、どうか、この地球だけでも「愛の星」となり、全宇宙へ向けて希望を発信して欲しくて人類を誕生させました。

このことをどうぞ、正しく皆さんにお伝え下さい。

私はただ、見守りながら、願うだけなのです。」

マスターの言葉を聞いていると、今まで自分が思ってきたことの愚かさに気づきました。

人間が人間を殺しあったり、動物を殺しまくったり、地球上の生物を食べ尽くそうとしていたり、地球内部のエネルギーを抜き取ったりと、愚かにもほどがありあります。

人類存続を願う人は多いですが、人類よりも「地球存続」がこの宇宙全体にとっても大きな意味があることを理解できたので、現実に戻ってどうするかを考えることにしました。

そのあと、2002年2月22日に、「地球創生1000年プロジェクト」が啓示で知らされ、1000年期をまたぐ「大きなエネルギー転換の時期に希望を発信しなさい」と気付かされました。

どうやって進めていくのが良いかを対話したくて、また創造主「マスター」と対話しながら過去に起きた全宇宙の星々の過ちや失敗や知恵を教えてもらいました。

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