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【解脱の真理】第九話​ 二人目の天使さん

札幌で出会った霊媒師の女性の言葉で、自分の力の意味と守護存在はわかりましたが、地球を救うために、現実的に、何をどうすれば良いのかわからないまま、ただ時間だけが過ぎていきました。

左足首の骨折もあり、自由に出かけられない中、妻と一緒に知人に紹介された小さなカフェへいってみることにしました。

開店したばかりのカフェで働いていた女性は一人でしたが、私より年上の40代の”彼女の目”が気になって仕方がありません。

丁寧な接客をするうえに、所作に匂い(思い)が残らない後ろ姿を見ていると、気になって仕方がないのです。

普通の人間は、振り返った後姿に、その人が生きた「人生の匂い」が、するものなのです。

でも、この人は普通の人とは違う・・・

なぜ、今、人間として生きているのだろう・・と霊視して考えても答えはわかりません。

食事が終わったあと、妻と会話を始めたその彼女は、言葉に透明感がありすぎて、話す言葉から思いも背景も見えません。

普通の人なら会話をしただけで、その人の過去の経験した思いや出来事を読み取れる私ですが、何も見えないのです。

過去が無い女性????そんなわけない!

彼女の目も、私の魂を見通す目をしていたので、名刺交換をお願いしました。

「私の名刺は無いのでお店の名刺を渡しますね。それと、私の住所も書いておきます。あとで、電話しても良いですか?」と聞かれたので、ハイ、いつでもどうぞ、と答えました。

数日後、カフェの女性から電話があり、「奥様と一緒に家に遊びに来ませんか?」と誘われました。

妻は、私には関係ないと思うからあなた一人でいってらっしゃいよと言うので、一人、札幌にある彼女の自宅を訪問しました。

「家の二階には、母親と妹が住んでいて、私は離婚後、この1階で一人で生活しています」と教えてくれました。

大好きだった夫は、他の女性を好きになったそうで、それでも良いから一緒に居たいと言ったのに、お前に悪いからと離婚された話しをしてくれました。

彼女は、今だに別れた夫が大好きだと繰り返し言っていました。

そんなたわいない話のあと、「吉岡さんは、何をしている人なの?」と聞かれました。

サラリーマン退社後、自営業で生活し、1998年に「地球を救う!」と宣言して、3年修行が終わったばかりだと伝えました。

理解してもらえるかなあ?と思っていると、彼女も自分の体験を話してくれました。

私も子供の頃からこの地球に生まれた意味がわからず、いろんな人に会いに行ったり、自分を見つける旅をしていました。

インドのサイババにも会いに行ったし、直接、本人からメッセージも頂いたうえに、サイババのポスターをもらったので、壁に貼ってるけど、そのサイババのポスターから「ビブーティー」の粉がどんどん出るので、病気の人に差し上げているというのです。

私と同じような時期に神様から「この地球を救いなさい」と言われたようで、地球に生命が誕生した最初の微生物を研究している学者さんと一緒に、チベットの山に登り、地球に最初にあった「原生微生物」を採取して、家の中で培養していました。

その古代微生物の培養液をどうしているの?

排水溝や川や湖に流して、バクテリアの活性力を復活させて、自然循環の復元力を上げる活動を一人で続けています。

一人でやっているのですか?

はい、誰に話してもこの活動の意味がわからないというので、自分一人でやっています。

この人も孤独なんだとわかりましたが、魂の輝きが目の奥から光となって伝わってくるので、神様と対話している時のようで何も言えません。

自己紹介が終わると、「解脱の真理」と言う本は読んだことありますか?と聞かれました。

いえ、ありません。

 

この本は素晴らしいので、私は原書本でも読めますが、日本で最初に翻訳された1冊を今、知人に貸し出しているので、返してもらったら読んでみて下さい。

きっと、あなたが探している答えが書いてあると思いますよ、と言われ、次回、会う約束をしました。

次の連絡も3日後くらいでしたが、「解脱の真理」の翻訳原書本を渡され、沖縄出身の「知花敏彦さん」のVTRを3本渡されました。

「もし、このビデオが見れたら感想を聞かせて下さいね」と言われ、家をあとにしました。

睡眠時間は、毎日、3時間以内ですし、骨折して動けない体ですので、本はすぐに読み終えました。

この「解脱の真理」という本は、アメリカ人の男性がチベットの山奥で実際に出会った解脱した仙人から「自分の体験を本にしなさい」と言われて出版した本だそうです。

ストーリーは彼の体験談ですが、あらゆる場面の「思考や選択」が私の解脱までの道と一緒なので驚きました。

実際に体験する出来事は違っても、「解脱するまでの選択と気づきは同じだ」ということが確認できたので、自分の解脱体験も真実だと確信できました。

「知花敏彦さん」の3本のビデオもすぐに見ましたが、講演会のビデオの中で、知花敏彦さんが完全に神と繋がっている瞬間もわかるし、話している言葉が神の言葉だと、すぐに波動で伝わってくるので、わかりました。

「この人も解脱したんだなあ」と思い、宗教で人を導く時代が終わり、意識の世界、つまり、精神世界というジャンルの中で人を導く活動をしている人がいることを知りました。

「解脱の真理」の本の作者は、本を通して人々の気づきを即しているし、知花敏彦さんは講演会で気づきを与えているけど、自分は何をして人を目覚めさせるのか、まだ、自分の役目がわかりませんでした。

借りた本とDVDを返却するため、また彼女の家を尋ねましたが、毎回、彼女は私に不思議なカードを引かせたり、「ルーンの石」を選ばせたりと、自分の口で一切、思いを伝えることはしません。

知花敏彦さんのビデオを見た感想を言おうとすると、

「本当に最後まで見れたの?

誰もこのビデオは最後まで見れないのですよ。

光がつよすぎて・・・」と言いました。

とても、面白かったですよ。彼が言ってることも正しいし、神様と繋がっているのはすぐに分かったけど、なぜか、参加者の人の顔が楽しくなさそうに見えたことが気になりました。

きっと、家族のことやお金のことで悩んでいるのだと思います。

彼女は驚きの顔をしながらも、また私を導くための新しい道具を持ってきました。

毎回、いろんな道具を使って私の気づきを強くさせているのはわかるけど、どうして、そこまで私のサポートをするのかを、直接、本人に聞いてみました。

なぜ、私に一生懸命に色々、してくれるのですか?

何か見返りや、して欲しいことがあるのですか?

彼女は悲しそうな目で、

「私はあなたに何も望みません。

ただ、あなたの魂が望むことで、できることをしているだけです。

そのことを分かって下さい。」

と、目にいっぱいの涙を溜めて訴えてきました。

私の言葉が彼女を苦しめたのはわかりましたが、どうしたら良いのかわからないので、さらに聞いてみました。

きっとあなたは、あなたを導いている神様からの指導があると思いますが、その神様は、私のことをどう言っているのですか?

あなたを通していろいろ導いてくれるのは嬉しいのですが、あなたが人間として苦しい思いがあることも感じますので、教えて下さい。

そう言うと、彼女は自分の神様にコンタクトを取り、どこまで話して良いかを確認しているようでした。

「神様は、何て言ってましたか?」

これを教えると、あなたはオゴって調子に乗るので、言わないほうが良いと神様は言ってます。

失礼な神様だなあ〜。

 

確かに、何度もオゴって人生で痛い目をしたので認めますが、今回の地球を救う決断は私の欲でも意図でも無いので、そちらの神様たちで相談して下さい。

私はただ、神様から「地球を救いなさい」と言われただけですし、もし、自分が拒否していれば、こんな時間を過ごす意味はないと思います。

この時間が本当に必要なのか、何を気づかせたいのかをわかりやすく教えて下さい、と彼女を通して、守護の神様に言いました。

ちょっと待って下さいね。今、神様たちが相談しているみたいです(^^)

本当に神様の世界も、人間の世界も同じだと思いました。

バサッと、決断できる存在はいないのか?と思いました。

私は全宇宙の創造主マスターと話しをした人間なので、自分で直接、聞くこともできますが、今は、私を導こうとしている彼女の神様と話したほうが早いと思ったのです。

すぐに、答えは出ました。

神様は、彼女の口を通してこう言いました。

「もし、あなたが本気で本当に自分の役目を果たしたならば、数百万人、いえ、数千万人の命を救うことができるそうです。

だから、私もあなたが本当に真っ直ぐその道へ進むために、できることをお伝えしているだけの役目なのです。」

この言葉を言われた瞬間、自分がやるべきことをやれば、今、この現世に生きている人たちの子供たちや、さらにその先の孫たちの未来の命まで繋がることがわかりました。

神様の言葉は、いつも言葉足らずでわかりづらいものなのです。

そして、もうひとつ、質問しました。

あなたもきっと、本来は、この時期に地球に降りるべき魂ではなかったと思いますが、なぜ、この大変な20世紀と21世紀をまたぐ変革の時期に、人間として生まれたのですか?

「私はこの地球に降りる前は、亡くなったたくさんの人たちの行列の先頭にいて、白い衣装を着て神様の横に立っていました。

手にはお盆があり、そのお盆の上に綺麗な魂の玉を持っている女性で、私が神様にお盆の玉を渡すと、神様が霊体に玉を差し上げることで、地球に生まれ変わることができるのです。

とても長い時間、その役目をしていましたが、あるとき、私が渡した玉を神様が私に渡して、「次はお前の番だ」と言うのです。

もう十分、地球での修行は終わったからこそ、この役目についているのに・・・と言うと、神様はこう言われました。

 

「もう、地球にはあまり時間が無いのだ。

このまま人間が好き勝手を続けていると、人間が地球に存在できなくなるだけでなく、地球自体が死んでしまう。

だからこそ、お前のように何度も地球に生まれ変わって魂を磨いた人間が増えなければいけないのだ。

お前以外にも、今、たくさんの魂たちが生まれさせている。

一斉に、この地球と人類を進化させるために・・・」

その言葉を聞いている時に、あっという間にお母さんのお腹の中に入り、生まれるまでの時間と、生まれてからの時間を過ごし、自分の役目を果たす時期を待っていました。

 

これまでにも、アメリカインディアンの酋長の息子が日本へやってきて父親の酋長から、

「お前もいずれ我々の部族を率いる立場になるからこそ、私たちの大いなる母の先祖地 日本の北海道へ行きなさい」

と言われて北海道へ来られたので、1ヶ月間、この家に滞在して頂いてサポートをしました。

アメリカインディアンのルーツが、「北海道のアイヌ」だとこれで判明しました。

彼女には、「見返り」という概念すら無いこともこれではっきりわかりました。

失礼なことを言ってすいません。

そして、あなたの神様たちにも失礼な思いを向けたことをお詫びします。

でも、私はもうやると決めているので安心して下さい。

自分の命が亡くなるまで、どんな犠牲を払ってでも、周りの人にどんなに罵られても、そして、もし、私が世の中の極悪人となることで人々が目覚めるのなら、いくらでも人を殺す覚悟もあります。

究極の善も、究極の悪も、寝ぼけた日本人を目覚めさせるには必要だと思って覚悟しています。

そう言うと、女性は、目に涙をいっぱい溜めて、

「あなたがそんなつらい役目にならなくて良いように、私は毎日、祈ります。」

とだけ言って頂き、家をあとにしました。

この女性が、私を導いてくれた「二人目の天使さん」でした。

ちなみに、この女性と同姓同名の女性に18歳の時から数えて、7人に合わされた最後の7人目が彼女だったので、最初の一人目から私の導きをする人が決まっていたこともわかりました。

その女性の名前は、「真理子さん」・・・真理を知り、真理を導くために生まれた魂の子です

そして、「3」という数字の本当の意味が「始まり」だと知っているからこそ、3人目の天使さんにまた会うのかと思っていましたが、ある時ふと、気づきました。

私の妻が、「最初の天使さんだった」ということを・・・

未来を見通しながら、大木のように大地に立って私を支えてくれていいる視樹(ミキ)さん、ありがとうございます。

この人生で私たち人間は「創造力と選択」を与えられていると言いましたが、実は、その選択は、選んでも、選ばなくても、結果が良くても悪くても、「最後に気づくゴール」は同じなのです。

ただ、自分で選んだ人は、結果に言い訳をしないので、早く次の段階へ進めます。

自分で選ばず、誰かに決められたと思っている人は、永遠に起きたことの結果から学べないので、繰り返し繰り返し、「自分で選んだ!」と気づくための体験をさせられます。

どうぞ、このことに早く気づいて下さいませ。

この人生は、自分で選んでも選ばなくても、学びは一緒なのです。

ただ、どんな人生を体験するかの「選択ゲーム」のようなものですので、自分の意思で選び、体験し、学び、結果に一切の言い訳をしない生き方をして下さい。

それは、あなたが「自分が決めた魂の目的を果たすための道」なのです。

 

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