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【解脱の真理】第十一話​ 人生に超えられない壁はない

瞑想後、現実世界に意識が戻ってきてから、あの無限に見えた「壁の意味」を考えてみました。

瞑想しているだけで見せられた世界なので、「自分勝手な創造ではない」と確信はあるのですが、理由がわからないことには次へ進めません。

なぜ、壁を見せる必要があるのか?

ふと、ある本で読んだ言葉を思い出しました。

「人生に超えられない壁はやってこない!」

もしかすると、あの壁は私が超えられるからこそ、目の前にやってきたということなのか???

ならば、「無限に続く壁」だと思い込んでいるのは自分の思考なので、「自分の思考」を変えてみることにしました。

あとでこれが、「自分の思いこみを書き換える方法」だとわかりました。

そうなると、自由に楽しく設定し直すことができました。

設定1、壁はない!・・・いや、これだと壁が存在している学びが無くなるので意味がないなあ・・・

設定2、無限に見えたあの壁は実は有限だ!つまり、どこかに端があり、その裏側には行ける!・・・この設定では端に行くまでに時間がかかるなあ。壁の端をどこに設定するかも自分次第だしなあ。

設定3、壁は、実は小さい!僕の体よりも小さくて、すぐに乗り越えられる壁だ!・・・自分の体の大きさを100倍にして、壁を10分の1にすればひとっ飛びだけど、何か大事なことを学べない気がするなあ・・・

「楽」をすることを選んではいけないのかな???

いや、そんなルールが、「意識の世界」にあるわけないぞ!

「意識の世界」は無限な世界だし、創造力を与えられた人間なのだから、喜びを創造するのも、苦悩の道を選ぶのも、自分次第のはずだ!

あ!そうだ!ドラえもんの「どこでもドア」みたいに自由に出入りできるドアを、あの壁に設定してみよう!

もし、学びや気づきが足りないのなら、また、やり直せばいいさ!

そう思うとワクワクしてきたので、またすぐに瞑想をはじめました。

瞑想を始めると、いつも最初は集中することにとても時間がかかっていましたが、少しづつ慣れてきたこともあり、自分の意識は「黄泉の川」の上空をひとっ飛びして、あの壁の前にやってきました。

さあ、新しい設定を順番にやってみよう!

1、この壁はない!・・・・

何も変化はありません。

2、この壁は無限ではなく、有限だ!端がある!・・・・

少し動いたように思えましたが、変化がよくわかりません。

3、壁は実は小さい!自分の体は100倍の大きさだ!

すると、壁がシュルシュルと小さくなりましたが、見えないシールドがあり、その向こうにはいけません。

ずっと先のほうに、建物があるのはわかるんだけど・・・

 

待て待て、「シールドで先へ進めない」と思っているのは自分の思考じゃないのか?

シールドはある・・・

でも、このシールドは通過できる!と思って、手を入れてみました。

すると、手がすうっと、シールドの向こうへ突き抜けていきました。

やった!行けるぞ!と思ったので、自分の体もシールドの向こうへいってみることにしました。

シールドの向こうは薄い霧ですが、足元はハッキリ見えています。

細かい砂利が無数に並んでいて、コンクリートのような道が1本続いています。

この道を進めべ良いのだな!よし!行こう!

霧は気にせず、一歩一歩、足を踏み出すと、自分の周りに何かがいるような気配がします。

もう自分の体は完全に霧の中なので、後ろを振り返ってもあの壁は見えません。

でも確かに、何かに見られているような気がします。

これも、気のせい?

いやいや、これも気づきのポイントだろうから歩きながら考えよう。

もし、足を止めてしまうと足元の道も見えなくなってしまいそうだったので、歩みは止めずに考えました。

進むべき道もあり、霧も出ていて、先もよく見えないのに進むのは現実世界の「人生」と同じだなあと、ふと思っていると、声が聞こえました。

「よく気づきましたね。

みなさん、ここで考えすぎて、足を止めてしまうのです。

考えてもわからない時は、自分を信じて歩み続けることが大切なのです。

立ち止まって考え始めると、「思考の無限ループ」にハマってしまい、抜けられなくなることもあるのです。

あなたは賢い人ですね・・・」

 

こんなことで褒められても嬉しくないけど、一度、本気で死を覚悟したことがあるので、中途半端な恐れは無いからだと思います、とつぶやきました。

あの時、なぜ、体が硬直したのか、わかりますか?

え!あの時のことを知っているのですか?

中学2年生の時のことを・・・

そうかあ、上の存在にとっては、自分の人生の時間なんて、あっという間のことだから知っているよなあ・・・

 

「体が硬直して、自分で手首を切れなかった理由は、わかりません。

もし、理由がわかっていたら、とっくに手首を切って死んでますよ!」と、頭に来たので言いました。

あの時、あなたの体を硬直させたのは私ではなく、あなたのご先祖たちなのです。

あなたの体には、ご先祖たちの思いが細胞のひとつひとつに集約されているので、必要な時に働くようにできているのです。

 

何?自分の人生は、私個人の意思で生きると思っていたのに、そんなルールがあったのか・・・

それでは、人間の体はご先祖の意識の集合体であり、そこに魂が入ったので、魂記憶と2種類の記憶を持っているという意味ですか?

よく気づきましたね。そうなんです。

 

あなたたち人間を作った時のルールとして、肉体細胞は過去の記憶をインプットしたものであり、その過去の記憶を乗り越えるキーワードが「魂」に入っているのです。

キーワードは、どこか、誰か、何か、その人によって違いますが、思いだすキッカケやタイミングも自分で設定して生まれています。

 

じゃあ、今、私が瞑想で、この対話をすることも私の設定なのですか?

大きな意味ではYESですが、あなた個人の魂役目は大きいので、一般の人の魂とは違う設定もされています。

なんだよ、一般の人と違う設定とは???

少し、頭にきました。

子供の頃からどうやっても他人と同じ心の位置にいられないのは自分でも分かっていたけど、それが自分の意思ではないとすると、何なのかわからず腹が立ったのです。

あなたは、いろいろな面で強く生まれていることはご存知ですよね?

ハイ。

 

では、その「強さ」は何のためにあるのか、分かっていますか?

異常なほど、子供の頃から強い意志と生命力、精力、気力、体力があるのは分かっていましたが、どちらかというとそれを使うと自分も苦しくなるので、なるべくは強さを出さないように生きてきたつもりです。

でも、苦しかったです。

 

あなたの強さは、自分のためではなく、大切な人たちを守るために選ばれて強く生まれています。

だから、これからもその強さを間違わないように、他人のためにお使い下さい。

わかるけど、人に否定されたり、排他されれば誰だって傷つくでしょう。

私だって、たくさん落ち込みましたよ!

 

「弱さ」もあるのですが、それはどう使うと良いのですか?

「弱さ」も、他人のために使うために与えられているものなのです。

 

自分の弱さを認めた人は、他人の弱さも気づくからこそ、優しく思いやりを持って心底、接することができるからです。

全ては他人のために、弱さと強さを与えられています。

あなたはちょっと、他の人とは違う力も与えられたので、ご苦労してきたと思いますが・・・

ちょっとじゃないよ!

赤ちゃんの頃から大人たちの心の中の思いがわかるし、他の人には見えないものまで見えるし、生きていない人たちの過去の時間まで戻って話もできますが、私は楽しくはないですよ!

 

なぜ、こんな難しい設定を私にしたのですか?

そうしなければ、他の人たちは「本当の自分にあるはずの力」を思い出せないからです。

あなたを通して、誰にでも与えられた能力だし、その能力は全て他人のために使うことを気づいて欲しいからこそ、あなたは選ばれたのです。

言うことはわかるけど・・・

納得する部分と葛藤している部分があるので、今回は一旦、現実に戻って考えてみます

と言ってから、意識は肉体に戻りました。

また、30分も経っていない現実の短い時間でしたが、意識は葛藤し、混乱したので横になって休みたくなりました。

体を横にしても意識は鮮明なので、目を閉じながら永遠に「自分の存在理由」を考えてみました。

私が自分で選択できることとは、何なのか?

その選択が正しいかどうかは、どうやってわかるのか?

考えると、止まりません。

このことか!「思考の無限ループにハマる」という意味は・・・

頼むから30分で良いので、思考を休ませて下さい!とお願いすると、スッと深い眠りに落ちました。

 

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