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「倫理が世界を立て直す」マルクス・ガブリエル

先日のテレ朝ニュースで、新型コロナの感染拡大が続くなか、ドイツの若き天才哲学者、マルクス・ガブリエル教授(41)の「倫理が世界を立て直す」という提言が注目され、著書は世界的なベストセラーとなっています。

数々の巨大IT企業などで倫理的に経営をアドバイスするガブリエル教授は、異色の経歴を誇る『哲学界のロックスター』とも呼ばれています。

そんなガブリエル教授は、コロナをきっかけに、倫理や道徳が世界の価値観の中心となる時代が来ると語ります。

これは、私にとっても、うれしいニュースでした。

コロナによって、これまでの価値観が崩壊している会社は企業利益を第一優先にした結果ですが、どんな逆境さえも乗り越えてきた100年企業の経営者たちの会社には、長年、培われてきた「経営理念と信念があり、それが、会社の倫理」となっています。

戦後、GHQが戦前の学校教育を否定し、文部省の関係者も左翼寄りになり、その結果、日の丸掲揚を否定し、「倫理や道徳」の時間が学校教育から無くなりました。

家庭の中においても、同様に、それまで先祖代々、受け継がれてきた苗字を守る「家督」に対する教育が無くなり、その結果、「子孫に受け継ぐべき共通の学び」が家から無くなりました。

本来、教育とは、学校と家庭の両方で行うものですが、現在のように教科書を統一して精査する教育体制こそ、戦前の日本を否定するGHQ指導の結果なのです。

それまでの日本は、文部省が推薦する教科書があっても、地域ごとの教科書選定は、地域の教育委員会とPTAの代表者たちと学識者たちで決めたものなのです。

まだ150年しか歴史がない「北海道開拓」の歴史も教科書にはありませんし、沖縄の琉球王朝時代から大事にした思いも教科書には一切、載っていません。

子供たちは、自分が生まれた国や土地の正しい歴史や思いを知らずに育ち、世界の価値観を素晴らしいと憧れますが、世界を自分の足で見て回った人たちほど、必ず、最後は、自分が生まれた国の価値観を大切にしたい時期がやってきます。

 

1972年の「沖縄返還・本土復帰」のあとしばらくは、国の指導する統一教科書の他に、全国で地域ごとの補足教科書を使って子供たちに先人たちが大切にした思いを伝えたものなのです。

現代のように様々な情報が溢れている時代になりましたが、もっとも大切な生まれた土地の歴史や、先人たちが大切にしてきた思いを語れる人がほとんどいない今だからこそ、私たちは、一緒に日本を導く「新しい倫理観」が必要なのです。

私が長年、伝え続けていることは、日本は神道(しんとう)=天皇を中心として成り立った国家であり、もともと神道(しんとう)は宗教ではないからこそ、神と先祖を同じく敬う「神仏習合」を中心にして考えることを教えています。

神道(しんとう)には、八百万の神(やおよろずのかみ)がいるからこそ、世界のどんな宗教でも受け入れながら共に大事にする心を育む「和の国」になりました。

だからこそ、「神仏心(しんぶつしん)を教育の柱にして、学校でも家庭内でも違う宗教の人と心と手を合わせることで、新しい倫理観が生まれることを信じて伝え続けています。

どうぞ、子供たちが生まれた国を自慢できる国家になるような教育を、学校と家庭で始めて下さい。

お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃん、そして、学校で教える先生たち、課外授業でも良いので、どうぞ、よろしくお願いします。

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