「頑張る!」=「我を張る!」
「頑張る」という言葉の語源は、「我を張る」です。
自分を押し通す、それが「頑張る」ということなのです。
しかし、学校や職場やスポーツの世界では誰かのために言うことが多い言葉だと思いますが、我を貼らずに一生懸命にやって良い結果にするコツを今日、覚えて下さい。
頑張ると言いたくなる時に、「私はがんばりますので、どうぞ、みなさん力を貸して下さい」と周りの人に言えることが重要です。
周りの人にお願いできる人は、我を張りません。
なぜかというと、我を張る相手が周りからいなくなるからです。
この意味をもっと深く考えると、我を張る時ほど、周りの人との信頼関係が薄い証拠だと思って下さい。
本当の意味で信用信頼している相手に、わざわざ、私はこれから頑張るからとは言いません。
幼稚園の子供が親に、『一年生になったら頑張る!』と言わせてしまうのは、親の言葉の押し付けがあるからです。
当然、その親も、自分が子供の頃から「がんばれ!」と言われ続けて育っています。
一度、頑張ると言う言葉を「禁句」にしてみて下さい。
頑張ると言わずに頑張るためには、何か「新しい設定」がないといけません。
私も「頑張りなさい」と言われ続けて育ったので、他人にも、つい、「がんばれ」と言っていましたが、我を張ることに気づいた時から言葉を変えました。
甥っ子や姪っ子たちの成長する過程で、この学びを使うチャンスがありました。
「今度、中学生になるんだ。楽しみはなんだい?
そうか、どんどん楽しみなさいね。
嫌なことも辛いこともたくさんあるかもしれないけど、どんなことが起きてもどんどん楽しみなさい。
悩みや苦しみって、心が止まっている時に感じるものなんだ。
だから、苦しい時ほど、体を動かす運動をして汗で吐き出しなさい。
そして、本当に辛い時は、お風呂で一人で泣きなさい。
それでも困った時は、オジちゃんに相談しなさい。
これからたくさん親にも言えないことや、言いたくないことが起きるから、最後の相談できる人として覚えておきなさい。」と教えました。
二人の甥っ子たちも40代になり、男女2名の親ですが、小学生の頃からヤンチャだった二人が問題を起こした最後は、必ず、私のところに相談にやってきます。
お金、異性、暴力、学校、人間関係、親との付き合い方、社会へ出てからも先輩後輩との付き合い方など教えました。
なので、私は本人たちの親とは違う大きな信頼関係の位置にありますので、当然、その子供たちも同じ信頼関係で付き合っています。
子供の価値観は、親が決めるものだからこそ、世間知らずの社会性のない価値観だと自分で気づいた人は、どうぞ、私のところに学びに来て下さい。
いくつになっても、「人生の学び」に終わりはありません。
「自分は正しい、自分は間違っていない!」と思い込みつづけている人ほど、我を張りますので、どうぞ、ご注意下さいませ。