解脱後の【無の世界】第二十一話

      よし、次は、マスターと本気で、「宇宙の全体を理解する」と決めた夜から、毎夜毎夜、私の夢には、自分の過去世の映像が見え続けました。

いろんな星に生命体が生まれ、進化を繰り返し、早く進化した星ほど早く自滅する映像や、ゆっくり進化した星は、争いが絶えず、奪い合いや殺し合いを繰り返している星の様子もたくさん見ました。

このどちらでも無い星もあり、「ただ見守るだけの星」や、テレパシー通信を使って気づかせることまでやっている星もありました。



形の無い星もあり、そこにいる人たちも目には見えないシールドで守られている星もあります。

そんな宇宙の全体図を見せられたあと、星同士の揉め事が増えてきたので、星の代表たちを集めて話し合いの場を作り、全体の調和を整えるための「宇宙大連合」を作った時のことも思い出しました。

私が言い出しっぺなので、「初代の宇宙大連合の総督」となり、自分の息子へ引き継ぐルールも自然に出来上がってしまいました。





「最初の自分の意識がどこから始まったのかを知りたい」と眠る前に望みましたが、「それは見せられません」と、天から声が聞こえました。

なぜ、宇宙の始まりも、創造主の思いも理解しているのに、「自分の意識の始まり」を見ることができないのかを問い詰めましたが、答えはありません。

毎夜、毎夜、夢を通していろんな存在たちと対話することが普通になったので、体は横になっていますが意識は鮮明なので、目が覚めても寝ている時も同じ感覚でいろんな場所につながります。

どこが現実なのか、どこまでが夢の世界なのかがわからなくなるほど瞬時にいろんな思いとつながるので、日々、朦朧と生きていました。

寝ていても自分のつらい過去世の記憶がたくさん思い出しますので、自分を正当化して人を殺したシーンや、そのあと殺した相手の家族から何度も殺されるシーンも、繰り返し見ました。



眠りながら過去世を見ることがこれほどつらいものとは知りませんでしたので、私が望んだことなのか、それとも、私は過去のすべての人たちの魂記憶を思い出す必要があるのかと悩みました。

普通に現実で出会った人たちの過去世もすぐに見えてしまううえに、その人と自分の過去の関係性まで見えてしまう体験は、とてもつらい時間でした。

だから、天にお願いしました。

「私は、宇宙に起きたすべての事実を知りたいのではありません。

ただ、この地球に転生して、自分が宣言した「地球を救う」ために必要なことを知りたいだけなのです。

だから、私に必要なことだけを教えて下さい。

その記憶がどれほど苦しいものであっても、必ず、希望にするために私は歩みますので、お願いします」と、天へ宣言しました。





もう、日常の時間のどこにいても、何をしていても、瞑想と同じように、瞬時に、上の世界の意識に繋がるので、現実の時間と、宇宙の多面的な時間の中を同時に生きている感覚の時間でした。

肉体は、現実にある、しかし、意識は無限にどんなところへも行ける・・・。

この時間を体験する意味を考えましたが、答えは出ませんでした。

でも、純粋な子供の目を見た瞬間や、お母さんの背中にオンブされている赤ちゃんとは、アイコンタクトで会話もできました。

「僕も、今さっき、目覚めたんだけど、まだ赤ちゃんなので、手足が自由にならないし、言葉も話せないんだ。

みんながあなたのようにテレパシーで話せると早いんだけど、この面倒臭い子供の時間を経験しないといけないのかい?」と赤ちゃんが私に訴えてきました。





いやいや、待て待て、私も同じように母親の背中にいる時に、「熱いから毛布はいらないよ」と言ったつもりなのに、声はオギャーオギャーだったのさ。

今は、君もはっきり意識しているけど、眠ると上の世界に行くだろう?

その時に、今の自分の感覚を残したいのか、記憶を消して、テレパシーも忘れた今の大人たちのように生きるかの「選択の時間」があるのさ。

その時に、決めなよ。

僕は、ずっとこの感覚を失いたくないと言ったみたいなので、ずっと子供の頃から今も同じさ。

他の多くの人たちは、過去の自分を忘れて新しいゲーム機をもらったように人生を遊んでいるけど、ゲームに終わりは無いからね。

だって、僕らのゲームは、僕らが創造した結果なのだもの。

自分以外の人で、自分のゲーム設定を変えられるのは、創造主マスターだけさ。

僕も創造主マスターとたくさん話をしたけど、知らない方がましと思うこともたくさん知ったので、自分で決めなよ。



「わかったよ、お兄ちゃん、ありがとう。もう少し、このお母さんの子供として楽しむから、そのあとに自分で選択をするわ。」





もう誰にあっても一瞬で通信できる自分は、情報が多すぎて頭の中がパンクしそうになったので、「周波数」、そう、ラジオの周波数のように、自分でチャンネルを変えるコツを掴みました。

街ですれ違ったかわいい娘さんは、遠くから見ても人間の肉体をしているのに、意識が「宇宙人」だとすぐにわかったので、テレパシーで交信しました。

でも、彼女は「自分の星の役目がわかっているので、あなたと楽しく過ごしたいけど、時間がないの」とテレパシーで通信して言いました。

デートする時間がないのかと思うと、「そうじゃなくて、地球に時間がないのはあなたも知っているでしょ!」とテレパシーで怒られました。

すれ違うまでの、ほんの数十秒のテレパシー通信の会話です。

 

現実世界の中でも、普通にテレパシーのチャンネルは使えますが、世の中全体がまだ、「UFOやテレパシー」というと、サイキックなブラックイメージの精神世界の変な人と思われるので、絶対に、このことは口にしないと決めました。

霊界も、神の世界も、宇宙にも、いつでも自由に行き来はできますが、そんなことを楽しんでいる時間はありません。

この地球には、残された時間が少ないからです。

このことをもう少し具体的に、誰かに聞いてみようと思いました。



続きは、次週の日曜日に!


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