恩返し、思った時には親はなし
「人生50年」と言われた時代ほど、時代を動かす大きな仕事をした人たちが世の中にたくさん出て活躍しました。
しかし現代は、「100歳人生」と呼ばれるほど長生きな時代になりました。
医療が田舎まで行き届いて、急に亡くなる人が減ったことは良いことだと思いますが、長生きしている人たちをよく見て下さい。
「幸せそうですか?」
あなたの周りにいる80歳以上の長生きな人たちが、もし、笑顔で喜びで生きているならそれは素晴らしいことです。
そうではない辛い、苦しい、寂しい、悲しい思いを抱えている老人たちを増やしたのも、私たち子供世代の責任なのです。
早い人は、40代から親の介護や見取りをしなければいけなくなりますが、親が元気なうちは自分たちだけの価値観で生きていても問題ありません。
しかし、親が弱り、一人で生活できなくなっているのに、自分の生活があるからと、自分が大事にしたい価値観を変えないまま、親が突然、亡くなった報告を聞く人が増えています。
コロナ禍なので、介護施設や病院で亡くなった人に会えるのは、遺体になった姿だけです。
あなたは人生で「恩返し」を考えて生きたことはありますか?
「人生は一期一会」と賢い先輩から教わった時は、意味がよく分かりませんでしたが、30代になるまで出会いと別れを繰り返すたびに、「恩返し」の視点から考えるようになりました。
今、自分が普通だと思っていることを誰か手助けしたり、支えてくれていることに気づいた人は、すぐに恩返しの行動をして下さい。
そうでなければ、あなたの老後は辛く悲しいものになることは確実です。
名言「恩返し、思った時には、親はなし。」
天無神人名言:「親にしたことは、必ず子供に返される」