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母の教え:「ながら教育」の推奨

皆さんは、子供の頃に食事をしながらテレビを見ていて怒られた記憶はありませんか?

私の家では、厳格な教育の家だったため、テレビを消して、板の間に正座して、父が座って食べ始めないと、子供たちは食事をしてはいけないルールでした。

幼稚園、小学校になればさらに注意することが増え、食器やお箸の準備、ご飯と味噌汁をよそって飯台に置き、箸を並べて最後に母がおかずを一品持ってくるまでが子供のお手伝いです。

 

そんな厳しい母の教えにも、ひとつ、抜けていることを見つけたので母に教えたことがあります。

テレビが我が家に無い時代は、ご飯を食べるのも、寝る時間も、お風呂に入る時間も決められていて、一緒に順番にすませないと、食事もお風呂も何も与えれないのが我が家のルールでした。

「上の者に従わない者は、一切、何も与えられない」という無言の教育です。

この教育のおかげで、世の中に出て理不尽なことや理不尽な先輩に会っても、怒られることはありませんでした。

現代の家庭教育がどこから変わったのかを考えた時、「テレビの影響」だとわかりました。

家にテレビが入る前と、入ったあと、家の中のルールも変わり、全てがテレビの番組の合わせて行動するようになりました。

父はプロレスを見たいので、自分の食事をお盆に載せて、テレビの前で食事をしたこともありますし、母は連続ドラマの時間になるとソワソワして落ち着かないので、「台所の片付けは僕がやるのでテレビを見て良いよ」と言ったこともあります。

テレビ見ている時に、何かを食べながら見ていることが多いと思いますが、これは精神的に、とても良い状態なのです。

「意識(左脳)」は好きなテレビ番組を見ているで喜ぶし、「無意識(右脳・本能)」は好きな食べ物を食べているので喜んでいるからです。

しかし、これを続けると必ず、ブクブク太りますので、テレビを止めるか食べるのをやめるかして下さい。

今日、気づいてほしい重要なことは、この行動のように「ながら教育」を推奨できれば、人間はもっと多くの脳を使い、自己覚醒しやすいということに気づいてほしいのです。

真面目すぎる人は、雑念を消すために、瞑想して、静かな部屋で集中して作業や仕事をしますが、実は、音楽をかけながら、好きな食べ物や飲み物を飲みながら作業や勉強をするほうが脳に記憶するスピードや量は増えるのです。

人間が脳に記憶する時、「見る、聞く、書く、読む、文字を触る」という段階がありますが、最高レベルの見て覚えるタイプの人たちや暗記が得意な人たちは、覚える時に、自分が好きなパターンにはめ込んで記憶しています。

映像にくっつける人や、音楽のリズムで覚える人、数字に置き換えて覚える人、自分で物語を作ってしまう人など、記憶方法はたくさんあります。

さらに上級者は、体を動かしてリズムで覚え、さらに声を出して歌いながら覚えたりします。

つまり、五感をフル活用して記憶すると、記憶脳の左脳はとても覚えやすいことが、頭の良い東大生や仕事ができる人たちにヒヤリングしてわかりました。

有名な漫画家の場合、ストーリーに煮詰まると、街へ出て散歩しながらいろんなお店や人を見て、小さな感動から自分視点を変えて、「新しい発想点」に気づくことが多いと教えてくれました。

私が中学生の頃に産み出した方法は、見て、読んで、書いて、体を動かして、音楽を聴きながら、声を出して、周りや食べ物の匂いを覚えて、最後に踊っている自分の姿を動画で記憶する方法を生み出しました。

自分のお子さんがどういう方法で記憶しているのかを知らないお母さんが多いので、ぜひ、お婆ちゃんやお母さんは、子供の記憶方法にもっと関心を持って聞いてみて下さい。

脳は、使わないでおくとドンドンサボってしまいますし、退化して覚えた記憶さえ忘れてしまいます。

記憶が曖昧になった時は、土を触って花を育てたり、ベランダで食べ物を育てたり、畑に出て食べ物を育てると、自分が何とかしなければこの野菜は死んでしまうとわかるので、本能に直結している「自律脳」が活性化してボケも治ります。

90歳になる母にいつも言うことは、生きている間は、毎年、必ず、何か食べ物を育てて下さいとお願いしています。

一生懸命に作っても、食べてくれる人がいないので張り合いが無いと言いますので、収穫に行けない時は、送ってもらいます。

これが最も重要な「親孝行」なのです。

ボケの兆候が出た時は、土に入った大好きなお花の鉢を買ってあげて、来年も咲くように育ててねと、プレゼントしてあげて下さい。

生きる気力が無くなったり、ボケると必ず、花を枯らしますが、毎日、花を見て、感動して美味しい物を食べる時間を作るとボケの進行は止まることは、一流の医療や介護の世界では、常識なのです。

どうぞ、子供や孫にもできることはたくさんありますので、遠くに住んでいるお母さんやお父さんに、土が入ったお花の鉢をプレゼントして、育ててねと電話で伝えて下さい。

「生きている間の恩返し」

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

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