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居住空間と「心の距離」の関係性

皆さんは、自分の「心の状態と居住空間の関係性」を考えたことはありますか?

実は、「人間同士の関係性」において、居住空間の広さと、人間関係は大きな影響を与えているのです。

例えば、マンションやアパートで、家族5人でぎゅうぎゅう詰めで生活していても、不満はあまり出ないものです。

なぜかというと、信頼しあった家族の「心」は、人と人の関係性の距離が近くても、満足していれば、狭い部屋でも大丈夫なのです。

しかし、長い間、親子で言い争いをしている家族だったり、夫婦や恋人同士の「心のすれ違い」が増えている夫婦だと、狭い空間に二人きりでは居られず、すぐ外へ出たがるか、広い空間の家に引っ越しをしたがります。

子供が小さい時は我慢しようと頑張っていた夫婦でさえ、子供たちが家を出ていくと、最も向き会いたくない相手と一緒の空間にいる時間が長くなるので、とても「心は閉塞感」を感じるようになります。

 

では、どうすれば心が安定して安らげるように生きれるのでしょうか?

ひとつには、「家族ではない心を通い合える仲間と過ごす時間を増やすこと」がポイントです。

もうひとつの方法は、「違う家に住むことを考えること」です。

昔、アメリカ人に聞いた話ですが、彼らは「人生で一軒家を3回は引っ越す」と、普通に言います。

「転勤」とかの引っ越しではなく、自分の意思で、心地良い家を探して住み替えるからこそ、自分の家を買った時は、あとで売ることを考えて必ず、買った時より良くするためのメンテナンスをすると教えてくれました。

人によっては、家の買い替えを5回や6回、変わるのは普通だけど、日本人は違うのですか?と聞かれて、返答に困りました。

その理由は、日本人の脳の中には、家を何回も買い替えるという発想が無いからです。

なぜ、日本人は「心が安らぐ家の所有欲が弱い」のかというと、大昔から土地が狭い日本ですので、狭い家で三家族以上が一緒に住むのが、普通だったからです。

それともう一つは、「個人の自由」以上に大切にする「人と人の繋がり」を重んじていた国だからこそ、近所付き合いと家族の繋がりが最も強い国だと言われていましたが、現在は、アジア諸国の方が家族の付き合いをとても大事にしています。

アメリカナイズされた「個人主義」、「個人の自由」、「個人の権利」を主張して「核家族化」になり、自由で良い時代になったと思っていることさえ、「アメリカ包囲網」の戦略だとは、誰も気づいていません。

だから、日本人の老後は、ここまで「孤独」になってしまったのです。

昔の日本人がなぜ、世界の人たちに恐れられたのかというと、人と人の繋がりが強く、家族以上に近所の付き合いを大事にする民族だったからこそ、家族内の価値観よりも、地域の価値観や繋がりが強い国だったからなのです。

だからこそ、「個人主義」、「個人の自由」、「個人の権利」を日本に浸透させた結果、今の皆さんの心のように、寂しくなってしまったのです。

家に一人で住んでいる人ならわかると思いますが、一人住まいは自由な反面、無駄が多いことは、誰かと一緒に住んだ時にわかります。

食べたいものを買っても、野菜を全て使いきれない結果、家庭の中で食べ物を捨てる量が破壊的に増えてしまった結果、コンビニが捨てる量よりも、家庭から出るゴミの量の方が多いのが実態です。

食品スーパーで「小分け」が売れ出した時期は、最も「核家族化」が進んだ時代ですし、親が一人住まいでも、親と離れてマンションや新しい家を購入する人が、今も増えています。

今、全国で土地の値段が上がっている理由は、長いデフレの結果、お金を使うところが減ったので、家やマンションを投資対象として買う人が増えているからですが、実は、これも「インフレ誘導」に拍車をかけるステップ」なのです。

過去にも全く同じように、最初にあらゆる食べ物の物価が上がり、石油や石油製品の値段が上がり、電気、ガス、水道の公共料金が上がり、土地の価格が上がりました。

それと同時に、海外の投資家たちが日本のマンションや土地を買うので、中古マンションの値段を上げても売れると思った不動産業者が、土地やマンションの相場を引き上げているのです。

つまり、今は、「売り時」なのです。

また、買い替えは、他の他県に住み替えるには、最も良い時期なので、早めに検討して、年内か、年明けまでに決めることをお勧めします。

インフレは、最初に都会で始まり、価値が上がりますが、田舎の街に飛び火する時には、もう都会の価値は安定期に入り、投資対象にはなりません。

つまり、遅れて地方都市のマンションや家を購入しても、価値は上がらないので、決して、借金をして買ってはいけません。

私も今、現在、三件の家を所有していますが、一見、無駄に見える家も、地域の人のためになればと思って所有しましたが、毎月、3カ所の家を回っていると、自分は同じなのに、家によって、「心地よさが違う」ことに気付かされます。

やる気が出る家もあれば、リラックスする家もあるし、人がやってきて嬉しい家とそうではない家もあります。

みなさんの家は、いかがですか?

今、急にあなたの家に大事な人が来ても、あなたは喜んで迎え入れる家になっていますか?

清掃は?お料理の材料は?お酒は?飲み物は?新鮮な野菜は?

 

私が結婚した時に、母が私に教えてくれた言葉は、今でもハッキリ覚えています。

🔴一人住まいであっても、必ず、誰かが泊まりに来ることを考えた家にしなさい。

人は、誰かが来ることを考えて生きないと、勝手気ままになるので、家も散らかるし、後片付けも後回しにしてしまうもんさ。

だから、自分の家を持った時は、常に、毎日、誰かがやってくることを考えた生活を自分で心がけなさい。

🔴自分一人で住むと、人間は「ワガママ」になるものさ。

人間は一人では生きていけないからこそ、誰かに会いたいし、誰かと一緒にいたくなるでしょ?

それが家族であっても、他人であっても同じさ。

人間は、自分がどういう人間かがわからないからこそ、たくさんの人と関わって、自分の良い所と悪いところを指摘してもらって、成長するものなのさ。

そういう風に生きた人は、必ず、結婚しても他人に喜ばれるし、大事にされるものだよ!

🔴セックスだけじゃ、人間は長くは続かないものさ。

自分の欲望を満たしたあと、一緒にご飯を食べたい人なのか、一緒に仕事をしたい人なのか、それとも一緒に遊びたい人なのかをよく見極めないと、自分がどういう価値観で生きていいのか、わからなくなるよ。

🔴「自分」ってねえ、一生、悩むものなのさ。

私も親が決めた相手と結婚して、実家を出て嫁に来たけど、一人住まいをしたことがないので、お前が一人で住むなら一緒に住みたいくらいだけど、あんたの彼女に邪魔者扱いされるから、私は行かないよ。

私が嫁に来た時に、一番思ったことは、自分が住む家はここだけど、もし、お金に余裕があったら、自分が好きな人たちだけで一緒に過ごせる家にするさ。

だからお前もいつか、カマドを構えると思うので、自分の部屋くらいは、持ちなさいね。

今の嫁たちは、家を全部、我がもの顔で歩き回っていると、息子の嫁と一緒に住んでいるお母さんが泣いていたよ。

若い時はやりたいことがたくさんあるし、寝ないでも遊べる体力があるけど、そんな時間は人生の中に短いからこそ、遊ぶときは真剣に遊びなさい。

そして、家に帰ってきた時に、「安心できる人」を探しなさい。

エッチなんて、外でも他人の家でもできるからこそ、大事なことは「自分の家の空間の気持ちよさ」と、「大事な人が来た時の自分の気持ち良ささ!」

じゃあ、「一人住まい」を楽しみなさいね!

こう言って、私を送り出してくれた母に感謝しか、ありません。

ここまでの人生は、全て母の言った通りでしたし、本当に多くの人たちがこの価値観を知らないので、私は自分ができる範囲で「共同生活をできる仲間」を見つける努力をしています。

自分の価値観を超えて、大事にする心が同じじゃないと一緒には住めないからこそ、先祖と神様を大事にする「神仏心」を中心とした家にします!

自分達の老後は、自分達で守る!

それができていない人は、誰も救うことなど、できません(^^)

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