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木の精霊に教わった「微生物の循環」

幼稚園時代から毎日のように山道を登り、自然界の精霊と対話していろんなことを教えてもらいました。

真っ直ぐな木、くねくねした木、小さい木、いろんな木があるでしょ。でも、それは人も同じでしょ。

 

見た目は違っても、みんな同じ「大地」から生えているので、同じ土壌の「微生物」の力によって成長しているのですよ。

じゃあ、どうして人間だけは、ここまで「自分勝手」に生きているのですか?

人間が自分勝手かどうかは知りませんが、もし、自然界で自分勝手に生きた場合、自然に全ての木々も草も、その木の周りから離れていくので、一人ぼっちになって死んでいきます。

どうして、自然界の木々や「微生物」は、その木から離れていくのですか?

子孫を残す努力をしない木は、自分だけのために多くの微生物を食べ尽くすので、それは周りの木々や草にとって、「害」があるからです。

一人で自分勝手に、「微生物」を食べ過ぎると、どうして周りの木や草の「害」になるのですか?

「微生物」は全て循環していますが、一つの木だけが「微生物」を食べ過ぎると、周りの草木に循環するべき「微生物」が足りなくなるので、周りの草木が死んでしまうからです。

どういう方法で、その自分勝手な木を殺すんですか?

その木より大きな木は、太陽が当たらないように枝や葉っぱを伸ばして太陽を遮りますし、雨が降っても、その木に当たらないように、全ての雨水を他の木に振り分けてしまいます。

 

「土中微生物」たちも、一斉にその木の根の周りから離れていき、「微生物循環」ができなくなります。

 

こういう対応をされた木は、数ヶ月で必ず、死にます。

随分、残酷なルールだと思いますが、どうして、そこまでやるのですか?

自然界のこのルールは、「お互いの命」を守るために必要ですし、昔の人間はそのことを知っていたので、家族が亡くなると、山に「遺体」を埋葬し、人間が食べた「微生物」を山に戻してくれたものです。

 

最近は、どこの山も、「人間が遺体の微生物」を戻してくれないので、人間が食べる微生物を与えるのをやめようかと話し合っている最中です。

すいません。人間の代表としてお詫びしますが、山は個人が所有しているので、昔のように自分の山の木を切りまくったせいで、「遺体」を埋めた場所がすぐ見つかってしまうからと、遺体を焼却することに決まったそうです。私も父から聞いて驚きました。

そんな勝手なことは、許されません!

 

「山や川の微生物」を食べて育った人間は、「山に微生物を返すルール」が、大昔にできたからこそ、私たち「山の精霊」たちは、人間が食べるものが成長するように、飲める水を与え、多くの「山の微生物」を川の水に入れているので、田畑に野菜や果物ができるのですよ!

 

そんなことも、わからないバカな人間になってしまったのですか!?

本当に、すみません。

 

私は「山の微生物循環」は知っているので、父や母にもお願いしましたが、町内ルールで決まったので、遺体の焼き場を山に作った後、街の中に高温焼却炉まで作ってしまいました。

 

あんなことをすると、全ての微生物が死ぬと言ったのに、誰も僕の言葉を聞いてくれないんです。

それは困ったことですね。じゃあ、私たちが全ての微生物に伝えて、もう、自分勝手な人間たちに「微生物」を与えないようにします。

 

「微生物」たちを守っているのが、私たち「精霊」ですので、私たちが決めると、すぐに「微生物」たちは活動を停止し、自分で死を選びます。

 

これからこの山も他の山も、どんどん「微生物」が死んでいくので、人間が食べる食べ物は無くなると覚悟して下さい。

 

でも、あなたは私たちの気持ちをわかってくれているので、この山だけは「微生物」を生き残らせます。

 

これは、あなたと私たち「精霊の約束」ですよ!

ありがとうございます。

 

私が大人になって、もし自分で山を買える時期が来たら、この周りの山も少しづつ買っていきます。

 

そして、他の人間がやらない遺体の処理を、昔のように山に埋めて「微生物」を戻します。

 

だから、どうか、日本中の山の微生物を無くすことだけは、まだ、おやめください。

 

僕がこのことを忘れて、山を買って遺体を山に戻さずに死んだ時は、全ての山の微生物を停止させてもいいです。

 

「僕の遺体」だけは、何があっても、この山の埋めてもらいますので、どうかそれまではお許し下さい。

あなたがそこまで言うのでしたら、あなたの命が亡くなるまでは「微生物」は循環させます。

 

いつか、このことを人間がわかってくれて、命の循環が、「人間だけではできない」ことを気づく日が来ることを楽しみに待っています。

山の精霊たちとこんな対話をしたあと、力がある「本家のおじさん」に精霊との対話内容を全て伝えたあと、こんな話をしました。

人間の魂はもともとの魂に、変わることはできないのか?

 

それは、無理だと思います。

 

人間は魂が生まれ変わる「輪廻転生」までは知っているのに、どうして、自然界の「命の循環」を守っている「精霊」たちのことを教えてくれる人はいないの?

 

こんなことを続けていると、「精霊」も「微生物」も、いつか、全て死ぬしかないよね!

 

それは、つまり、「人間も全て死ぬ」ってことなのに、どうしてそういうことを教えてくれる人はいないの?

 

オジサンならいろんな偉い人を知っていると思うから、ぜひ、オジサンから偉い人たちに言って、「微生物」を山に戻す仕組みを作って下さい。

あのなあ、俺は普段は威張っているが、別に偉い奴と知り合いでもないので、そういう大事な話はワシからはできんなあ。

 

もし、本気で町内のルールを変えたければ、お前の家の向かいにいる親父に言ってみろよ。

 

あの親父は、次の選挙で、町会議員に出ると言っていたので、少しは役に立つかもな。

僕は一人で、向かいのオジサンの家に行き、山の精霊たちとの会話を全て伝え、この町の人たちのためにお願いしますと頭を下げましたが、断られました。

そんな一銭にもならない話を聞く奴は、いないのであきらめな!

 

この世の中は、全て「金」次第でどうにでもなる世の中だから、もう、お前もそんな微生物や精霊の話は、忘れてしまえ!

 

これからの時代は、「金」さ!

どんどん金を稼いだ奴が偉くなる時代が来るのさ。

 

だからお前も、早く賢い学校に行って、賢い会社でお金を稼ぎなさい!

いくらお金を稼いでも、人間は最後に死ぬんですよ!!!!

 

だったらせめて遺体を山に埋めて、「微生物」を循環させるくらいの「恩返し」はしないのですか?

 

オジサンみたいに偉くなる人でも、お金以外には興味がないのですか?

 

子供たちも、孫たちにも、お金の話しかしないのですか!?

 

「命の循環」までは知っているのに、どうして大人は「恩返し」をしないのですか?

 

いつから人間は、そこまで自分勝手になったのですか?

 

僕はもう、死にたいです!

 

オジサン、僕を殺して後ろの山に僕の遺体を埋めて下さい。

 

僕にはそれしか「恩返し」ができないので、どうか、この首をカマで切って遺体を山に埋めて下さい!

 

(玄関に首を下げた土下座をしました)

お前なあ、俺にお前を殺させて、どうしようとしてるんだ!?

 

次の選挙に出ることをやめさせるために、誰かの命令か!?

金をもらってやっているのか!?

 

このバカ息子!!!

お前なんか、殺す価値もないので俺はお前を殺さないぞ!

 

どっかの山に「穴」を掘って、自分で入って死んでしまえ!!

 

ほら、「穴」を掘るスコップだけは貸してやるから、さっさと出ていけ!!

僕はスコップを1丁を借りて山に行き、今まで行ったことがない山の奥に「穴」を掘って自分一人で入りました。

夕方になって寒くなってきたので、周りの土を自分に体にかけると、少し暖かいので嬉しかったです。

そのまま、眠ってしまい、何時かわからない真夜中に、私を父が見つけて、目にいっぱいの涙を溜めて、「すまん、すまん」と謝ってくれました。

「なんで、父さんが謝るの?僕、何か悪いことをしたの?」

 

夕方、お前がいないので、いつもの山を探してみてもいないから、向かいの家にご主人に聞いてみたら「スコップを1丁貸したので、早くもどせ!」と怒っていたのさ。

 

なんで、スコップを1丁を貸したか理由を聞くと、お前が自分で死ぬためだと、やっと教えてくれたので、いつも遊ぶ場所の奥だと思って探していたのさ。

 

全部、俺が悪いんだな。俺が反対意見を言わなかったせいで、遺体の焼き場を作らせてしまったからな。

 

全部、俺が悪いんだ。すまんかったな・・・。

全て父のせいじゃないと思うし、誰も僕の言うことを聞いてくれないので、これから食べ物が作れない時代になるなら、僕の「食いぶち一人分」が減れば、みんなのためになると思ったの。

 

だからこのまま、埋めておいて・・・。

 

どうせ、いつかは死ぬんだから、僕は今、死ぬことに決めたんです。

 

だから、父さん、今までありがとうざいます。

父は返す言葉が無くなったみたいで、家に戻り、母を連れてやって来ると、母はこう言いました。

お前が死ぬのは勝手だけど、今日の晩御飯にお前の大好きな「ゴマおはぎ」を作ろうと思っているんだけど、死ぬならその「ゴマおはぎ」を食べてから風呂に入って寝て、明日、死ねばいいでしょ!

 

人間は死ぬ時に、「最後の晩餐」という大事な食事を食べる習慣があるのも、「命の恩返し」だと思うから、お前も自分のためじゃなくて、ご先祖と神様たちに恩返しの意味で、「最後の晩餐」を食べなさい。さ、穴から出ておいで!!!

・・・・・・・・・・・・・・・

もう、母の目にも涙がいっぱいで、どうしていいかわからず、嘘をついているのも分かりましたが、母が言う「最後の晩餐」を知らなかったので、明日、死んでも邪魔しない約束をしてから、穴を出て「ゴマおはぎ」を食べに家に戻りました。

翌朝も、また「ゴマおはぎ」を作り、「最後の晩餐は朝昼晩の3回だ」と言い張り、嘘をついてでも、僕を生かそうとする母の気持ちが伝わってきました。

こんなまっすぐな母なので、きっと、僕が死ぬと自分も死ぬとか言い出しそうなので、山の微生物さんたちと精霊さんたちにお詫びして、「もう少し、生きてみます」と伝えました。

まだ、「自分で死ねる」と思っていた、5歳の頃の体験談です。

いつか、私は山に遺体を戻すことを実現できる「仕組み」をいづれ作りますので、ご興味がある人は、「地球創生SNS会員」になって協力して下さい。皆さんの気持ちで実現できることだと思っています。

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