岡山県の大学生の時に付き合っていた20歳の女の子が、突然、泣き出した日がありました。
どうしたのかを聞いてみると、子供の頃から仲良くしていた近所の女の子が「自殺した」と言うのです。
どうして自殺したのか、ご両親もわからないし、周りの誰も理由を知らないのに、なぜか、彼女は、「同級生の自殺の原因」を知っていました。
話しを聞いてビックリ!
こんなことが「普通」に起きていることに驚きましたが、自分の無知さを反省したからこそ、40年前に聞いた彼女のお友達の体験談をお話ししますので娘さんたちに読ませてあげて下さい。
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私が付き合っていた女性は、ある美人コンテストの「準ミス」に選ばれたほど顔も体も美しい女性でしたが、自殺した女性はさらに美しいので、幾つものコンテストで「ミス」を獲得したほど容姿端麗の美人だったそうです。
高校3年生の卒業前に一度、二人と飲みに行った時、仲良くなった男性から連絡先の名刺をもらいましたが、私の彼女は名刺を捨てたのに、美人のお友達はその男性に連絡して何度か遊びに出かけたそうです。
ある日突然、その友達がいなくなり、家族も近所の人と警察に「捜索願い」を出して、住んでいる山全体を全て調査したそうですが、一週間探して見つからないので「捜索中止」になったそうです。
しかし数週間後、一度だけ、私の彼女が一人で家にいる時に、行方不明になった彼女から連絡があり、「○月○日の何時頃にある場所にいるので、迎えに来て欲しい」と頼まれたそうです。
当時、高校3年生になっていた彼女は、親の車を運転して一人で迎えに行った時、驚いたそうです。
顔は土気色しているし、目も口もボロボロで涙さえ出ない状態で、フラフラでした。
何があったのかも言葉にできない状態だったので、子供の頃に二人で山に作った「山の隠れ家」に連れて行き、そこに食事を運んで自分一人で世話をしたそうです。
一週間、二週間、三週間経つと少し元気になったので、「ご両親のところに戻ろうか?」と聞いた時、「私はもう、家には戻れない」と言ったそうです。
理由を聞いてみると・・・
私を誘った男の人は、最初は優しく食事に連れて行ってくれたり、ドライブに連れて行ってくれたけど、ある時、突然、数人の男の人がいる家に連れて行かれ、朝から晩まで強姦され続けたそうです。
メシを食わすと排泄したくなるからと、食事もとらせず、水とビタミン剤だけを飲ませて、いろんな男たちに毎日、抱かれる生活が続いたそうです。
意識がもうろうとしてくると、シャブを打たれ、意識がハッキリすると、強姦され、ビデオに撮られて、また、違う男の人たち数名に弄ばれたそうです。
1ヶ月もすると、体は痩せてきて、生理も止まり、排便もオシッコも出なくなった時、「もうボツボツ、終わりだな」と言われ、殺すか捨てるかを男たちが話し合って、「処理が面倒だから捨てる」ことを決めたそうです。
「誰か一人だけ連絡していいから、指定の日時と場所を決めろ!」と言われて、私の彼女に電話したそうです。
高校3年生の秋の出来事でした。
山の秋は、寒くなるので、自分の冬用の洋服やセーターを持っていき、食べ物を渡すと、「すぐに帰って!」と叫んだそうです。
「もうすぐ、禁断症状が出るし、その姿はあなたに見られたくないので、早く家に帰って!」
と言われた彼女は、自分で判断できないので、二人が知っている優しい男の先輩に相談して病院に行くことを勧めました。
でも、彼女はこう言いました。
実は、私、妊娠しているの。
最初は、間違いかと思ったけど、生理が止まったのは、食べ物のせいじゃなくて、妊娠したからなの。
誰の子供かは、わからないけど、私、産みたいの。
だから、産むのを手伝って!!
食べ物もまともに食べていないし、栄養失調で子供が産まれるかわからないけど、産婦人科にだけは連れて行き、検査すると、確かに妊娠はしていたそうですが、この子は死産になるか流産するのは確実なので、早く堕した方がいいと、言われたそうです。
人生で初めて妊娠して「母」になった自分の喜びと、薬漬けになった自分の体で産めない子供にした自分を責め続けていたことを教えてくれました。
「何とか別の方法を考えようね」と私の彼女が言った時、「わかったよ」と笑顔でうなづいた翌日、自分でお腹を切り裂いて、子宮の中の胎児を抱き抱えながら、内臓も飛び出したまま出血多量で死んでいたそうです。
危険だからと、刃物は与えなかったはずなのに、割り箸をお腹に突き刺して、自分の手で皮膚を破って胎児をひっぱり出して抱いていたそうです。
翌日、食べ物を持っていった彼女は、その光景があまりに酷く、放心状態になり、夕方になるまで自分がわからなくなったほどだったそうです。
でも、「このままではいけない」と思い、親たちに連絡して、遺体を一度、家に運び、葬儀を出す準備をしたそうです。
警察は事件性を疑い、色々、聞かれたそうですが、彼女は一切、事実を話さず、自分の親にも教えなかったそうです。
自分にもっとできることがあったんじゃないかと思うと、涙が止まらず、生きる気力を失ったそうです。
でも、友達の分も生きてやろうと決めて、短大に進み、彼氏を作った時、自分も妊娠してしまったので、自分で子供を堕したそうです。
そのあと彼氏と別れて、私と出会い、数ヶ月後、突然、泣いていた理由が、「今日は自分で子供を殺した日なの」、と教えてくれました。
友達の分と友達の子供の分まで生きると決めたのに、私、自分で子供を殺してしまったの。
その堕胎手術をした日が、今日なの。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい、、、。
もう、大粒の涙がボロボロ出て止まらず、私にしがみつきました。
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どうするか?この女性の魂は何を望んでいるのか?
堕された子供はどう思っているのか?
自殺した同級生は、今、どんな気持ちでこの場面を見ているのか?
全員の魂に聞いてみました。
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誰も悪くないよ、誰も悪くない・・・。
そして、自分も悪くない・・・。
私はそう思っているので、誰も責めないよ。
だから、もう自分を責めることはやめてね。
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この言葉を伝えると、彼女の涙はさらに大粒になり、1時間ほど、泣き続けました。
そして、やっと、この言葉を自分で口にしました。
私、生きる!どんなことがあっても生きる!
もう、過去を悲しんで生きるのは、やめにします!
この時間を与えてくれた神様や友達やあなたに感謝します。
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人生に起きたことをどう捉えるかで「人生の意味」は変わりますし、その「キッカケになる人」に出会えることを願って私はいつも祈っています。
他人にも家族にも言えない思いを抱えて生きると、魂はその苦しさを記憶して、生まれ変わっても何度も何度も同じことを繰り返すので、「愚かな自分の体験」を自分で「浄化する祈り」をして、思いっきり泣いて下さい。
あなたと、あなたが産めなかった子供の魂の思いや辛い思いを天に昇華するために作った「天無神人カード」をどうぞ、神棚や仏壇や家の玄関などに飾ったり、身につけて魔物や邪気が体に入らないようにして下さい。
永遠にあなたを守護するためのカードが、「天無神人カード」なのです。
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