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就職前の会社訪問 2 会社訪問

私は学生時代の就職前に、訪問した会社は数社ありますが、どういう会社を回ったかというと、「自分は絶対に就職したくないけど、社会的に認知度が高い会社」だけ行きました。

人事担当の人に言われることは、毎回、同じでした。

・・・・・・・・・・・・・

採用担当者

どうして、理数系の大学を出たあなたが、我が社を受けようと思ったのですか?

 

普通なら教師か、今、伸び盛りのコンピューター関連の企業の方がいいんじゃないですか?

アマミカムイ
アマミカムイ

多分、この有名な会社を受ける人たちは、きっと、綺麗な言葉で「聞こえの良い」ことを言うと思いますが、私は正直に言います。

 

この会社には「絶対には入らない」と決めたので、会社の顔である「人事課の人」と直に会って、話してみたかったからです。

採用担当者

ほほう、面白いことを言う学生だね?

 

えーと、履歴者によると、岡山理科大学の数学科だね?

 

なんで数学を勉強したのに、我が社を受けようと思ったの?

アマミカムイ
アマミカムイ

この人、絶対に、頭が悪い人だな・・・

だって、さっきの言葉をまるで聞いてないもの。

 

・・・・・・・・

 

さっきもお話ししたと思いますが、この会社には入りたくないけど、どんな会社かと思ってお話しを聞きたくてやってきました。

 

貴重なお時間を取らせて申し訳ありません。

 

失礼なことを言っているのはわかっているので、もし、ご気分を汚したなら、帰ります。失礼しました。

採用担当者

スマン、スマン。俺が悪いんだな?

 

俺がお前の言葉をきちんと理解して話していないから、お前は帰ると言ったんだろ?

 

それは俺が悪いから、そのことは謝るわ。

 

俺が聞きたいのは、なんで、そう思ったのかを教えてほしくて聞いたのさ。

 

俺もこの会社に長くいるので、良い会社だと思っているけど、初めて会った人間に、「絶対に入社したくない会社」だと言われたら気になるだろ!

 

お前、そういう手法で、どこの会社でも迫るのか?

 

普通は、人事課の人間にさえ会わせてもらえないだろう?

アマミカムイ
アマミカムイ

はい、おっしゃるとおり、多くの会社の受付の人に、

「あなたは受ける資格がないから帰りなさい!」

と怒られました。

 

でも、さすが「テレビ局」ですね。

 

変な人ばっかり出入りしているので、「人間ウオッチング」には楽しい場所なので、さっきから1時間くらい、出入り口で出入りする人たちを観察して楽しんでました。

採用担当者

お前、結構、嫌なことをズバズバ言う奴だな・・・。

 

それでよく大学を卒業して、会社に就職しよう思ったな?

 

普通の会社の真面目な人事課の人間なら、お前みたいな奴は会ってももらえないと思うぞ!

 

でも、俺はなぜか、お前に興味を持ったわ!

 

今までたくさんの受験希望者にあったし、コネで入りたい奴にもたくさん会ったが、言ってることがどこかに書いてある本の言葉だし、もう、面接するのも嫌になっていたけど、お前、面白いわ!

 

なあ、俺の会社に入らないか?

 

俺な、実はな、「人事課の課長」なので、1発でお前を入社させる決定権を持っている人間なんだぞ!

 

給料もいいぞ!なあ、入らないか?うちの会社に!

アマミカムイ
アマミカムイ

あのう、ハッキリ言いますが、テレビの世界も、ニュースの世界も、全部、「作り物」だってことは私は知っています。

 

だから、ほとんどテレビを見る時は、作り物でも面白い映画か、マンガしか見ません。

 

どのテレビ局も同じだし、毎日、朝から晩まで嘘のニュースを流しているし、しまいにはCMの内容も嘘ばかりじゃないですか!

 

電波で無料で届くから、まだ見ますが、もし、テレビが有料になったら、僕は絶対に、お金を払ってテレビを見ようとは思いません。

 

司会者もキャスターもディレククターもCMの番組担当者も、いかにウソを真実っぽく話すかのプロじゃないですか!!

 

俺、そこに頭にきたので、今日、この会社の人間に会ってみたくてやってきました。

 

だからいくら高い給料を出されても、この「嘘の業界」にだけは入りません!

 

まあ、どこの会社も似たようなものですが、どこかに就職しないと男は生きていけないので、今日を最後に合格した会社に入ります!

 

ご迷惑をかけて、申し訳ありませんでした!!

採用担当者

おいおい、もう他の会社に受かっているのかよ?

内定もらったのか?

アマミカムイ
アマミカムイ

はい!1社は、民間のスーパーで今、日本で一番大きな会社の3次試験を受かって合格通知はもらっていますが、「青田刈り禁止中」なのでナイショです。

 

それともうひとつは、「警察」にも受かっていますが、きっと、公務員は自分には耐えられないので、警察官にはならないと思います。

 

もう、いいでしょうか?

 

今日、朝から何も食べてないので、これから安い居酒屋でビールを飲んで、「開きホッケ定食」を食べたいので、もう、十分です。

 

お時間を取らせて大変申し訳ありませんでした!!

採用担当者

おい!その店、何ていう店よ!

 

俺も「開きホッケ定食」を食いたいから、お店の名前だけでも教えてくれ!

 

一緒に行こうとは言わないから、お店の名前だけ教えてくれ!!頼む!!!

アマミカムイ
アマミカムイ

絶対に、嫌ですからね!

 

お酒を飲みながら、あなたみたいな「クネクネした人間」と飲みたくないので、もし、その店に行くなら今日じゃなくて、明日以降に行ってください。

 

僕は明日からまた岡山に一度、戻るので、札幌で「美味しい開きホッケ」の店を見つけただけで満足なんです。

 

頼みます!絶対に、今日だけは来ないで下さい!

 

ハッキリ言って、あなた!僕の「大嫌いなタイプ」なので、これで帰ります!

 

はい、これ!お店の名前と住所です!

 

じゃあ、失礼します!

・・・・・・・・・・・・・

まさかと思うでしょうが、本当にこのテレビ局の人事課の課長さんが、僕が開きホッケを食べている店にやってきて、一緒の席に座ったんです。

女みたいにしつこいし、グチャグチャ言う、最も私が嫌いな男なのに、なんで自分を追い回すのかをはっきり聞いてみました。

アマミカムイ
アマミカムイ

あなたね、さっきも言ったけど、しつこいわ!

 

もう、最低で大嫌いな人間なので、早く食べて帰ってください!

 

それともあなたは、ホモですか?

 

僕は、女しか興味がないので、近づかないで下さい!!

採用担当者

お前って、本当に短気なんだな?

 

さっきの履歴書の欠点のところにも書いてあったけど、お前、スーパー短気だわ!!ハ!ハ!ハ!

アマミカムイ
アマミカムイ

あんたね、年上だから、気を使っていたけど、人を馬鹿にするなら俺、許しませんよ!

 

一番、俺が嫌いな人間は、「人を馬鹿にする人間」です!

 

もし、そんなことを正面切って言われたら、男でも女でも俺は許しません!

 

やりますか?俺と!?

 

俺、自分のスイッチが入ると、きっと、あなたを半殺しにしますよ?

 

そうしたくないから早く帰って下さい!

 

あーあ、面倒臭い男につかまったなあ。

 

やっぱり、テレビ業界の人間は、最低の人間でバカばっかりだわ!!

採用担当者

おいおい、いくらなんでも年上の先輩に、バカはないだろ!!

 

ちょっと、言い過ぎだぞ!謝れよ!

 

俺も一応、武術の心得はあるし、やればお前なんか、ボコボコにできるんだぞ!

アマミカムイ
アマミカムイ

あ!そうなんですか、武術経験者なんですね?

 

それは失礼しました。

 

ところで、どんな武術の何段ですか?

 

僕の従兄弟も、国士舘大学の柔道部主将で5段ですが、どれくらい強い人なんですか?

採用担当者

何!お前の従兄弟も国士舘大学か?

 

俺もそうだが、最も柔道部と仲が悪い空手部よ!

 

まあ、俺は3段だか、喧嘩は負けたことはないぞ!

アマミカムイ
アマミカムイ

あのう、先輩、もう、あなたは負けました。

 

あなたは、もう、死んでます!

採用担当者

おい!お前!本気で殺すぞ!

 

いいのか?!喧嘩なら先に手を出せよ!

 

そしたら、この手刀でお前の頭をかち割ってやるさ!

 

さあ、こい!この馬鹿野郎!

 

俺をオカマだと?ホモだと?

 

もう許せん!さあ、立って喧嘩しようぜ!

アマミカムイ
アマミカムイ

先輩、本当に申し訳ないですが、あなた本当に、バカですね!

 

だってね、あなた「空手の有段者」ってことは、もし、1発でも素人に手を出せは、すぐに警察沙汰ですよ!

 

会社もクビなるし、前科1犯の前科ものですよ!

 

それでも殴りたいなら、この開きホッケ定食を食べ終わってからにしましょうよ!

 

俺、あなたとさっきの「バカ面接」で腹が減りすぎて、力が出ません。

 

腹一杯食べて一休みしたら、外でやりましょうよ!

 

俺、大丈夫です!

 

警察にバラしたりしないし、あとで病院で包帯グルグル巻きにして、あなたの会社を脅しに行ったりしませんから、あとでゆっくり喧嘩しましょう!

 

さあ、あなたも早く開きホッケ定食を食べましょうよ!

 

あれ!もう冷えたかな?

 

さっきの可愛いお姉ちゃんに言って、もう一度、温めてもらいましょうよ!

 

この前も温めてくれたので、その優しさが好きで、この店に毎日、来てるんです。

 

さ、食べましょう!!開きホッケ!!!!

採用担当者

お前ってよお、どういう神経してるんだ?

 

俺を怒らせたかと思うと、優しく脅すし、それで何?

 

脅迫しているのか?俺を!

 

俺を脅迫して、会社に包帯グルグル巻きで来るつもりなのか?

 

やめてくれよ、それはダメだわ。

 

俺たちマスコミの人間は、絶対に警察のお世話なってはいけないと先輩たちから言われているし、ここまで20年、我慢したのに、今、お前の挑発に乗ったら、嫁にも子供にも迷惑がかかるから、喧嘩はしないぞ!

 

いや、しない!絶対に、しない!!!

 

お前ってよう、人を怒らせる天才だな!

 

俺が20年我慢してきたのに、お前、一瞬で俺を怒らせただろう?

 

どんな手を使ったんだ?

 

危うく、俺の首が飛ぶところだったぜ!

アマミカムイ
アマミカムイ

惜しいな、1発でも手を出してくれたら、俺、山ほどあなたを脅せるし、家族も脅せるし、子供も泣かせる自信はあるのに、いやあ、面白くないなあ。

 

ねえ、先輩、もう一回、怒って下さいよ!

 

ほら、開きホッケも温まったし、食べ終わったら外でやりましょ!

 

外なら多くの見物客がいるからダメかなあ?

 

この店の中でやりますか?

 

先輩が先に喧嘩をふっかけてきたんですよ!

 

俺は今日、あなたの会社に面接に行っただけの「一般人」で、あなたは武術家の有段者で、喧嘩早い先輩!

 

さあ、さっさと、開きホッケを食べてからやりましょ!

 

え!もう喧嘩をしないですか?

 

じゃあ、いいです。

 

ご飯を食べ終わったら、トイレに行くふりをして頭を柱にぶつけて血を出して警察を呼びます。

 

そして、あなたのことを告げ口します。

 

さ、早く食べましょ!

採用担当者

やめてくれ!!本当に、頼むから、もうダメなんだ!

 

前にも一回、手を出して、警察の知り合いに揉み消してもらったから、次は、絶対に逃げられないと言われているので、頼むからやめてくれ!

 

ほら、俺の財布、そのままやるから、もう帰らせくれ!!!頼む!頼む!

そう言うと財布を丸ごと、テーブルに置いて、お店を走って出ていきました。

「開きホッケ」が勿体無いので、二人分食べてから、入っていた名刺の会社の住所に現金書留で財布を送りました。

「二度と、素人に喧嘩をふかっけないこと!」とメモを入れて・・・。

人生の出会いは全てお勉強だと思っていますので、皆さんも上手に生き抜いて下さいませね!

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