母の教え:背に腹は変えられない
「背に腹は変えられない」とは?
背中を守るためといっても、五臓六腑がおさまっている大事な腹を犠牲にできないという意味から、大切なことのためには多少の損害はやむを得ないことをいう。
また、「背」を他者に、「腹」を自分自身に見立てて、切羽詰った状況では他を省みる暇などないという意味でも用いられる。 『江戸いろはかるた』の一つ。(Wiki)
一般的には、理不尽なことであっても、やむおえない状況下では、やりたくないことでもしなければいけない判断の意味で使います。
武士(男たち)は「腹が減っては戦さはできぬ」という現実対応的な言葉と、「武士は食わねど高楊枝」の両面の心を持って社会で生きていることを女性たちには理解して欲しいと思います。
今日、この言葉を伝えた意味は、女性が社会進出している時代だからこそ、男の上司が男の部下を家族に言えないほどイジメ、厳しい上限関係の中を生き抜いていることを少しでも女性たちに理解して欲しいからです。
多くの女性たちが社会へ進出して男たちと同じ職場にいますが、仕事の成果だけではない、他の面でプレッシャーを与えるのが、男社会の掟なのです。
その男の闘いに負けた男は、鬱になり、出社拒否し、退職します。
こういう多くの相談を受けたからこそお伝えしますが、ご主人が鬱になったら、1日も早く、都会から離れて、マンションを手放し、田舎暮らしをして下さい。
人の心をむしばむ大都会に生き残れるのは、狩猟民族だけです。
東京の地下に張り出してあるポスターの言葉が、物語っています。
「正直者はバカをみる」
この言葉を聞いて、自分がどう生きるのか指針にして下さい。
正直者がバカをみない世の中に、したいものです。
一人一人が正直に、本気で生きればどんな失敗をしても大丈夫なのです。
会社を辞めても、友達が一人もいなくても、正直者は必ず、誰かが救ってくれます。
私はそう信じて、ここまで生きてきました。
戦後の日本の合言葉だった「助け合いの心」はどこへいってしまったのでしょうね?