【宮古諸島】伊良部島 国仲ウタキ
2005.4月20日(水) AM 10:00
私がこの伊良部島の朝を迎えるまでに、何回と無く「天」と話をしていたことがあります。
だから、少しだけ今日の大切な日の意味をわかっていました。
天に言われた事は、絶対に、地元のユタを差しおいた行動をしてはいけないということです。
1、国仲のウタキ
最初の目的地に着くまでの車のなかで、ユタの女性は、私の行動は、きっと、国仲のウタキに行った時に、その後の行動が示されるだろうと話してくれました。
現地に到着すると、何とも言えない重厚な空気が流れているウタキの前に到着しました。
正面の鳥居の前に立ちながら、私を中にいれるかどうかをユタが判断していました。
しばらくして、「入らないほうが、いいようです」と言い、まずユタが自分で祈るために、鳥居の前に歩み寄りました。
伊良部島の小さな街のなかには、7つの集落があります。
そして、実はその集落ごとに、言葉がまったく違うのです。
それはこの島にやってきた先祖が違うからですが、当然、祈りの言葉自体、私には、まったく意味がわかりません。
でも、私のことを説明してくれているのは、エネルギーでなんとなく感じとれていました。
ユタの女性の祈りが終わったので、私は、お酒と塩を持って、同じように、鳥居の前に座り、いつものように心の中で、自己紹介と今回の旅の目的を告げました。
すると、何度となく、その目的や私の存在の意味を確認するような言葉が繰り返されます。
私は、本気でこの土地のエネルギーを上げる役目をする意思があることを告げましたが、なんとなく、相手の答えがしっくりきません。
私は質問しました。「では、この私にできることがあるのなら、どうぞ、言ってください。私にできることなら、何でもやりとげてみせます」と。すると、質問がきました。
「それは、本気か?そのことに、うそは、ないか?そのことに、命を懸けることができるのか?」と。
私は答えました。「私は、命をかけて、あなた方が望むことをやりましょう。
どうぞ、望みをおっしゃってください」と。
しばらくすると、はっきり相手が望みを告げてきました。
「龍門を開けろ、そして、光を入れて、輝かせろ!」と心に声が聞こえてきました。
この意味は、ユタに聞けばいいと思ったので、最後に、私はこの鳥居をくぐることはできないのかと心の中でふと、思いました。
すると優しい声で、、「お入りなさい、お入りなさい」と、何度も聞こえてきます。
言ってくれたやさしさに感謝して祈りを終え、ユタに、内容の報告と確認をしてみました。
すると、そのユタの女性は、「あなたが座ったときに、あなたの周りをたくさんの兵士が取り囲んで、質問していた。そして、今も、そこの3人の門番が、あなたの横にいる」と。
私はユタに、「最後に、お入りなさいと聞こえてきたのは、このウタキにですか、または、その龍門にですか?」と訪ねたところ、「それは、龍門のことだ」と言ったので、では、その龍門のある場所に連れていって欲しいとお願いしました。