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【宮古諸島】 宮古島 四方祈り

伊良部島を一周してから宮古島に向かいましたが、船が宮古島に近づくと、あまりの海のきれいさに、みんなが歓声を上げます。

港に降り立って、宮古島のユタに紹介された最初の祈りの場所は、下地町にある「赤名宮(あかなぐう御嶽」です。このウタキは、伊良部島に直接つながっていて、昔、この浜から伊良部島へ行き来していたとのことです。

ユタにまずご挨拶していただき、続いて私がご挨拶をすると、「もっと中へ入りなさい」というので、言われるままに奥へ奥へと進みました。ユタが立って祈った横に立ってみると、「もっと、前に進みなさい」といわれます。
ウタキの一番奥には、小さな社殿があります。その社殿の前に、ひざますいて祈ろうとしても、「もっと、もっと前へ!」と言われます。さすがに、その社殿の階段の一番上には登れないので、遠慮しばがら一段目にひざを掛けて、お祈りさせていただきました。

すると、神さまがううれしそうに何かを差し出してくれているのです。手に乗せてくれるのかと思うと私の右の袖の中へ、5つのきれいな玉を入れてくれました。赤、青、黄色、白、あとひとつは金でしょうか?最後の色は、よくわかりませんが、きっと何かに使いなさいということなので、ありがたく頂いておきました。

私は伊良部島のウタキでも、いろんなものを頂きました。でも、決して自分のためにほしいと思ったものは、ありません。理由は、何を頂くと必ず、責任が伴うことを知っているからです。

でも神さまがくださるということは、何か大切なことなので遠慮もできません。さあ、この玉は、どこに使う時がくるのでしょう?

赤名宮の神さまは、地元の皆様がとても大切にしているおかげでとても愛想よく、ここまでの話を聞いて下さり、これからすることをご報告すると喜んでくれていました。

今回の私の神事については、「本当にご苦労様です。私も一緒に、あなたをお守りさせて頂きます」と言って下さいました。

きれいな海を見たあとですし、昨日の厳しい神事の後ですから、本当に、この神さまの優しい言葉には、喜びが溢れます。

世界の誰も、私のしていることを理解してくれなくても、ここの神さまが喜んで下さっている。私には、ただそのことだけで、さらに頑張る勇気が溢れます。

正面祈りを終えて、帰ろうと思うと、伊良部島の方角に向かって、お線香を立てる場所があります。

そして、ここには、とても強いエネルギーが伊良部島とつながっているのを感じました。みんなで伊良部島からのエネルギーに、感謝をこめて祈ってきました。

昼食のあと、下地神社(別名:ツノジウタキ)へ行きました。

このウタキは、とても大切なウタキです。宮古島の全ての神さまの最高位にいらっしゃるのは、池間島の大主神社(別名:ウハルズウタキ)ですが、ここは、ユタもしくは、司おばーしか入れないと決められているくらいに、とても霊格の低い人間が入れるところではありません。

2004年に一度、ご挨拶にきましたが、見えないものを感じる人間にとっては、けっこう厳しい場であることがわかりました。

大主神社(別名:ウハルズウタキ)の代わりに庶民の表玄関として、この下地神社(別名:ツノジウタキ)が用意されています。

 

まず先に、ユタを歩かせて、ご挨拶をしてもらいました。そのあと、ご挨拶に入ろうとすると、あらゆる結界が貼られているのを感じます。お線香を立てる場所へ行くまでに、実に、7段の結界があることがわかりました。

私の龍神ツアーに参加した方には、口をすっぱくして話していますが、絶対に、私の前に出ないこと、そして、私の通りに祈っていれば、間違いを犯すことはないと教えています。ですから、私の後の皆さんは、ちゃんとこの7段の結界でご挨拶をしてくれました。

結界とは、次元の変わり目のことです。

さらにそこには、実は、両側に門番がいます。その門番は、何もいいませんが、ご挨拶を怠ると、一番最後の神さまにすぐ、報告がいきます。それはつまり、一番上の神さまに、ご挨拶ができなくなるということです。

地元の皆様は、多少の失礼があってもまだ許されますが、私たちのような他人は、決して失礼なことをしていはいけないのです。それは、地元の大切にしているものを冒涜することになるからです。

実はこのウタキに入る前に、少しと問題が起きていました。

 

それは、今回の祈りの参加者の中に、喪が明けていない人が3人いたからです。(宮古島・伊良部島の正式なルールでは、親族が亡くなってから3年間は、神事や祝い事に参加することができません)

その心配がたたってか、朝から宮古のユタの身体がおかしくなっていました。実はとても苦しいのを我慢していたんです。

 

神さまの怖さを知っているユタにとって、神さまを怒らせるとどんなことになるかを痛いほど身にしみているからです。実はこのユタのご主人は、神様にさからったことで命を取られていることも原因になっています。

これからどんどん厳しいウタキに入りに行くのに、そんなことでは頭がおかしくなってしまうので、除霊して身体を調整をしてあげました。

これは偶然、私がしたことなのですが、このウタキに入る前に、私は自分が祈るのに供物を持っては歩けないので、3名の方に、塩、酒、水を持ってもらっていました。その3人を選んだおかげで、実は全員が入ることができたのです。

 

私も知りませんでしたが、実は、その3人が、喪が空けていない人だちだったのです。

供物を持つというお役目をいただいたので、その3人が入ることを許されたわけです。

自分で決めた事ながら、神さまのご解慮は、いつもすごい!と感動しました。

ウタキの一番奥にご挨拶へ行くと、ウタキの神さまはこれまでの祈りに感謝してくれました。これからいくべき道を、私も守ってあげるとも言ってくださいました。

 

あちこちの神さまに守られるのは結構うれしいものですが、今まで誰もできなかったことを成し遂げようとしているので、どんな覚悟でも出来ています。

次に行ったのが、赤崎ウタキ

実はこのウタキは、この下地神社(別名:ツノジウタキ)の本殿にあたるウタキです。つまり、本当に強く守っている神さまがいるということです。

霊気を感じる方には、見ているとすぐわかると思いますが、とても強い気をだしています。

 

なぜかここだけは写真を写すように私が指示していたので、不思議に残っていますが、実は、ウタキの写真は、写してはいけないことになっています。

私たちのように霊媒体質の方や霊感がある方が写すと、必ず何か別なものが写ってしまいますし、その写真には、霊体エネルギーが転写されてしまうからです。だから、この時の撮影は、魂の一番きれいな方に写してもらいました。

注)こういう理由で、私のHPのウタキの写真は、あちこちのネットから拾ってきたものです。神さま、どうぞ、お許し下さいませ。

このウタキは見るからに厳しいのがわかると思いますので、ユタに、「入れるの?」と聞くと、「途中までなら大丈夫だと思います」と言われましたが、どうも、ピンとこないので、神さまに聞いてみて下さいといいました。

 

ユタの答えは、同じです。でも、私自身が腑に落ちないので、鳥居の前にひざまづいて、自分で聞いてみることにしました。すると・・・

数人の門番に囲まれてながら、「お前は何をしにきた!?」と、問われます。

 

かくかくしかじかと、神事のことをお話して、あちこちのウタキの神さまもご協力いただいていますと申し上げても、「じゃあ、お前は、何を持ってきたのか?」と、さらに問われます。

 

これから先、大主神社(別名:ウハルズウタキ)に何としても入らなければ、明日の八重干瀬(やびじ)の神さまに、合わす顔がないと懸命に入ることをお願いしてみました。

今、目に前に、お酒とお水と塩があるのに、まだ、何かを差し出せというのかと少し驚きましたが、言葉だけではどうやらダメみたいだと感じたので、何か無いかと考えていると、ふと、先ほど、赤名宮でいただいた5つの玉のことを思い出したので、その5つの玉を差し出しました。

 

すると、御嶽の奥から巻物を差し出してくるので、それを頂いてご挨拶を終えました。

 

この巻物は、実は、大主神社(別名:ウハルズウタキ)に入るための証文だったのです。

前にもお話しましたが、この地域の神さまには序列がありますし、それぞれの役目もはっきりしています。ここの赤崎ウタキは、会社でいえば、一番うるさがたの取締役部長といったところでしょうね。

許可の巻物はいただいたものの、この赤碕ウタキの厳しさにはちょっと、ショックでした。

 

昨日から今日までの祈りで、自分の気が付かないうちに、どこかの神さまに失礼をしていたのかもしれないと反省していました。

 

すこし落ち込みながら車のほうへ歩いていると、ふと右側に、海へつながる道が見えました。私は、その海へ急いで歩いて行きました。

実は、あの赤碕ウタキは、第二次大戦時に浜に流れ着いた兵士たちの命を守ってくれて生き延びたたくさんの兵士たちから大切にされているウタキだと鳥居の前の看板に書いてありました。

 

これを読んだとき、本当は、すぐその海へお礼参りをしたいと思ったのですが、きっと浜までは遠いだろうと思っていたのです。でも、この海を見てすぐそのことを思い出しました。

心新たに、この巻物を頂いたことと、この浜にたどり着いても残念ながら亡くなった方の御霊を一斉に、あげさせていただきました。

「御御霊、この全ての祈りをここに捧げます。」

この祈りのおかげで、心がすっきりしました。浜の御霊も成仏できて、喜んでくれています。

そして、赤崎の神さまも、私のことを本当に理解してくれたようです。ありがとうございます。

 

次は、池間島の入口にある「龍の門」を開ける祈りです。

ここは、龍に関わる方しか知らない場所ですが、実は、池間大橋の池間側の右側の林の下のおおきな割れた岩が、龍門なのです。写真の左下にある草むらの下にあります。

ユタにこの場所に連れてきてもらってすぐ、この岩の後ろ側が気になりました。

先に階段を降りて、砂浜に出てみると、潮がどんどん満ちてきています。靴が濡れるのは仕方がないとあきらめて、じゃぶじゃぶ海を渡って岩を覗いて見ると、「これは、まずい!」。

 

この門には、表と裏があります。そして、どちらもしっかり守られていて、特に、この裏門は、厳しく守られているので簡単には開けてくれません。

さらに、裏門には、強い霊が集まっています。こういう危険な場所は、他の皆さんには危険なので、見えないところで待っていてもらいました。

 

まず、お塩で清めて、お酒で清めて、魂にしっかり力をいれて、祈りを始めますが、うー、厳しい!!!先ほどの赤碕ウタキなど、かわいいと思えるくらいに、厳しい言葉が返ってきます。

「お前は、何のためにここへ来たのか?」
「お前は、そのために、何を差し出すのか?」

「あっ!さっきの5つの玉は、ここようだったんだ、あー、どうしよう・・・」

私の後ろで祈ってくれているユタには、何もできませんので、私が決断するしかありません。

どうすれば、この厳しい門番が門を開く許可をいただけるのか・・・・・考えました。そして、私は、こう答えました。

「では、この私の御霊をここへ差し出します。どうぞ、その扱いについては、すべてお任せいたします。」と。

すると、「あい、わかった!」と、答えてくれたと同時に、暗いその裏門に光が差し込みました。ありがとうございます、やっと、裏門をあけてくださった・・・。

お礼もそこそこに、今度は、表門の祈りのために、全員で橋のほうへ回りました。

橋から池間島へ向かって歩くと、伊良部島とその岩の両方がよく見える場所があります。

全員に一列にならんでもらって、昨日の伊良部島で開けたエネルギーをここへつなぐ祈りの方法を教えました。

私のかけ声とともに、一斉にエネルギーを動かします。

 

伊良部の龍のエネルギーをこの表門へ向けて・・・・。愛と感謝の光です。

 

昨日のなべ底、潮吹き岩(スーフツミ)、そして、今日の「龍の台座」や伊良部島全体のエネルギーを体中で感じて送ります。

表門に、光が通りました。龍門が開いたのです。喜びもひとしおながら、ゆっくり日が暮れてきています。

 

伊良部島に帰る船の時間もあるし、大事な大主神社(別名:ウハルズウタキ)のご挨拶が残っているので、急がなければ・・・。

 

自分が先頭に立って、池間の方へ戻ろうとすると、天から「止まれ!」と言われます。立ち止まっていると、今度は、「進め!」と言われます。また、2、3歩歩くと、「止まれ!」、そして、「進め!」。

3度目の「止まれ!」が聞こえてたち止まっていると、「左を向け!」と言われます。素直に左を向くと、さっきの龍門の反対側に、大きな岩があります。その岩を見ていると、「あー、これは、大主神社(別名:ウハルズウタキ)の門番だ!」とわかりました。

 

実は、池間島で一番大切な門番がここなのです。よく自衛隊の敷地の前にいるあの門番のように、しっかり魔を食い止める役目をして下さっています。

皆さんにそのことを伝えて、ご挨拶の祈りをしてから急いで車に乗ろうとすると、ふと、大主神社(別名:ウハルズウタキ)に入るには、すべてを清めてからしか入れないことを気付きました。

 

道先案内約のユタは、先ほどの下地神社(別名:ツノジウタキ)の一件いらい、私によけいなことを一切しゃべらなくなりました。それは、私にしか聞こえていない、見えていないものがあることがよくわかったからです。

 

私は、売店でありったけの水を買うようにいいつけました。そして、急いで車に乗り込み、大主神社(別名:ウハルズウタキ)に走り出しました。

つづく

 

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