【沖縄本島】 カラハイ軸・赤崎龍宮・備瀬龍宮・北谷龍宮
●2006年12月20日(旧暦11月1日) 午後
今回の祈りの2箇所目は、この琉球王国のもとになった中国の方たちが持ってきた「カラハイ軸」という羅針盤が治まっている場所です。
この場所には、もともと「羅針盤と火の神さま」が奉ってあったそうです。
琉球王朝の王族の血を引く島尻さんに先頭になっていただいて、うっそうと茂った草むらに足を入れてみると、すぐおかしなエネルギーになりました。
原因は、門でご挨拶をしていなかったことが原因でした。
全員でもう一度、その場から出て、入口の見えない門番にご挨拶してから、入りなおします。
ウタキやご神所・拝所の入口や中には、この門番があちこちにいますので、目に見えないからこそ、存在を感じる力が必要ですので、感じられない方は、前の方の礼を見ながら進まないと、あとで大変なことになりますのでご注意下さい。
中に入ると、ハブがいるかもしれないという声もありましたが、私は神さまに聞いて、「出ない」と教えていたたので、安心して入りました。まず、全員でゴミ拾いをしてから祈りました。
琉球王族や龍王に関わる血を持つ方たちと男性は羅針盤へ、火の神さまには、残りの女性と神人に祈りを捧げていただきました。
帰り際、最後に火の神さまから「どうして女性は別なの?」と聞かれましたが、私はこう、答えました。
「これは男女差別ではなく、その神に対して責任を取ることができる人だけが手を合わせることだからですよ」と。
この「羅針盤」は以前、説明書きの石があったそうですが、誰かが持ち去ったようです。
でもおかげで、この羅針盤の操作方法はわからないのでいいのですが、私達の祈りの目的を達成する為に、新たに、この次元を動かす盤を設定し直して操作しました。
祈りのあとは、羅針盤の操作方法がわからないように、すべての痕跡を消しました。
この盤を動かせるのは、王族とつながっている血縁者か、それ以上のつながりを魂で持っている方だけです。母なる中国の大地へ、感謝を込めてありがとうございます。
●三ヶ所目の祈り場所は、なんと、観光名所のオクマビーチの先にある米軍基地内にある「赤碕龍宮」です。
ここは、”国龍宮”とも呼ばれる場所なのですが、なんと、アメリカ軍に許可をいただいて入る拝所なのです。
海の中に突き出たその岩は、神さまそのものです。
まず、海に感謝してから祈る場所を見つけましたが、二箇所ありました。
でも、奥の祈り場所は岩からは危険なくらい強いエネルギーが出ているので、龍王の責任を持てるRさんだけに、そのメッセージを受け取っていただきました。
Rさんいわく、岩が真っ赤になっていたということです。
それは、私も目をつぶっていて、見えました。
目の前が真っ赤に、なるくらい強い神様がここにはいます。
「赤崎龍宮」という名前もここからきているのでしょう。
この岩の上にも、神さまのいる場所があるというので、行ってみました。
沖縄本島の人は「弁財天様」がいらっしゃると言いますし、伊良部のRさんは、農耕の知恵の神さまとして、クワや斧の知恵を授かった神さまが降り立った地として、先祖からの声が聞こえていました。
あの伊良部島の英雄「うずぬしゅう」も神さまとして、この地へ遊びにきているそうです。
手前にみえる穴は、神(人)が降りた地で、今は、向かいの岩に鎮座しています。
ここは、これからも「知恵の神さま」として、大切にされることでしょう。
空が、雲が、私達の祈りを祝福してくれています。
そのすぐ下の林をアメリカ軍は、壊して何かを作る準備をしていますが、実は、その場所は、見てすぐわかる神の場所です。
タタリが起きることは、はっきりしていますが、私には、どうにもできません。
この聖地に手を入れる責任をどうぞ、おとりください。
●四箇所目の祈り場所は、本部町の「美ら海水族館」の近くにある「備瀬龍宮(びせりゅうぐう)」です。
この場所に着くと、九頭竜(くずりゅう)のことが思い出されました。
この島は、その中でも一番強い力を持つ”黒龍”のいる場所です。
この備瀬龍宮の神様を昔から大切に守っているのが、浦崎芳子神人だと地元の神人から聞いていましたので、五島祈りの前にご挨拶に伺って許可を頂いておきました。
この場所の祈りは、普段、潮が引いている時に、反対側の拝所で祈りをあげるのですが、もう潮が満ちてきていますので、海に足を入れて、水つなぎをしながら祈ろうかと思うと、「海には入るな!海には入るな!」と、天から声が聞こえてきます。
あとでわかったことですが、この地は潮が引いているときだけ神が祈りを許した時間なのです。
普通の場所より、引いている時間が短いのも、大切な地を守る神の意志なのです。
海辺に座って祈った方角は、四ヶ所祈りました。
まず海に、そして、黒龍の島の裏門へ、そして、島の拝所の先にある大きな台座へ、そして、海のさきに見える伊江島の山の上のかみさまへ。
この龍が降りる岩の台座は、いつかすべての祈りを終えて、宇宙神界の神さまを降ろす時がきたら、私が霊媒体となって載る台座です。
神や宇宙や大和やあらゆる島につながるこの備瀬龍宮のカギを持っているのが浦崎芳子神人だとお聞きしていますので、祈りの仲間是全員でご挨拶に伺った時の写真です。
さらに、備瀬龍宮の龍宮の神さまが教えてくれましたが、この場所のエネルギーは、島根県の美保神社へつながっているそうです。
琉球王朝の地と大和の地のつながり、神道や天皇家と琉球王朝と宮古諸島のつながり、源氏平家のつながり、中国と日本のつながり、そして、アイヌと琉球民族のルーツにもつながる意味を少しづつ、少しづつとき明かす祈りの旅とにもなりそうです。
◎備瀬龍宮の祈り
北の祈りと龍宮神の祈りを二ヶ所終えたので、次は一気に、南下します。
天上界では、私達の祈りを祝福するように、素敵な夕陽を見せながら、雲で、天上界の鳥居を皆さんに見せてくれました。
今回、沖縄本島を回るまではそれほど大き島だと思っていませんでしたが、なんと島の端から端まで移動は、車が混むと3時間近くかかるそうです。
12/20の朝9時から移動してもう暗くなってきましたが、沖縄本島の中心を守る「北谷新宮(ちゃたんしんぐう)」の神さまは、陽が落ちても私達を待っていると神人に伝えてきました。
本来、私の祈りは、決して闇のなかでは行いません。闇には、霊たちが集り、悲しみの悲鳴を聞いて欲しくて集ってくるからです。
でもU神人が、この地の神さまの許可をいただいてくれたおかげで、その場所をやすらかに守ってくれていました。
写真には写りませんが、薄明かりの中、うっすら見える島には、確かに神さまがいらっしゃいます。
20名弱の参加者全員が、今日の祈りと、人の出会いに、一人一人感謝を捧げました。
●北谷新宮(ちゃたんしんぐう)の祈り
この島に最初に住んでいた人たちは、裸で、岩場の隙間で生活していました。(※裸世・はだかゆー)。
その人たちの思いもすぐ横の岩穴に残っていましたので、命をつないで下さったお礼と感謝の祈りを捧げます。
大いなる祖先は、私達に命を与えてくださいました。
そして、大いなる神々は、自然界から、食べ物や知恵を与えてくださいました。
その存在の全てに感謝して今日(12/20)の祈りを終えました。ありがとうございます。
◎「沖縄本島神事 国四鎮(くにゆちん) 東親(あがり)・西(いり)祈り」へ続く