天無神人直伝:正しいご先祖祈り
「正しい先祖祈りの方法」
- 先祖に向き合う心構え
ご先祖の家系やルーツを調べたり、先祖に対する祈りの意味がわからないという問いあわせを頂きましたので、改めてご説明したいと思います。
困惑されている方に共通する点は、仏教の宗派の違いによって説明が違いますし、各宗教に学んだ経験を持つ方は教えられた「先祖供養」の概念に影響されていると思いますが、私がお願いしている先祖祈りは、宗派に関係なく人類全てに共通する「感謝の心から生まれた祈り」です。その原点は、「自らの存在に対する感謝の心」が基本になっています。
「個」という自分をとらえて誰かと比較して落ち込んでいる人をよく見かけますが、本来、人間と言う動物は「個」という自意識に目覚める前に学ぶべきことは、命と肉体を与えてくれた父母の存在に感謝する心なのです。
父母にも同じように父母、そしてさらに父母がいて、もの凄い確率で命が与えたれたからこそ、あなたは生まれたのですが、先祖に感謝する心の基本は、「命を与えて下さった全ての父母に対する感謝の心」が第一にあります。
父母に感謝する心が本当の意味で正しく理解できると、自分と言う「個」を掴んで苦しむ必要が無いことにも気づきます。ただ存在しているだけで、今日、生きているだけで感謝の心が溢れてくるのが、本当の感謝の心を知っている人なのです。
私がこれまで相談を受けた方の中には、ご先祖の因縁を背負って苦しんでいる方たちにたくさん逢いましたが、ひとつひとつ心を正しながら今、存在していること、生かされている事への感謝の気持ちを伝えてきました。
外国人に犯されて子供を宿し、妊娠を隠しながら最後は家族でひっそりと生んだ子供の出生の秘密を隠し続けて死んだ女性の家族に、もしあなたが苦しみを相談されたとしたらどう導くでしょうか?もし、あなたのお子さんが同じような体験をしたとしたら、あなたは母親として子供をどう導きますか?
こんな話しは戦争当時だけではなく、現代社会のどこにでも、こういう形で命を頂いた方がいるということを知っておく必要がありますし、表に出ない話だからこそ年長者の女性たちは命を対して答えを出さなければいけない立場にあることを忘れてはいけません。
沖縄の人たちがどんな思いをしてこの100年間を生き抜いてきたのか、女性たちは、母親たちはどんな苦労をして命を繋いできたのか、本当の事をあなたは知らないからこそ、自分や周りの人の命を粗末にできるのです。
どんなことが起きても支えてあげられるあなたでなければ、あなたの言う「命は大切」という言葉が空虚だという事に気づいて下さい。
今、この地球の反対側では、一杯の水が無くて子供たちが死んでいますし、今日の食事を摂れなくてたくさんの人が死んでいます。その人たちと同じ時代に地球に生まれ、豊かな国に発展した日本に生まれたあなたは、どんな形で生まれたにせよ、命を育んでくれた大切な父母に対して「感謝の心」を持てないのなら、人間の道義を知らずに人を裁く権利はあなたにありません。
あなたに命のリレーを繋いでくれた父母が現在、生きていようが亡くなっていようが、離婚して他の人と結ばれていようが、それは全く関係ないことです。
誰かの生き方を批判する前に、まず今、命があることに感謝する心をあなたは学んで下さい。
あなたがひとつの命として生まれた時に、それまでたくさんの命が消えていったことも覚えておかなければなりません。
戦争で命を落とした人もそうですが、流産をした母親も、お金が無くておろした命も、育てられない状況だからとおろした全ての命の希望が、今、あなたに、そして、地球上に生きている全ての人たちに与えられているのです。
だからこそ、私たちは「生きている」のではありません。たくさんの失った人の命によって「今、生かされている」のです。命のリレーを繋いでくれた全てのご先祖に感謝する心がある人は、生きている父母に祖父母の人生を学び、祖父母の親たちの人生がどう生きたかを知る事で、あなたは今、存在している意味に気づけることでしょう。
健常者で生まれようが、障害者で生まれようが、交通事故で手足を失おうが、命があるのなら、あなたは神に選ばれて先祖に守られて今、生かされているのです。
誰かに不満を言う前に、まず「自分が生かされている事を心から感謝すること」を学んで下さい。
命を守ることや地球を守ることは、きれい事だけではできません。常に、自然界の命を奪い続ける事でしか、私たち人間は生きることができない動物だからです。
地球や自然に感謝する心がわからないあなたは、まず自分が存在している事に感謝する心を学ばなければならないと思います。
事業に失敗しようが、莫大な借金を背負おうが、誰かに攻撃を受けて辛い経験をしようが、あなたは今、生かされているのです。
何かをする為に生かされているのですが、その理由を探す前に先祖のルーツを調べて、先祖の土地に出向いて、御先祖たちが生きる為に必死に手を合わせた神仏に感謝し、それまで先祖の事を学ぼうとしなかったことへのお詫びと感謝の祈りをする必要が、全員にあるのです。自らの心を正す為にも、一人で先祖のことを調べて下さい。その心を先祖たちは、いつも見守っています。
私は沖縄へ通うようになってから本当の意味で「命の大切さ」を学びました。「白龍の神」に導かれて、沖縄のたくさんの人たちに教えてもらいながら、生きる事の意味にも気づかされました。
日本人の全ての魂を守ってくれている場所が沖縄という母の地だからこそ、私は愚かな人間全ての代表としてお詫びと感謝の祈りを年に二回行っています。
人間を守り続けてきてくれた自然界の神々は、いつもと厳しく気づきの言葉を下さいます。だから、今、できることをして下さい。
明日の命が保障されている訳ではないからこそ、今を一生懸命に生きながら、先祖に見守られていることを感謝するるのです。それが今、生かされている人たち全ての人間全員の使命なのです。
具体的なやり方
必ず、「苗字の男種のご先祖」を戸籍謄本で遡り、最も古い戸籍の先祖地へ出向き、先祖が住んでいた先祖地に、「塩、水、酒」を並べて土下座して下さい。
今まで気づかず、正しいお詫びをしてこなかったことへお詫びです。お塩は、「天日海塩」をお勧めします。
お水とお酒は、先祖地のなるべく古い時代の庶民が飲むお酒が喜ばれます。昔は、みんな貧乏でしたので、高いお酒は必要ありません。できれば、先祖地に宿泊して、地物の名産品の食べ物とお酒を飲み、先祖が食べたものを自分で口にして感じて下さい。
地元のお水も、とても細胞が喜び、心や体の病気が治った人もいます。
- 「男種の祈り」が終われば、次に自分を産んでくれた「お母さんの先祖」をたどりますが、女は苗字を守れないので、「お母さんのお父さんの苗字」の先祖を戸籍謄本で遡ります。最も古い先祖地に行って、「種元祈り」と同じように祈ることです。
- よく間違うケースとして、戸籍謄本に「養子」として入っている男の人の苗字は遡ってはいけません。
- あくまで新しく入った「男種」ですので、自分に関係する父方ラインと、母方ラインの「男の苗字」だけを感謝するようにして下さい。
- もうひとつ、超えてはいけないルールは、「父親の先祖を遡った代数」を母方は超えてはいけません。
- 理由は、先祖を遡った代数分だけ先祖の守りが強くなるので、子孫の男たちを潰すことになるので、気をつけて下さい。自分を「1代」とすると、父親は「2代」、祖父は「3代」、曽祖父は「4代」となります。
- 先祖地の住所が具体的にわからない場合は、その場所の近所の人に聞いて、「昔から皆さんがお正月に行く神社はどこですか?」と聞けば、その場所が地域の守り神社ですので、「土地神」として先祖祈りに来たことを報告して下さい。
- 先祖地のお寺がはっきりわかる人は、お寺の住職から「過去帳」を見せてもらい、お金を払ってお経をあげてもらうこともありです。
- 私は自分で祈れますので、自分の先祖のことは、自分の地肉を通して祈りをするだけで「お経は必要ない」と思っています。ただただ、心の奥底から湧き出る感謝の想いだけで、手と心を合わせれば、必ず、思いは先祖に通じます。
❤️最後に❤️
細かい方法や間違いを気にしなくても大丈夫ですので、ただただ、足りない自分の愚かさをお詫びして、今、自分や家族が生かされていることを先祖に感謝を唱えて下さい。祈り言葉は、ただ一つ。
「ごめんなさい」と「ありがとうございます」だけを繰り返せば、ふと、心に先祖の思いが聞こえてきます。ありがとうございます。
地球創生 代表 天無神人(アマミカムイ)