ご先祖の正しい弔い方

2010年のお盆はいかがお過ごしでしたか?

もともとこの時期は霊界の繋がりが太くなりご先祖様たちがこちらの様子を見に来られる時期ですが、家族の四十九日を終えた方が迎える「新盆(にいぼん)」はまた違う気持ちの送り盆になったのではないかと思います。

この時期よく家族と話すのは、自分たちの遺骨を納めるお墓や納骨堂をどうしたらいいかという話です。

この話は宗教の違いや家族親戚と仲が良い悪いなど色々な思いがあるからこそ、これまでもたくさんの方からご相談を受けましたので、ひとつの考え方を示しておきたいと思います。

まず基本的に、納骨堂を持っていると永遠に維持費がかかることを覚えておかなければいけません。お寺の判断で納骨堂を修復する場合は、そのたびにお金が必要になる場合がほとんどです。

お墓については守る家族がいる間はいいのですが、お墓がある土地に住んでいる方がいなくなったり、守る家族が居なくなった場合、50年ほどで各市町村に没収される形になるようです。

最も大切な事は、子供たちが先祖を大切にする気持ちにならないと親が大切にしたお墓や納骨堂も放置されたままのケースになる場合があるということです。

だからこそ、お互いに時間をかけてどうしたいと思っているのか話しあう機会を作る事が大切です。

私が今回、親に提案したのは本家の墓、分家の墓と別に立てるのではなく、「○○家先祖代々の墓」として土地に住む親族一同の墓を一緒にしてはどうかという提案をしました。

沖縄にはこういう形でご先祖を守ることで、親戚一同で大切なご先祖に感謝する習慣が今も残っています。

その為には各家の家長(長男)が責任を持って話し合う必要がありますので、二男の立場としては提案だけにとどめておきました。

現在お墓を持っていない、もしくは自分が入れない立場(分家や戸籍外家族)の場合、親族の墓に入る許可を出せるのは女性ではなく「家長の権限」で決まります。家長とは、その家の名字を受け継ぐ長男のことです。

現在はご主人を亡くした奥様が仏壇やお墓や納骨堂を守っている場合も多いと思いますが、女性は生まれた時からの役目として守る事はできますが、命を次に繋ぐ役目は長男ですので長男がどうしたいと思っているのかを知ることが最も大切です。

子供に男の子が居ない場合は、いづれ最終的に守ったお墓や納骨堂や仏壇の処理をしなければいけなくなりますので、仏壇は「御霊抜き」、お寺には「永代供養」をするかどうか、納骨堂は「契約解除」などの手続きが必要になります。

現在、健康で自分が守れるからいいと思っている方も、突然、事故や病気で亡くなる場合もありますので、あなたの意思を正しく引き継ぐ男の子が居ない場合は、何かに書いて残しておく事をお勧めします。

私のように子供がいない方は、親が大切にした物や自分の遺骨をどういう形にするのかも考えなければなりません。

現在は色々な方法もあるようですが、何においてもお金がかかる事ばかりなので、なるべくお金をかけずに先祖の気持ちを大切にする方法を考えるようにして下さい。

こういうご先祖に関わる物や取り扱いのご相談をしたい方は、霊視メールカウンセリングをご利用下さい。

最後に大切な事を付け加えておきますが、実は

普段はお墓にも納骨堂にもご先祖の御霊たちはいない

と覚えておいて下さい。

普通の浄化された御霊たちは天上界へ登っていますので、あなたが先祖や親や夫の事を思い出して手を合わせると、すぐにその場所へ降りてきてくれているだけなのです。

だから本来、亡くなった御霊たちにとってはどこに立派なお墓を立てようが素晴らしい納骨堂を買おうがあまり関係ない話しなのです。

この世の目に見える物の立派さで歓ぶのは生きている人だけだからこそ、立派なお墓や仏壇を見た時は作った人の満足が現れていると思って下さい。

そういう事に使うお金があるのなら、いくらでも必要な人や基金に差し上げればいいですし、残された家族以上に周りの人たちから歓ばれるお金の残し方も学んで欲しいと思います。

命を引き取る最後の施設や病院に多く集まる御霊たちは、やはり生きていた時の気持ちを思い出して思い出の場所へ戻りたくなる場合があるようですので、亡くなる人が多い老人施設や終末医療の病院には「御霊鎮魂の碑」をぜひ作って欲しいと思います。

この世の歓びとあの世の歓びの基準が違うからこそ、「家族という小さな我欲」だけではない生き方を次の世代へ示す大人たちが増えなければいけない時期だと私は思っています。

65年目の終戦記念日だからこそ、いつまでも「先祖が居てくれた事に感謝して手を合わせる心」を忘れない日本人であり続けたいと思います。

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