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看取る歓び

これまでに命が終わる最後の瞬間を看取る経験をされた方たちに、心から感謝を捧げたいと思います。
 

「命が生まれた瞬間」と「死を迎える瞬間」には、大切な学びがあるからこそ、その経験をさせてもらえたことに感謝致します。
 
1998年に「人の為に生きる」と決めてから二人の人の命を看取る経験をさせて頂きましたが、三人目は義母の最後を看取る役目になりました。
 
10月3日午後10時12分、子供、孫、ひ孫に囲まれながら苦しまずに静かに息を引き取った義母の最後の瞬間、82年間もの永い間、肉体を守ってくれた神様に心から感謝を伝えました。
 
短い入院の間に何度か病院を訪れて、意識と魂と天の繋がりを繋ぐ治療を続けましたが、最後は天と契りを結んだ本人の意思にお任せしました。
 
呼吸器を付けていたので意識があって聞こえているのに返事ができない辛さを少しでも解消できればと、二人の娘に母の言葉を伝える役目ができたことにも感謝しています。
 
多くの人たちがこれから家族の命を送る時期がやってきますが、ご家族全員が「死に対する学び」を正しく理解する必要性を感じています。
 
生まれた瞬間に人間は「死」が決まっているからこそ、「尊厳死」に始まり死について考えることは「今日を大切に生きる」ことを学べるからです。
 
最後を看取る職業の医師や看護師さんたち、終末医療のホスピスに関わる人たち、また最後の最後まで付き添い続けてくれる素晴らしい人たちのおかげで魂は苦しまずに天へ登ることができるのです。
 
今日、生かされている感謝と共に、今日、死を迎える感謝の心も大人たちは学びましょう。
 
今、この瞬間に生かされている意味は、肉体を、そしてあなたの魂を見守ってくれる守護存在たちがいるおかげなのです。
 
命を守って下さっている全ての守護存在に心から感謝致します。ありがとうございます。
 

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