【宮古諸島】伊良部島 2011龍神祭 「なべ底」
4月17日、日本の南を守る龍宮城の聖地「なべ底」(伊良部島)へ祈りに行きました。
「なべ底」に近づくと、これまでに無いほど私たちを待っていたやさしい感覚を肌で感じました。
ここに来る前までは、今回の東日本大地震のことを含め「地球の底を守る厳しい神々」と話しをしなければいけないと覚悟していましたが、なぜかやさしく私たちを待ってくれていました。
いくつもの神に挨拶をしてから、順番に生まれ変わりの儀式「胎動くぐり」を終わらせて、全員で輪になり祈りを捧げると、宇宙語の神歌が降りてきました。意味は・・・
これまでのあなたたちの思いがよくわかるからこそ、これからは一人一人が自分の責任と、地球の意思を感じて生きて下さい。私たちは、あなたたちの意思をいつも見守っています。
「なべ底」の祈りが終わって帰ろうとすると、一人の参加者が声をかけてきました。
この女性は、北海道から一人で参加した女性ですが、4年ぶりに宮古島の祈りに参加した理由を探していた女性でした。
4年前は、このなべ底の神々に怒られて怪我もしたし、そのあと動けなくなるほど、苦しんだ経験をしていますが、それでも今回、来る意味があるからと、答え探しをしていた女性です。
関東の人たちが「なべ底」に入る時に、「私は今回、入れません。私に何か役目を与えて下さい」と言ってきたので、この隣にある、黒龍の場所で「一人で祈りなさい」とお神酒を渡していました。
無くなったお母さんが生涯をかけて黒龍をずっと祈り、守り続けていた人だからこそ、そう言う宗教的な事が大嫌いになり、あえて神を信じずにきた人生は苦しみと混乱ばかりの人生経験をさせられた女性です。
だからこそ、彼女に「お詫びの心を持って一人で黒龍の神様にお酒を撒いて下さい」と言ったのですが、神様に「お前はもうそれくらいでいい、残りのお酒はあの人にお願いしなさい」と言われたそうです。
そう、「あの人」とは、私でした(^^;
申し訳なさそうに、「神様が、私じゃなくてアマミさんに祈って欲しいと言っているのでお願いします」と言ってお酒を渡すので、全員を連れて黒龍のいる場所へ行きました。
黒龍の場所はこれまで、二度、大きな祈りをしていますが、やはり人間がいつも祈りの力で支えないとダメなのか、神エネルギーは落ちていました。
黒龍を守る拝所の場所には、宮古島に先祖を持つ神巫女(神媒体の女性)にお願いして座ってもらい、北海道の男女二人は、向き合う形で関東の仲間を祈り支えました。
祈りはじめると、黒龍の苦しい思いが、神巫女の身体にのしかかってうめき声となり、何度も叫び声をあげ出します。
黒龍の苦しみの雄たけびが、何度も何度も、神巫女の身体を通して周りに響き渡りました。
苦しみを感じて涙を流しながら祈りを続けていると、ゆっくりゆっくり黒龍の思いが上がってきました。
関東の全員が、そのエネルギーを身体で感じて必死に祈って支えてくれています。
人間一人一人が、心の奥底に隠している思い、誰にもわからないと思って人を憎んだり恨んだ思い、純粋さを傷付けられて苦しんだ自我の思い、大切な人が無くなって心を痛めた寂しさ・・・。
たくさんの人間の心の奥底を支えているのが、黒龍の役目だからこそ、その苦しさは押しつぶされそうなくらいに熱く燃えたぎっていました。
水・塩・酒で全てを清めあげながら、天の神意思を祈りで繋ぎ、隣の白龍の聖地にも繋ぎました。
この時、不思議な事が、同時に起きていました。
一切、事前打ち合わせをしていない関東在住の神巫女と神男の二人が、この時、隣の「なべ底」で祈りを始めていたので、白龍と黒龍の祈りを同時にした形になったことです。
この二人は、昨年夏の関東大地震予知を受け取って亡くなった谷浩一君の思いを叶える為に、一緒に伊豆諸島神事をした神祈りの仲間です。
この二人は、完全に神と心がひとつになっている素晴らしい人たちですから、自らの魂の役目を果たす為に日々、現実社会の中で働いてくれています。
大神は、常に、私たちに必要な全ての時・人・場所・条件を準備してくれますので、一切の打ち合わせが無くても、神に通じている人同士は時間を超えて必要な時に必要な場所で出会います。
愚かな人間ほど、自分の願いを叶えたいと色々な祈りをするようですが、うまくいかない理由は、宇宙根源神や大神と心が離れているからです。
神心の無い宗教家や願い事だけをする人たちが口にする神は、「自我の神」だと学んで下さい。
全ての祈りが終わると、大神様からお礼の言葉が降りました。
ありがとうございます。やっとこれで、白龍の神と黒龍の神が繋がる事ができました。
「白龍は、全ての人の意識を天へと導く役目を持ち、黒龍は全ての人の心の奥底の苦しい思いを守り支えている神だからこそ、これからは、どうぞ、一緒に祈りをお願いします」
このメッセージは、伊良部島・宮古島の龍神を守ると宣言した方にも伝えました。
この言葉を聞いて、もうひとつ、気づきがありました。
黒龍の役目は、女性本来の魂の役目。
地球の底を守る大神の意思は、女性たちが生まれ持った神の役目だという気づきです。
反対に白龍は天を目指し人を導く役目だからこそ、男性たちが生まれ持った役目と理解していいでしょう。
生まれた時の魂の役目に加えて生きている限り、魂の役目は増えますので、女性で白龍を見る人の役目もこれでわかったと思います。
男性が、黒龍を大切にしたいと思うその神心も、ご理解頂けたことでしょう。
私たち人間は、神の願いを聞き届け、その役目を果たす為に肉体が与えられているからこそ、楽しむ人生そのものが「神ごと」だと理解して欲しいと思います。
ここで大切な大神様の教えを皆様にご紹介します。
大神様は、一切のルールも規則も人間に作ってはいません。
ルールや規則を作ったのは、何かをコントロールしたいと考えた自我の人間なのです。
どの宗教でも教義として教えている「禁欲の教え」は、嘘なのです。
苦しんだ人たちを救う一時的な避難場所にはなりますが、魂本来の神使命である「歓びに生きる」ことをしなければ、何の為に「欲」を大神様が与えてくれたのかわからないまま死ぬ事になります。
残された人生をどう歓びにするか、知恵を出し合って心を成長させて、子供たちに正しい神心を教えられる大人にあなたがなって下さい。
もう宗教の教えだけでは人間が地球に生き残れない事は、わかっているはずです。
あなたが一人の神として、全てを歓びにする為の工夫と知恵をあみ出して下さい。
そして一人、一人と理解し合える周りの仲間を増やし、真実の神心を分かち合える魂の仲間と一緒にこの地球を「宇宙根源愛に満ちた創造の星」にしていきましょう!
もう一度、言います。
あなたが苦しめば、あなたを見守る神や先祖が苦しんでいます。
あなたが心から笑顔で、歓びの人生を経験すれば、神や先祖も大喜びしてくれます。
歓びを知った人は、必ず誰かと共感したくなるものですから、一人で生きるのではなく、愛を分かち合う為に男女や人の出会いを大切にして心を開いて生きましょう。
魂の成長は、生きている間にしかできません。
肉体を離れた魂は、元居た場所へ戻るだけですから、一段高いところを目指して頑張りましょうね!
☆4月28日(木)は、大震災の49日祈り
明日4月28日(木)
※祈りの中で心がけること
・亡くなった方が生きてくれた全ての人生に感謝
・亡くなった家族の心の苦しみ、寂しさの浄化転生
・亡くなった方の代わりに生かされている自分への未来へ宣言(
どうぞ皆で心を繋ぎ、重ね合わせ、