【先住民】ボブ・サム ワタリガラスの神話と祈りの音
アラスカ先住民クリンギット族の神話の語り手のボブ・サムが、北海道へやってきます。
彼が口にする「ワタリガラス」の伝承は、日本古来から守られている大切な民族の証であり、そのルーツを紐解くことは魂の繋がりを紐解くことになるからこそ、現在、日本各地を回っていらっしゃいます。
今回、北海道苫小牧市で行われる語りと音楽奉納は、神に通じる儀式として行われますので、ご興味がある方はどうぞ、お越し下さい。
ともしびの巡礼 ーワタリガラスの神話と祈りの音ー
出演者:ボブ・サム、奈良裕二
ボブ・サム プロフィール
アラスカ先住民クリンギット族。30代前半に、住宅開発のために掘り返され荒れ果てた祖先の墓地を目の当たりにし、開発計画を中止させ、遺体や遺骨の再埋葬、墓地の復興を一人で始める。以降、25年以上にわたり、祖先の墓地・聖地の保護修復の活動を続け、10万基以上の墓を修復、再埋葬した遺体は500人以上になる。また、各地に持ち去られた祖先の遺品、遺体や遺骨を家族のもとに戻す返還運動(リペイトリエーション)においても中心的役割を担う。年以上にわたり世界各地でストーリーテリングを行う。ドッグ・サーモン氏族、およびアラスカ南東部のジュノー周辺地域(オーク・クワン)のリーダーでもある。著書:『かぜがおうちをみつけるまで』(谷川俊太郎訳/スウィッチ・パブリッシング刊)
奈良裕之 プロフィール
94年より世界の民族楽器による即興演奏を始める。ライフワークとして、多くの福祉施設・教育施設・病院などで演奏
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夜は、苫小牧市内のお寺を借りて、スペシャルゲスト三名をお招きしてのコンサートが開かれます。表現が違っても日本人が伝える大切な魂の音が、あなたの魂を揺さぶることでしょう。
陽願寺コンサート
2011年8月20日 18:00会場 18:30開演
場所:苫小牧市矢代町2丁目11-14 0144-74-1700
前売り3500円 当日 4000円
お申込み:0144-56-5288・090-6445-7384 黄木(おおき)
出演者
奈良裕二…世界中を回る民族楽器演奏者
野瀬栄進…ニューヨーク在住、ジャズピアニスト、作曲家。
2009年度 S&R Washington Award受賞。
1992年渡米、カリフォルニアでジャズを始める。
1995年、ニューヨークに渡り、ジャッキーバイヤード、リッチ・バイラーク、フィル・マルコウイッツ各師に指事。NYブルーノートを始めとするライブハウスで数々のミュージシャンと共演を重ねる。作曲家としても活躍し、各メディアに曲を提供。
三田健司…アフリカン太鼓、ジャンベの制作・演奏の第一人者
2001年、北海道函館にて「N’DANA」結成。木村優斗、山北紀彦と共に、活動しているパーカッションユニット。自作の楽器でアフリカやキューバの伝統音楽やオリジナル曲も演奏する。北海道を拠点に、全国に活動を展開。また、喜茂別、洞爺、ニセコなどで太鼓サークル「トヤトヤポレポレ」のリーダーを務める。
北海道の夏の夜に響く、魂の音を聞きに来て下さい。