【体験談】人生に起きることは「車窓の風景」
人生に起きることは「車窓の風景]
私はいつもそうなのですが、何か新しいことに取り組む時は、まず一人で調べて一人出来るところまでやってみます。
そこで、自分ではどうしようも無くなった時に、ちょっとだけ、他人に聞きます。
それは、失敗をたくさんしてきてわかったことだなんだけど、「自分で苦労しないと、大切なことはわからない」と身にしみて感じているからです。
話は変わって、今日は、本から得た大切な気づきお話します。
私は、中学を卒業するまでに、たぶん、自分が読みたくて読んだ本は、3冊くらいしかない
と思います。
その理由は、「本なんかで、人生のことがわかってたまるかい!」と思っていたからです。
いつも悩める日々の少年時代は、自分で経験して、自分が感じたことしか信じていなかったからなのでしょう 。
でもそんな少年にも、大人になってから、あるとき、とても大きな転機がありました。
サラリーマン時代の最後は、本社の東京へ転勤してまして、朝6時に起きて、帰ってくるのが、夜中の12時すぎという、毎日の生活は、自分を見失いそうになり始めていた時でした。
まったく自分の自由になる時間がない生活を送るのが、初めてなうえに、唯一、自分の時間の、お昼休みさえ、顔も見たくない大嫌いな上司と一緒にお昼を食べるというのが、暗黙のルールになっていました。
これでは、「将来の自分のために何もできない」と、もがきあがいたあるとき、お昼休みに、偶然、通りかかった本屋さんで、足が止まりました。
少しだけ、ボーとその本屋さんの売り場を眺めていると、ビジネス書のコーナーに引き込まれていきました。
そこに詰まれてあるたくさんの本の中から、ある1冊の本が、ポンと目に飛び込んできたんです。
手にとって、目次をみたり、パラパラと中をめくってみましたが、すぐには理解できそうもない本なので、久しぶりに本を買ってみることにしました。
それからのお昼休みは、10分でご飯を食べて、缶コーヒーを1本買って、仲間に用事があると言い訳をしながら、本を片手に近くの公園のベンチに向かう日々が続いていました。
その本は、結局、その後の私の人生を大きく変えてしまうキッカケになった本なのです。
今では、その作者も、題名も忘れてしまいましたが、自分が感動したあと、同じような岐路にたっている人に出逢ったときに、その本を差し上げてしまったので、記憶に残っているのは、”たった、ひと
つの言葉”だけです。
その本に書かれていた人物は、昭和初期の日本に実在した「中村天風」という方で、その方の半生のことや、語録が書かれていました。
私の心に残った大切な言葉をここで、ご紹介いたします。
それは、とても簡単な一言だったのです。
人生に起きることは「車窓の風景」
※目の前の出来事に囚われずに、前に進む事です。