社会的に最も恥ずかしい家族
社会的に最も恥ずかしい家族
上の写真を見て、どこが社会的に問題なのか、気づく人はいますか?
私のブログを読んで下さっている人たちにこういう人はいないと思いますが、先日、あるレストランで「社会的に最も恥ずかしい行動をしている家族」に遭遇したのでご紹介します。
社会的に最も問題になるのは、「座る位置」なのです。
「座る位置」は大昔から社会的に最も重要なこととして、親が子供に教えたり、会社へ入れば上司が部下に教えたものです。
これまでにも私が教えた奥様たちの中で、会社で対人関係の仕事をしていない人は、会社の重要なお客様との席の座り方や、席のすすめ方を知らないばっかりに、上司に怒られたり、子供たちが重要な契約が取れない問題なることまで考えていません。
部下を持っている会社の社長さん同士も、当然、相手の立場と話をする内容によって「座る位置」を変えるほど、座る位置は人間関係にとって重要なのです。
写真の4名で座っている位置で最も高い位の人が座る場所に娘が座っていますし、次に重要な人が座る場所に、お母さんが座っています。
通路側の窓際が第3位の場所ですが、そこには息子が座り、もっと最下位の人が座る場所に家長であるお父さんが座っています。
この状態に疑問を持つ人たちは、「正しい人との付き合い方を知っているかどうか」を席順で判断します
普段の家の中で奥さんが威張っているのは席順ですぐにわかりますが、問題は、第一位の場所に娘を座らせていることです。
もし、この娘が結婚しようとしている彼氏がいる場合、この風景を彼氏のご家族が見たら、「家庭のしつけができない家の娘」として結婚に反対されることは当然です。
結婚とは親族と親族の付き合いだからこそ、恥ずかしい親族とは関わりたくないのが、きちんとした家のルールなのです。
こういう話を30代の女性に話した時に、「時代錯誤、価値観が古い」と言いましたが、自分が結婚したい相手のご両親に反対されている理由もわからない女性だったので、当然だと思います。
親は子供にするべき教育は、社会に適応できるマナーが最低限ですが、それさえ教えられない親たちが多すぎて困ります。
世界の最高ランクの人たちやセレブたちも常識ですが、日本でも昔から大事な会議や会食の場面では、この席順が命取りになる程、厳しいルールがあります。
結婚式で座る場所だけは、子供たちが決めてはいけません。
親の価値観以上に、諸先輩たちの価値観に合わせて生きることの重要性をぜひ、この機会に覚えて、子供たちに教えてあげて下さい。
子供たちが20歳を超えた未婚の娘と息子だとすると、どういう順番になるのか?
お姉さんが20歳以上で、息子が未成年の場合の位置は?
娘が嫁に行って、実家に戻ってきた時に、座る位置は?
ここにお父さん側のおじいちゃんやおばあちゃんがいる場合と、嫁側のご両親がいる場合の座る場所は違います。
これは社会の常識ですので、今の価値観は関係ありません。
先輩を敬い、家長を敬う教育で日本はここまで成長してきたのですから、お母さんたちは、どうぞ、恥ずかしくない家庭教育をしてあげて下さい。