【解脱の真理】続編4 死後の世界
知らないおじいちゃんの死後、時間が立つにつれてどうなるのか楽しみに待っていると、自然に1週間後ごとにお知らせがありました。
私は意識を対象物(人、物、霊、魂)に向けるだけで、その人(魂・心)が思ったことをすぐに読み取れる体質なので、テレパシー通信がいつでもできるからです。
1週間が経ったので聞いてみると、「少しづつ高い位置に登っているので景色が綺麗だぞ」と教えてくれました。
山の上に登っていくし、低い飛行機が目の前を飛んでいくそうです。
2週間後は、大きなジャンボジェットのような飛行機が飛んでいる高さになったようで、びっくりしたと言ってました。
3週間後は、見えていた下界の風景がどんどん小さくなり、家や人の姿も見えなくなってきたと言っていました。
4週間後は、日本全体を見える位置に上ったようで、「美しいぞ、日本は!」と言ってました。
5週間、6週間目は、日本だけじゃなくて、アジアや太平洋を上から見下ろしているが、どうやらまもなく見えなくなるような気がすると言っていました。
その理由は、もうすぐ四十九日を迎えるからです。
本当に四十九日に下界との通信が切れるのかを確かめたくして、その日のおじいちゃんが亡くなった時刻を遡ってアクセスしてみました。
すると、「今、真っ白な雲の中にいるのだが、どんどんスピードが上がっていく」と、少し怖そうに話してくれました。
そのあとは、通信がうまくできないのか、おじいちゃんからは通信ができない世界に上がっていきました。
ここが成層圏です。
四十九日を超えると、霊体から下界に通信することは禁じられているからです。
それでも私はじいちゃんの魂にアクセスして、どこまで登っていくのか見ていました。
すると、上の方に、ずらっと並んだ魂が、干し柿を干すように魂が順番に並んでいます。
ん?もしかして、これが魂の場所?
でも序列があるようで、上へ行くと隣のスペースはゆったり広いけど、下のほうへ行けば行くほど、狭い部屋に押し込められたようにゴチャゴチャしていて魂同士が喧嘩してます。
これじゃあ、下界と同じじゃないかと驚きましたが、やはり、上の世界も下界も同じだとわかりました。
ここまでわかったので、今度はこの仕組みを作った存在がいるはずなので、誰かいないかを聞いてみました。
一番上の列に並んでいる魂たちは、ゆったり、互いのことを考えているようで、何でも教えてくれました。
俺たちはなぜ、ここに来たのかを話し合っていたんだが、どうやら仏教で教えていることとは少し違っているようだぞ。
いいか、現実世界は、人を出し抜いてもお金を稼いで成功すれば自由に生きれると教わったので俺も会社で頑張ったのさ。
でもよ、途中で体を壊して会社をクビになってからは離婚されるし、子供たちは離れていくし、最低だと思っていたんだが、その分、人の痛みがわかる人間になったので、恩返しとして、年寄りを助けたり、他人の子供たちに物事を教えたりしていたんだ。
俺の人生の最後は、部屋で一人っきりで死んだのでしばらく発見されなかったけど、後で見つけた人たちや子供たちが泣いているのを見てたんだ。
でも、ここに上がってきた時に言われたんだが、あなたのような人は少ないのですよと言われたのさ。
ここのレベルに上がる人は社会的に大きな尽力を尽くして、そのおかげで多くの人から感謝された人たちばかりですが、あなたはとても少ない人の数ですが、一人一人が本当にあなたのことを感謝しているので、総合的にあなたの魂ランクは一気に上がったのです、と説明されたのさ。
つまり、この上のランクに来るためには、多くの人たちから感謝される生き方をするしかないとわかったんだ。
俺がもし、健康で仕事をバリバリやっていたら、きっと、ここにはこれないと思うな。
「徳を積みなさい」とお寺の坊主に何度も言われたけど、その「徳の積み方」がわからんから必死に頑張ったのに、結果として挫折した後の生き方の方が大事だったんだ。
お寺や坊主にたくさんお金を渡しても、一切、徳を積むことにはならないことがここに来てわかったのさ。
いろんな宗教に入っている奴にも聞いたけど、結局、宗教のボスにお金が集まるだけで、多くの人に感謝されることを宗教はやらないだろう?
だからほら、下の方をみろよ!
いろんな有名な宗教のボスたちや幹部たちが、下でいまだに争っているのさ。
お前は何をしに来たんだ?ここに?
僕はまだ生きているので、正しい「死後の世界」をちゃんと世の中に伝えるために現状を見に来ました。
そうか、じゃあ、たくさんの人に現実で言っていることや思っていることは間違いだと教えてやってくれ!
俺も自分の子供たちにもし、伝える方法があれば教えてあげたいが、アイツらは、お盆も正月も墓には来ないし、仏壇もないので、心を合わせる場所を持っていないのさ。
俺たちが下界にアクセスしていい時間は、盆・正月とお彼岸だけなんだ。
だから、下に戻ったら、よろしくな!
亡くなったおじいちゃんの魂は、真ん中より上のほどほどの場所に収まったので、安心しました。
下界に戻ってくるときに、私もおじいちゃんが見た風景を一緒に見ましたので、今の感覚は死んでるのか、生きてるのかわからなくなったので、瞑想しながら自分の体をつねって痛さを感じることを確認しました。
そうかあ、現実の人たちが思っていることや、実際に、死後の世界やいろんな話を聞いたけど、多くの話は間違えていて、人間が人間をコントロールするために上手に作ったものだと理解できました。
例えば、誰かや周りの人に好かれるように生きたとして、自分を殺して生きても、絶対に、周りの人たちからは喜ばれません。
なぜかというと、自分のしたいことを我慢して人に奉仕した人ほど、家族を苦しめたり、愚痴を吐き出したり、暴力を振るったりしてバランスを取っているので、結果的に、その人の家庭は冷たい仮面夫婦になり、子供たちもそれを見て、同じような家庭を作るのだとわかりました。
じゃあ、誰が現実で思っていることが間違いだと教えるのかといえば、誰もいないのです。
死後の世界を語れる人もいないし、生まれる前の仕組みを全て知っている人がいないのに、なぜ、この世に生まれると、親の価値観に縛られるか、反発するかしかできない子供に育つのか、不思議でたまりません。
みんなそれぞれ「魂の役目」があることを知っている私としては、悔しいのです。
でも、「地球を救う」と宣言してしまったので、私には言い訳ができません。
他人ならいくらでも説明できますが、自分が決めたことを途中でやめられるほど、私の魂も守護存在も甘くはありません。
解脱しようと思って三年修行をしたのではなく、ただ、素直に自分が思った問いを天に聞き始めた結果、全ては自分の思いの「囚われ」だと気づくために、強制的に解脱させられたと言っていいでしょう。
だから、私は誰にも「解脱コース」はお勧めしません。
苦しすぎるし、家庭はボロボロ、経済的にもボロボロなので、それまでの自分が大事にしてきた価値観は全て崩壊するからこそ、やめなさいと言います。
本気の覚悟がない人が中途半端に「解脱コース」を教えようものなら、多分、全ての価値観が崩壊して、脳みそが破壊されてしまいます。
私たち人間を見守っている存在たちは、先祖も含めて、この現実世界で思ったこと全てが記録される体験をしたので私はわかっています。
そのことを本当にわかった人は、「自分に嘘をつかない」ことの意味がわかると思います。
この世は大人たちの嘘つきゲームの最中なので、一人で「正直ゲーム」を始めると、苦労することはわかっていました。
20年間、神や霊たちや人間が望むことをとことんやってきた私だからこそ、私は自分の存在価値がなくなった時に、自動的に死を迎えることも知っています。
ある日突然、この男を生かしておいてはいけないと判断されたら、強制リセットもあるかもしれませんが、まあ、ここまで20年も生かしてくれたのですから、やはり、子供たちの未来を喜びにすることをやり尽くしたいのです。
たった一人の男の意識の体験話が、あなたの人生に取って良いことなのか、悪いことなのかはわかりませんが、私は解脱後に決めたことは「自分に嘘をつかない」と決めたことだけです。
子供の頃から大嫌いだった大人に自分がなってしまったのだからこそ、グダグダ愚痴を言わずにかっこよく生きて、かっこよく死ねれば最高に幸せです。
今日、このブログを読んだあなたはもう、「死後の世界」の意味を知ってしまったのですから、残された時間を有効に使って、多くの人たちに感謝される行動をするか、それとも数は少ないけど、本気で本当に感謝される人間になって下さることを祈ります。ありがとうございます。
ご案内)地球創生 神仏心大学