「魂の封印」を完全に解き放つ!!

自分の「分」をわきまえなさい!

◯母の教え

子供の頃に、家にお客様が来た時、母が私を怒った時の話です。

母がお客様を居間に通して、父親がいつも自分が座る場所を空けて、「こちらにどうぞ」と通したあと、中学生になった兄が呼ばれて挨拶をし、「次男のお前も挨拶しなさい」と言われたので、兄の横に正座して挨拶をしました。

挨拶が終わるとすぐに母が手招きしたので台所へ戻ると、

「次男は、長男と一緒の座に座ってはダメ!一段、下がって挨拶しなさい!」と怒られました。

お客様は初めて見た人ですが、父親が自分の席を譲るくらいだから偉い人だとわかりましたが、あとで聞くと、市議会議員の偉い人でした。

次の選挙で向かいの家のオジサンが立候補するので、一軒一軒、挨拶して回っているそうです。

テレビの国会中継を見ている母は、「最近は、バカな議員ばかりで、まともは話はできないのかい!」といつも怒っているのに、この人への対応があまりに違うのでその理由を教えてもらいました。

いいかい、あの人はね、実家は農家だけど、親の教えも素晴らしいし、良い学校を出てから芦別市に戻ってきて、市議会議員に立候補して一発で受かったのさ。

なぜだと思う?

あの人のお父さんは、普通の農家の親父なんだけど、本当に心が優しい人で、周りの農家たちにイネや畑の野菜の育て方の指導をタダでしてくれる人だったのさ。

だから、ここいら辺の農家で、あの人のお父さんにお世話になっていない人はいなんだ。

そんな素晴らしい父親の子供は、普通は、バカが多いんだけど、あの息子さんはお父さんが誉めるほど、人間的に素晴らしくて、高校生の時からいつも私にも会釈するし、声もかけてくれるんだよ。

そんな高校生は、いないよ!

いつかすごい人になると思ったけど、どうやら今回、市議会議員を辞めて北海道道議会議員になってから、北海道知事に立候補するそうなんだ。

やっぱり違うねえ、家の教えの素晴らしい家は・・・。

うちなんて、まだまださ。

だから、父さんより年下なのにあんなに素晴らしい人が来たら、何も言わずに父さんが自分の席を外して、新しい座布団を持ってきて、席を譲ったでしょ。

それを見て、私も出すお茶を変えたのさ。

父さんは、何も説明してくれない人なので、父さんの所作を見て私が対応できないと、「恥ずかしい家」だと思うわれるからきちんと対応したのに、お前が兄ちゃんの横に座った段階で、アチャあ!と思ったのさ。

敷居を一段下がった板の間で、正座して挨拶した私を見てなかったのかい?

自分の「分」をわきまえなさい!

※「分」とは身分のこと

もう、頼むから私たちに恥を欠かせないでね。

あんたは次男なんだから、長男と同席なんて、公の場に行ったら許されないんだよ。

男はどこにいても、「一人の男」として自覚して所作をしないといけないのさ。

そうじゃないとどこへ行っても出世なんて、一生、できないよ!

覚えておきなさい、バカもん!

小学校4年生で、自分と身分が違う人たちへの対応を教えてくれた母に心から感謝です!

 

 

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