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「天童」と呼ばれた幼稚園時代

昨日の話の続きです。

大工の棟梁が、誰かに私のことを話したみたいで、田舎の噂になり、一気に、幼稚園の同級生に私の噂が広まりました。

数日後、いつものように幼稚園に行くと、「お前、天童か?神様か?仏様か?」と数名の同級生に聞かれました。

「僕は人間です。だから、お前と何も変わらないよ。」

と言うと、俺の親父も母さんも、あの家の次男坊だけには注意しなさい、と言っていたぞ。

何も言わなくても、相手のことがわかってしまうので、お前たちの悪さも、私たちの嘘もすぐに見破るらしいので、できれば離れて付き合わない方がいいよと言われたんだ。

これを聞いた私はショックで、自分が「普通」に思ったことを言っただけなのにと悲しくなりましたが、男は人前で泣いてはならん!という父の教えがあるので、泣かずに、家に逃げ帰り、大声を出しても聞こえない納屋の籾殻(もみがら)の中にダイビングして、一人で大声で泣いてしまいました。

泣き疲れて眠ってしまい、夕食時間になっても家に戻らない私を母が呼びにきて、こう言いました。

怒られると思って覚悟していた私に母は、

「辛かったね、お前も相当、辛かったでしょ。

私も周りの同級生にいじめられたことがあるので、お前の気持ちはよくわかるよ。

でもね、ご飯だけはちゃんと食べなさい。

男の子はね、女と違って、人前で泣けないから、腹一杯、ご飯を食べて、早く寝て、布団の中で泣きなさい。

私も泣くと、じいちゃんに怒られるので、いつも、布団の中でコッソリ泣いていたよ。

そうしていると、ばあちゃんがそっとやってきて、おにぎりを二つ、布団の中に入れてくれるのさ、嬉しかったよ。

お前は男だから、大きくならないといけないので、泣いてもいいし、苦しんで文句を言ってもいいから、ご飯だけはちゃんと食べなさい。

うちは、米農家だから、ご飯だけはいくらでも食べていいからね。

おかずは、私が作るの下手だから、一品で許してね。

と、母が言いました。

 

優しい言葉をかけてくれた母の心の中に、おじいちゃんの片足が無いのを同級生に毎日、いじめられていたのに自分の父親に言えない母の小学生時代の映像が見えました。

母さんさ、いじめられた時に、誰かそっと、優しくしてくれた男の人がいたよね?

背が高くて、カッコいいけど、無口な人・・・・。

お前、わかるの?誰にも言ったことないのに・・・。

うん、今、母さんが泣いてる映像が見えて、学校の帰りにそっと、花を摘んで母さんに渡している姿が見えたの。

・・・・・・・

お前、怖いね。お前は、なんでも見えるのかい?

いつもじゃないけど、相手の人が嘘を言うと、すぐに本当のことがわかるの。

テレビで話している人も、国会中継で話している議員さんも、向かいの家の町会議員のおじさんの嘘も、みんな知ってるよ。

お前ね、向かいの町会議員のおじさんのことは口にしてはいけないよ。

なんで?

私たち夫婦は、ずっと貧乏だったので、あの家の奥さんにもご主人にもたくさんお世話になっているので、本当のことが見えても口にしてはいけないよ!

え!母さんは、僕に嘘を言えっていうの?

嘘じゃなくて、「ほうべん」さ。

「嘘もほうべん」って言葉があるんだけど、知ってるかい?

昔ね、嘘つきの男の子がいたのさ。

いつも嘘をつくもんだから、誰にも信用されなくなったのさ。

そうしたら、やっぱりその子も周りから仲間外れにされて、誰にも口を聞いてもらえなくなったのさ。

そしたら、その男の子は自分で考えて、「昨日はごめん、あの時、言った言葉は、嘘じゃなくて、「ほうべん」なんだ。だから、許してくれ!」って一人一人に言って回ったのさ。

そしたら、みんなはどうしたの?

あいつは、嘘をいつもついていたくせに、今度は「ほうべん」だとさ。

まあ、どっちにしてもあいつは信用できないけど、みんなで許してやるかと決まったのさ。

それからその男の子は、「嘘もほうべん、嘘もほうべん」と毎回、言うようになり、どれが嘘なのか、ほうべんなのか、本当なのか分からなくなり、みんなが許したって話があるのさ。

だからね、お前も、もし、嘘だとか、間違いだとか言われたら、「ほうべん」って知ってるかい?って聞いてごらん。

きっと、お前の同級生はわからないと思うから、親に聞くと思うんだ。

でも、親もお前の言うことが本当かどうかわからないので、「ほうべん」ということにしておくはずさ。

そうしておけば、お前を直接、責める人はいなくなると思うよ。

こういうことが、「生き残りの術(すべ)」って言うんだよ、覚えておきなさいね。

本当のことを言うと、嫌われる。

嘘は言いたくない。

だから、本当のことを言ったあとに、「ほうべんさ」と言っておく、これでいい?

まあ、いいんじゃない?

もしダメだったら、次の手を母さんと一緒に考えよう!

さあ、ご飯、食べなさい!

母が初めて、私に「生き残りの術(すべ)」を教えてくれた時でした。

食卓についた途端、父から「どんなに辛くても、勝手に一人で死ぬことは許さんぞ!」と釘を刺されたので、自分勝手には死ねません。

兄がもし、交通事故で死んだ時の、バックアップ人間が「次男」だとわかってはいるけど、兄の一生を霊視しても、そうそう簡単には死なない人だとわかったので、そっと死ねる時があるかもしれないと、自分に言い聞かせて寝ました。

どんな人に会っても、一瞬で、過去も未来もわかってしまう人間の苦しみなど、誰もわからないと思うからこそ、何度も、上の存在たちに「この力を消してくれ!」と頼みましたが、

「お前は、やることがあるからダメだ!」

と言われて、私の願いは聞いてはくれませんでした。

私はこの時から他人にも家族にも、本当のことを言うのをやめました。

そして、いつも死ぬことばかりを考えて生きていました。

神社の神様や仏様にも、勝手に人のこのをわかる力を封印して下さいと何度、お願いしても、誰も聞いてもらえません。

だから、社会へ出た23歳から42歳までは、どんなに人の思いががわかっても、真実を一切、口にせず、周りの人たちのてきとうな嘘に合わせて生きてみましたが、やっぱり、無理なんです。

もともとが、嘘をつけない人間(魂)なので・・・。

だからお願いです、あまり私に質問しないで下さい。

何でもお答えできますが、その真実は、あなたにとって辛く苦しいことになるかもしれないので・・・。

道を歩いている人の心の中が一瞬でわかったり、目の前にいる人の過去の経験も未来もわかる辛さは、誰もわからないと思います。

過去の自分を許せて、未来に希望を出す本気の覚悟がある人は、どうぞ、私に会いに来て下さい。

私は生まれる前の神様との約束をずっと覚えていますし、その約束を果たすために、ここまで努力してきました。

でも、最近、お前がまだ人間を信じるかどうかで、地球に人類が残れるかどうか決まる!と言われましたが、もし、あなたが自分に言われたらどうしますか?

私は一人では、何もできない「普通の人間」です。

欲望もあなたと同じように人一倍、持っていますので、聖人ではありません。

でも、もし、あなたが本気でこの地球に人類が存続し続けてほしいと思うのなら、私と一緒に行動して未来の不安を希望に変えましょう。

地球を救うために・・・、

地球の人類を導く日本人を目覚めさせるために・・・、

そして、あなたが本当の自分を思い出すために・・・。

私たち人間に残された時間は、あまり多くありません。

「普通」という言葉が大嫌いだった天無神人からのお願いです。

どうか、よろしくお願いいたします。

 

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